無料🆓東京優駿（日本ダービー）

【日本ダービー2024】皐月賞から紐解くあの穴馬の逆襲！！

全ての競馬関係者が夢見る称号。それが日本ダービー。
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馬場傾向

今年の東京開催は全て良馬場で行われており馬場状態は非常に良く、更に今週からCコースとなる為今年は特に内前有利の馬場になると予想。

全頭診断

A評価 アーバンシック

スワーヴリチャード初年度産駒。百日草特別ではアドマイヤベルやホーエリート等オークスに出走したハイレベルなメンバー相手にラスト5ハロン加速ラップ（12.2 - 11.9 - 11.7 - 11.5 - 11.3）で逃げるマーゴットソラーレを捉えたアーバンシックはこのラップ以上の速度で加速しているという事。つまり相当な持続力のある末脚は今回のダービーに最も必要な武器。皐月賞ではメイショウタバルのハイペース（1000m通過57.5秒）で一見後方有利な展開に感じるがこの時の中山の馬場は最終週にしては速い馬場で結果中団より前にいた馬が1.3着と後方からでは届かない展開でアーバンシックは少し位置が後ろすぎた印象。一週前追い切りでは馬なりで併せ馬に追いつき抜いた所から一杯に仕掛け、ラストは11.1秒と過去一の動きを見せていた。あとは位置取りだけ前走より前に行ければチャンスは充分ある。

C評価 エコロヴァルツ

コスモス賞では札幌の洋芝で1.48.8秒と歴代の2歳走破タイム4位と非常に速いタイムになっており、このタイムで走れる馬は出世する可能性は高い。朝日F Sではスタート後の接触等で最後方まで下がる不利があり、直線でもかなり外まで出してからラスト200mだけで最後方から1着馬を除く全ての馬をごぼう抜きと抜群のキレを見せた。共同通信杯では折り合いが全くつかず競馬にならなかった。皐月賞では折り合いに専念し、後方から競馬するも不利な内枠と後ろすぎる位置取りが敗因。飛びが大きくパワーもあり東京も雨が降れば間違いなく合う。距離は2400mになる為折り合いは更に重要にはなる。内枠と重馬場が理想。

A評価　コスモキュランダ

弥生賞ではスローペースを読みデムーロ騎手の好判断で先団に取り付きそのまま押し切る強い内容。皐月賞では外枠発走だったが道中はインでロスのない立ち回りをし、唯一後方から差して馬券内に来た馬。後方からでも来れた理由はコーナリングの加速力が素晴らしく、コーナーで加速して直線に入った所で既にエンジン全開ととにかく器用で操縦性が抜群。トリッキーなコースがベストだが、東京競馬場でも問題はない。あとはデムーロ騎手の腕次第。

B評価　ゴンバデカーブース

サウジアラビアRCではその当時1番注目されていたボンドガールとシュトラウス相手に1番落ち着いて競馬が出来た事が勝ちに繋がり新馬戦では逃げて勝ち、サウジアラビアRCでは追い込みで勝ってと自在な脚質を披露した。その後重度の挫跖により長い休養に入り、蹄に相当気を使いながら調整してNHKマイルで4着というのはむしろ驚いた。これがモレイラマジックなのか、馬の能力なのかは判断が難しい所ではあるが、今回の追い切り次第で評価を大きく上げる可能性も。

C評価　サンライズアース

ホープフルSは挫跖で回避してしまったが、その後すみれSでは1000m通過後に位置を押し上げ先頭に立つと更に後続を引き離し、後の京都新聞杯馬ジューンテイクが迫って来たが完勝と抜群のスタミナを披露した。皐月賞では折り合いがつかず、更に4コーナーで大きく外にヨレてしまい最後の直線は全く追ってない。力負けというよりかは自滅という形での敗戦で追い切りの内容次第では評価を上げたい一頭。大飛びで馬体も530キロと非常に大きな馬で東京コースも向いていそう。追い切り次第で△候補。

D評価　サンライズジパング

ホープフルステークスでは先行し、4コーナーで外に膨れる不利があったが、直線でレガレイラと同じ脚で猛追した所でシンエンペラーに挟まれブレーキをかけて3着。あのまま加速していたら2着は間違いなくあった。その後弥生賞を目標にしていたが、右トモの違和感で回避し、若駒Sで完勝。皐月賞では道中の進みが悪かったと鞍上が言っていたように高速馬場のハイペースではついていけない為今回の東京の馬場はマイナスに働きそう。ただし、雨が降る等追走スピードが落ちる条件になるようなら少しだけ評価してもいいかなという評価。

