地方での「イベント」との接し方~ドラゴンクエストコンサートに行ってきた
2月27日日曜日、金沢のお隣「白山市松任文化会館ピーノ」というところで、「ドラゴンクエストコンサート」があったので行ってきた。
2020年1月にも金沢で「ドラクエ11」のコンサートがあり、行ったところだったのだが、
今回は僕のもっとも好きな「ロト・シリーズ」の演目だったので、迷わず予約。
コロナ禍にも関わらず、
地方巡業しイベントを開催してくれるのは非常にありがたい。
「ドラゴンクエストコンサート」感想
いい体験ができた。
非日常を味わえるイベントごとって大事。
地方在住者にとってのイベントとは?
地方はそもそものイベントが少ないうえに、
たまにの開催で一定の集客、売上が満たされなければ、
次回以降の開催は事実上無期限で見送られる仕組みになっている。
まあビジネスなので当たり前のこと。
主催者も「今回ダメだったけど、次回は儲けが出るかも」なんて甘い見通しは立てない。
地方公演よりも都心で複数回やったほうが利益が出るのであれば、わざわざ地方に行く意味はない。
ので、地方在住者は、自分が気になる「イベント」と名のつくものには、積極的に足を運ばねばならない。
次回が行われる保証がまったくないので。
イベントは「チケット代金x枚数(母数)」で、収益のほとんどが決まってしまう。
だから地方の人間は、知り合いを誘ってでも会場に足を運び、収益に貢献しないといけない。
「母数」という切り口だと地方は圧倒的に不利なのだ。
特に今回は適度に空席を設けたことで、それだけ石川公演の収入が減ったということでもある。
話は変わるが、プロ野球でも、
中日ドラゴンズが金沢で試合をしなくなったので、採算が取れなくなったんだろうな。
「北陸シリーズ」とかうたっているけど、富山と福井でしか試合をしない。
と思ってざっと調べてみると、
石川県立野球場の収容人数は約17,000人に対し、富山は約30,000人、福井は約22,000。
ナゴヤドームの平均動員数は約32,000人(コロナ前)。
ビジネスとして考えたとき、これじゃあわざわざ金沢には来ないねw
「金沢の人は富山か福井に行ってくれ。そんで金沢で試合するくらいならナゴヤでやったほうがいいや」となる。
これは会場が原因による母数の限界値なので、我々オーディエンスは何もできない範疇ではあるけど。
選手の年俸が上がるにつれて、この辺シビアになっていくのも仕方ない。
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