映画感想文「犯人に告ぐ」
冬に小説で読んで非常にエキサイトした作品。
Paraviで見かけたので視聴することに。
とある誘拐事件から話がはじまるのだが、警察官が一致団結し事件解決にむけて犯人を追いかける、ようなことはまったくなく、登場する人間たちの「欲」が次々に醜く滲み出てきて、かつ足を引っ張り合う様が生々しい物語。
とはいえ、上下巻のサスペンス小説を2時間にまとめているので、映画としてはキリキリ迫ってくるような焦燥感はないように感じる。
ので、おすすめとしてはまず映画で観て全体像を把握してから、小説を読むのもありかなと。
しかし主人公をトヨエツに配役したのはグッド・チョイス。