B評価 シュガークン

前走の青葉賞ではスタート良く先頭に立ってしまいそうな勢いだったが控えて4番手を追走。なんとか折り合いもついて直線に入り、囲まれていたが少し強引に外に出し、仕掛けてからじわじわと伸びてハナに立ち、ショウナンラプンタの追撃を許さず勝ち切った。デビューが今年の2月とかなり遅く、不利な立場で青葉賞の権利を取る急成長ぶり。一つ一つのレースで追走力や折り合い等まだ子供っぽい所を見せながらも段々と克服し、ダービーまで登り詰めたのは凄いが使い詰めで伸び代は望めないか。

A評価 シックスペンス

ひいらぎ賞はプラス12キロと緩い仕上げで挑んだが、レースセンスの良さとポテンシャルで勝利。前走のスプリングSではスローペースを3番手で追走し、しっかりと折り合いラスト3ハロン（12.0 - 10.9 - 10.8）と素晴らしい切れ味を見せ完勝。操縦性の高さとレースセンスの高さが売りで内枠引いたら怖い馬。乗り替わりでルメールが選ばなかったという事はレガレイラの方が能力は高いという事は実績からも間違いはなく、レガレイラより評価は出来ないが相手には必ず入れておきたい一頭。

B評価　ショウナンラプンタ

前走の青葉賞では右側だけチークピーシーズを使用し、左にヨレる癖を矯正。15番とほぼ大外枠という最悪な条件でスタートしてからやはり行きたがる面を見せ、折り合いに相当苦労しながら追走し、直線に出してから真っ直ぐと加速してシュガークンに迫るものの差しきれず2着。折り合いに苦労していた所はかなりのマイナス要素。大飛びで外枠が理想なタイプではあるが折り合いがつきにくくなる為外枠も難しい。

重ならS評価　シンエンペラー

ホープフルSではハイペースを先行し、早め先頭と強気の競馬で勝負に出たが、最後ソラを使ってしまい惜しくも2着。弥生賞では逆にスローペースでコスモキュランダが早め仕掛け、シンエンペラーは直線に入ってから追ったが届かず2着。前走の反省を活かして仕掛けを遅らせたがそれが敗因となってしまった。皐月賞ではジャスティンミラノをピッタリマークし、4コーナーで仕掛けるジャスティンミラノに対してシンエンペラーは楽々位置を上げる様子が印象的。その後直線に入ると抜群の手応えでジャスティンミラノを抜こうとした瞬間にミラノに寄られて一瞬ブレーキをかけ、更に競り合おうとした所でまた寄られてしまい、走る気を無くしてしまった。個人的な印象としては勝ちまであった手応えだっただけに勿体ない一戦だった。コース適性は中山向きではある為今回の東京2400mという舞台は絶好とは思わないが、内枠を引けるようなら期待したい。また、一週前追い切りを見る限り前走よりはるかに上昇しており、内枠を引けて雨が降ってくれれば自信の本命候補として現状はSとさせていただく。

S評価 ジャスティンミラノ

前走の皐月賞ではスタートも決めてハイペースを5番手で追走し、4コーナーで早めにムチを入れて加速の指示を出したものの馬なりのシンエンペラーに外から詰め寄られ、手応え劣勢だったが直線に入ってようやくエンジンがかかりスピードに乗ってから突き抜けコスモキュランダの追い上げを凌いで勝利となんとか勝ち切ったレース。個人的印象として4コーナーである程度加速しなければならない中山コースでムチをビシバシ入れてなんとか対応して勝ったという印象が強く、ベストである東京競馬場に戻る今回はパフォーマンスを上げてくる可能性が高い。叩き仕上げで挑んだ皐月賞に比べ今回は抜群の仕上がりで出てくるし、どう考えても今回のダービーを狙ってきた印象は強く、良馬場なら本命候補。

D評価 ジューンテイク

前走の京都新聞杯では内前有利なトラックバイアスで1枠1番と最も恵まれた枠で先行し、スローペースで流れて残り4ハロンの下り坂からペースが上がり、更に内前に有利な流れとなる。そして直線で前にいたウエストナウを捉えて勝利と全てが恵まれた印象。近走前で競馬出来るようになってきたのは評価したいが流石にこのメンバー相手では厳しい。

