🏇2024 阪神JF 最終見解🏇

遅くなり申し訳ありません。

～全頭評価、展開予想、予想印～

※この記事は全頭評価と展開予想は無料、最後の予想印のみ有料でお読みいただけます。

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～全頭評価～

①ビップデイジー：
前2走ともに上がり最速、いずれも加速ラップで差し切り。右回り、左回り、スローペース、ハイペース、また距離は違えど京都の馬場と外回りを経験出来ている点は強み。頭が低く、脚の回転が速い走りで加速力が武器。

②テリオスララ：
前々で長く脚が使えるのが武器で、立ち写真を見てもピカピカの毛艶で状態の良さは疑いようがない。しかし、今回は不安材料が多い点に注意したい。
まず、1800ｍのスローペース、しかも少頭数の競馬しか経験しておらず、馬群に揉まれる経験がない。過去3走の前半3Ｆタイムは全て37秒台でマイル戦となるとドスローな展開。加えて鞍上もM.デムーロ騎手でスタートには不安が付き纏う。出遅れて馬群に揉まれると脆さを露呈するシーンも念頭に置きたい。

③ダンツエラン：
好位で立ち回れる器用さが武器。ものすごいトビが大きいわけでもなく、脚の回転も速いわけでもないのに、あれだけのスピードが出るのは相当脚力があると思われる。道悪を苦にしないのも納得出来る。
切れ味勝負では若干分が悪く、タフな展開が理想か。

④ジャルディニエ：
過去3走のレースレベルには疑問符は残るが、展開不問で鋭い末脚を繰り出せる点は強み。前走のアスター賞は9月の中山開幕週でかなり速い時計が出る馬場で、内前有利な中、スローペースを中団外目から差し切ったのは見事。一方、走破時計としてはやや物足りなさを感じる。
G1ともなると、ややスピード不足な印象も受ける。

⑤ジューンエオス：
正直、評価が難しい一頭だが、初の芝でG1ともなると常識的に考えれば厳しいとう見方が妥当。しかし、意外とやれるかもしれないとも思っている。
まず走法。やや硬いが、いかにもダート馬らしい掻き込むようなパワフルな走法とはまるで違い、前脚が伸びてキレイなフットワークをしている。それから、ダートだがそれなりに速いペースを経験出来ている点。
今回ズバ抜けた存在がいないこともあり、紛れがあっても不思議ない。超大穴に一考。

⑥モズナナスター：
洋芝、道悪、良馬場と好走出来ており、安定感が魅力。回転が速く、キレイなフットワークだが、やはり1200～1400がベストで距離延長はプラスとは言えない。前走は荒れた内を通ったとはいえ、スローで前有利な中、最後は詰め寄られている。

⑦ミストレス：
ハードなローテーションでも崩れないタフさが魅力。手先は伸びず、掻き込む走法で、脚の回転も遅いため、距離はもっとあってもよいのかもしれない。いずれにしても前々でしぶとく立ち回るのが持ち味。ハナにこだわらないという見方もあるようだが、溜めてキレるイメージは湧かない。

⑧カワキタマナレア：
小柄だが力強く、トビも大きいとは言えないがそこそこ手足は伸びている。過去3走とも上がり最速で決め手は魅力。
前走は不良馬場に加え、スローな展開をほぼ最後方から外を回して0.1秒差の5着と1番強い競馬をしていた。
距離延長はプラスとは言い難いも堅実な末脚は外回りならでは。前崩れの展開でロスなく立ち回れれば上位争いも。

⑨ショウナンザナドゥ：
まず、9分の2の抽選を突破した運が不気味。
前走は、スローで内前有利な馬場、ペース展開で中団からやや外目を通って上がり2位、0.2秒差の3着と強い競馬を見せた。ただ、4コーナーを回った時点で勝ち馬とは2馬身ほどの差。本馬が本当に強ければ差し切れてもおかしくない差に感じる。
安定感という意味では軸向きの1頭。

⑩ブラウンラチェット：
スローペースしか経験していない点がどうかも、右回り、左回り、1800、1600をクリアしている競馬センスは抜群。前走も、好位の内からロスなく立ち回り抜け出すだけの楽な競馬に映るが、直線半ばトップスピードにのる手前、前の馬が壁になり、一瞬減速するがそこからの加速力が秀逸。
能力最上位の1頭。

⑪クリノメイ：
なかなかゆったりした大トビの馬で好印象。オルフェーヴル産駒らしくパワフルな脚捌きに映る。時計面の裏付けがあれば文句なしだが、高速決着に対応出来るかが鍵。タフな展開は望むところか。

⑫アルマヴェローチェ：
過去2戦トップクラスの牡馬と好勝負を演じた点は大いに評価に値。
硬めの走法だが、パワフルで今の荒れてきた馬場はいかにも合いそう。
マイルの速い流れに対応出来れば、この馬の持ち味であるスタミナやタフさが活きてきそう。中団につけて父親顔負けのイン付きが決まれば…

⑬コートアリシアン：
四肢をしっかり伸ばし、地を這うような重心の低い走り。末脚の鋭さも魅力。ただ、カリカリした面があり、気性的な幼さを露呈しないかが鍵。
距離も1400ｍがベストな印象で、昨年のコラソンビートと重なる。
状態面、調教時計は申し分く、初の右回りをクリア出来れば。

⑭ランフォーヴァウ：
前走のメンバーレベルには疑問符が残るが、なかなか強い勝ち方に見えた。
手先が軽く、速い脚捌きで加速力はなかなかのものがある。
距離は1600ギリギリな印象で、内をロスなく立ち回りたかったが、外枠の今回、外々を回されてスタミナをロスするようだと厳しいか。

⑮リリーフィールド：
硬く掻き込むようなピッチ走法で距離は1200～1400がベスト。
やはりこの馬も、スタミナや距離ロスをしたくないので外枠なのはマイナス。
ただ、ダート、芝問わず、過去3戦とも上りは最速。脚力は確かで、どこかで内に入れて脚を溜められれば紛れも。

⑯スリールミニョン：
パワフルが故に硬めの走法。距離も長く、1400ｍベスト。
ここでは厳しい。

⑰メイデイレディ：
外国馬で評価が難しいが、アメリカでの活躍を見ても完成度の高さは疑いようがない。
調教の動きからは、柔らかく掻き込むような走法で、日本の馬場もこなせて不思議はない。
大きく馬体を減らしたり、テンションなど、当日のパッドク、返し馬で最終判断してもらいたい。

⑱ミーントゥビー：
姿勢が良く、大トビでキレイなフットワークが目に付く。速い時計と距離への対応が鍵だが、克服出来れば浮上の余地も。
ただ、フットワークがキレイすぎるので、今の荒れ馬場はマイナス。大外枠を活かして馬場の良いところを回りたい。

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～展開予想～

はじめに訂正とお詫びです。
昨日の記事で外が伸びると書きましたが、意外と内も粘れ、真ん中やや内あたりがよく伸びる印象です。

モズナナスターとミストレスのハナ争い。
テリオスララも前に行きたいが、おそらく中団から。
次いでダンツエラン、ジューンエオス、ショウナンザナドゥ、ブラウンラチェット、外からリリーフィールドが先団形成。
その他中団以降。

隊列がすんなり決まればややスロー、ハナ、先団の出入りが激しければ平均～ややハイペース。極端なペースにはならなさそうで、好位か中団くらいがベストなポジションとなりそう。

～予想印～

あまり自信はないですが、多少なりともお役に立てれば幸いです。