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【Designshipレポ】#1畑違いを強みにする - AI・ロボット新規事業のUI/UXデザイン


2020.10.24~10.25に開催されたDesignship2020
とても楽しいお祭であると同時に、頑張らなきゃと発起させる場でもありました。


とても勉強になる内容だったので、覚えている限りレポを上げていければと思っています。まずは株式会社ミクシィVantageスタジオ Romi事業部、竹本さんのセッションから。

※注:有料のセッションであるため、こちらのnoteはかなーりざっくりまとめています。
セッションは11/1よりアーカイブ配信されるようなので、ぜひぜひそちらでライブ感を実感してください。

スピーカー:株式会社ミクシィVantageスタジオ Romi事業部竹本 芽衣さん
畑違いを強みにする - AI・ロボット新規事業のUI/UXデザイン

デザイナーとして専門性の強みは人それぞれです。わたしは自分の強みが分からず迷う一方で、分野や領域に縛られたくない、飛び越えたいという思いを抱えていました。しかし一見関係のない技術の開拓への挑戦は、ただの遊びとして片付けられがちです。理解されず、燻りを感じている人は実は多いのではないでしょうか。もともとロボットやUI/UXデザインの畑出身ではない私がなぜ、会話型ロボットの新規事業に挑戦できたのか。そこにはチームメンバーの理解がありました。チーム内でどのように課題を共有し、開発を進めたか。先行販売の完売に至るまで、どんな取り組みを行なってきたか。クリエイティブの事例を振り返りながらお話しします。(Designship公式サイトより)

Q.AI・ロボット事業のデザインと聞いて何を想像しますか?

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竹本さんから投げられた問い。新規事業だから何でもやるんだろうなーと思いつつも、予想以上のスコープの広さにビビります。

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こちらは竹本さんが携わったクリエイティブの例。竹本さんは実は大学では実写映画を専攻しており、ガラケー時代のデコメを作ったり、デザイナーとして活動していらっしゃったそう。その中で「作っているだけの自分に限界を感じ」、作品を通じ行動を促す、UXに通じることに興味が移っていったといいます。

直面した課題と対処法

Romi事業部に参加して一番最初にトライしたことは、「コミュニケーションは何か」という議論だったそう。あとはひたすらプロトタイピングとユーザーテスト。

そんな中で以下のような課題があったといいます。

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①理想的な動きを再現する難しさ
②VUIの奥深さ
③AIロボット研究の奥深さ
④人間のコミュニケーションの複雑さ

ロボットという制約がある中で挑んだ「コミュニケーション」の実現。実際に試行錯誤されていたプロトタイピングの動画も実際のセッションでは見ることができ、とてもおもしろかったです。SF映画でもそうだと思うのですが、ロボットのことを描けば描くほど人間の本質、今回のRomiのお話ではコミュニケーションの本質に迫っていくなあ…と思いました。

畑違いを強みにする

ロボット事業とは違う畑にいたからこそできたこととして、以下があったと竹本さんはいいます。

まず、ミクシィとして。
コミュニケーションにこだわってきた起業だからこそ、AIに学習させる会話データの質にこだわることができた。加えてAWS Iotを導入しユーザーがどこで躓いているかRomiの状態をより正確に把握する仕組み作りができたといいます。PDCAサイクルが柔軟であったことも触れられており、Web業界のトップランナーであるミクシィならではだと思いました。

次に、Webデザイナーとして。
皆が専門外で新規参入であり、手探りで何でも協力する環境であることがまずあったといいます。またRomiを一人一台持ちデザイナーだけでも実験ができる環境が充実しており(Dev環境とPrd環境が充実)、スクラムで開発を進めていたため互いの職種を超えて自由に意見を言い合える状態にあったといいます。各自のスキルを存分に発揮できる環境が整っていたのだなと思いました。

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必要なこと

では、そういった「畑違い」を強みにするために必要なことは何なのでしょうか?

以下のことが挙げられていました。

①足りないなら学べばいい
②興味があるなら遠慮しない
③こじつけ力をつける
技術が足りないから、自分が今いる領域とはかけはなれているから、無理だと思うのではなく興味があるなら挑戦し、どんなことにも経験を生かせるのだと自分自身で証明することが大事だといいます。


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まとめと感想

灰色ハイジさんのセッションでも感じたことですが、ハードスキルはあとからいくらでも身につけることができる。最も大事なことは姿勢であったりソフトスキルなのだと感じます。今は辛くとも自分の力を自分自身で証明していくという言葉は、とても勇気づけられるものがありました。

Romiの試行錯誤の過程が見える、とてもわくわくするセッションでした。

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