B評価 ダノンエアズロック

弥生賞ではパドックから力んでおり、レースでも折り合いつかず直線ではいい所なしと気性面の課題が見られた。プリンシパルSでは右後肢のケアをしながらの調整と相当軽い仕上げで勝っており、順調さに欠ける。DDSP（軟口蓋の背方変位）等の持病もあり、仕上げも難しくなんとか間に合ったダービーだが状態面が心配。アイビーSでレガレイラに勝っており、東京コースでの切れ味はこのメンバーに入っても全く劣らないだけにパドックや追い切りを見て判断したい馬。現状ではなんとも言えない。

A評価 ダノンデサイル

前走の皐月賞ではまさかの馬場入場後に疾病〔右前肢跛行〕を発症し、除外と残念な結果に。京成杯では不器用なこの馬にとって理想的な外枠と条件は良かった。ミドルペースを馬のペースで走らせ、4コーナーを周った所で一瞬外にヨレたが立て直してから加速し、アーバンシックよりも抜群な手応えで1着と操縦性は悪いが上手く乗れれば強い事を証明した。3走前の京都2歳Sではスタートで出遅れ直線では前が開かず外に出すロスがありながら最後の脚は誰よりも速くスムーズならシンエンペラーといい勝負だったか。過去のレースを見ても外枠の方が競馬はしやすいタイプ。決め手も抜群で東京コースは合いそうなタイプ。人気がなさそうで抑えて損はないだろう。

C評価 ビザンチンドリーム

常にスタートが下手な馬。きさらぎ賞ではスタートで出遅れ直線だけの競馬で差し切る荒削りな競馬。皐月賞では致命的な大出遅れでスタートでレースが終わってしまった形なのにその後も4コーナーで不利を受けてバランスを崩してと能力を全く出し切れていない。今回中間でゲート練習を取り入れており（前回はしてない）感触としてはとしてはきさらぎ賞くらい出ればと言った程度。舞台適性は間違いないので皐月賞よりは見せ場はあるだろう。枠次第。

C評価　ミスタージーディー

ホープフルSで矢作先生が騎乗ミスだったと公言し、その後過剰に人気を集める形になった馬だが、共同通信杯ではイレ込みが酷くレースにも影響してしまい、更にスタート後に不利もあり全く力が出せなかった。若葉ステークスでは絶好のスタートを決めハナに立ちそうな勢いもあったが控えて直線に入ると前を捉えて完勝。皐月賞ではブリンカーを着用し、内先行とトラックバイアス的には不利な位置での競馬になり、更にハイペースと不利な流れではあったが内容としては完敗。やはり輸送が絡むと成績を落とす印象もあり、状態面はしっかりと見ておきたいが現状では能力が足りないか。

重ならA評価　メイショウタバル

毎日杯のタイムが過去10年で2位。しかも重馬場でのタイム。後の皐月賞馬アルアインや有馬記念馬ブラストワンピースを上回るタイムを出世レースで勝っており、毎日杯でのパフォーマンスは相当な能力を秘めた証。ただし、皐月賞では57.5秒というハイペースで逃げて自滅。今回は折り合いに専念するとは思うが東京コースの高速馬場では毎日杯のような競馬には期待できない。馬場が重くなった時に評価を上げたい馬。

S評価 レガレイラ

ホープフルステークスは近10年で見ても2番目に速いハイペースでレガレイラにとっては非常に恵まれた展開。とは言え牡馬相手に1キロのハンデで完勝の内容に加えレコード決着と初の牝馬でのホープフルステークス制覇という偉業を成し遂げたのは凄い事。皐月賞では後方からの競馬になり1000m通過57.5秒と一見恵まれた展開に見えがちだが高速馬場で前が止まりにくい馬場になっており、ハイペースでも前が粘れてしまう馬場だった。レガレイラは直線に入り、大外を回って加速しようとした所でアーバンシックに寄られ（✖️2回も）加速しようとしたが加速しきれない展開が続いてしまった。今回ルメール騎手に戻るので間違いなく巻き返し必須。

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最終見解

印

◎15.ジャスティンミラノ
◯8.アーバンシック
△2.5.6.9.12.13.17

買い目

ワイド
8-15  
20000円

3連複2頭軸流し

8-15-2.4.5.6.9.12.13.17

各1000円