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UMA会(怪)談 ■本日のアジェンダ:調理道具が欲しい
★ツバネコちゃん :ねえ、包丁ある?
◆チュパじいさん&アルマスくん :!!!???
◆チュパじいさん :どうしたんじゃ?
★ツバネコちゃん :あ、あと皮をはぐやつも。
●アルマスくん :ど、ど、ど、どーしたの。ツバネコちゃん。な、な、なんで・・・?!
★ツバネコちゃん :(ニヤッ)それで二人は持ってるの?
◆アルマスくん :な、な、ないよ。
★ツバネコちゃん :えー!!!どうしよう。ないと困る!
◆チュパじいさん :・・・この際、深く聞くのはやめとこうか。世の中、知らないほうがいいこともいっぱいあるもんじゃ。オホン。では、かっぱ橋に特派員を派遣したらどうじゃ?
●アルマスくん :あ、浅草近くの道具街だよね!僕も食品サンプルのエビフライを買いに行ったよ。
★ツバネコちゃん :ツッコミどころが、たくさんあるわね。
◆チュパじいさん :そうじゃの。道具街として有名じゃが、かっぱが作った場所とも、言われておるのじゃよ。
★ツバネコちゃん :そうなの!? ってことは、かっぱもいるってこと?
◆チュパじいさん :当然じゃ!あそこにはかっぱの浅草支部もあるから、挨拶がてら行ってみるといい。
★ツバネコちゃん :いいわね!私の欲しい物もGETできるし、一石二鳥じゃない!!
●アルマスくん :(・・・怖いよー)
チュパじいの言うように知らないほうがいいことは、たくさんありますよね。ええ。ということで、今回は通称かっぱ寺「曹源寺」と、かっぱ橋を訪ねてみました。
企画名:かっぱを訪ねてかっぱ橋!かっぱ寺「曹源寺」に行ってきました。
※今回は、現地特派員のNさんがレポートしてくれます。
秋の気配を感じる今日この頃。
木の葉も色づき始め、朝晩は肌寒さも感じるようになりました。行楽の秋ですね。読書の秋ですね。そして、食欲の秋ですね!!!
・・・あああ。体重増加が止まらない。
さて、気を取り直して。
今回は、かっぱたちの浅草支部(?)こと、かっぱ寺「曹源寺」と、ツバネコちゃんの物騒な頼みごとを叶えるべく、かっぱ橋道具街へ行ってきました。まずは会議中で話題に上がった、かっぱ橋の由来を。河童が居たから”かっぱ橋”?実は、名前の由来には2つの説があります。
1つめは、金竜小学校跡地辺りにその昔、伊予新谷の城主の下屋敷があり、小身の侍や足軽が内職で作った雨合羽を、天気の良い日に近くの橋にズラリと干していたという、「雨合羽」説。
もう1つは、お待ちかね「河童」説。
曹源寺、通称”かっぱ寺”に墓所がある合羽屋喜八のお話です。今から約180年前の文化年間、合羽川太郎(本名:合羽屋喜八)は、この辺りの水はけが悪く、少しの雨ですぐ洪水になってしまうのを見かね、私財を投げ出して掘割工事を始めました。なかなか捗らない工事の様子を見ていた隅田川の河童達は、川太郎の善行に感動して夜な夜な工事を手伝ったそうです。そして、なぜか河童を見た人は運が開け、商売も繁盛したといいます。
https://www.kappabashi.or.jp/history/
引用元:かっぱ橋道具街HP
人間とかっぱたちの、なんとも心温まるお話です。曹源寺、通称”かっぱ寺”は、浅草から徒歩10~15分のところに位置しています。かっぱ橋道具街からも近いので、ふらっと立ち寄っては如何でしょう?
道からの曹源寺正面 ※少し分かりづらい
曹源寺正面
入口には、かっぱ寺の伝承が書いてありました。
「かっぱ寺」の伝承
そして、入口横では「かっぱのぎーちゃん」がお出迎え。
・・・想像のかっぱとは一味違って、なかなか趣きがありますよ。(何かに似ている?)
出入口横にいる「かっぱのぎーちゃん」
かっぱ大明神のお堂は、入口から本堂に歩いていった右側にあります。事前に連絡し、住職さんの都合が合えば、中も見せていただけるとのことです。今回は事前に連絡せずに行ってしまったため、拝見できなかったのですが、かっぱの手のミイラや著名人(手塚治虫さんも!!)が、書いたかっぱの絵もあるそうなので、次は連絡してから行ってみたいと思います。
かっぱのお堂
その他にも可愛らしいかっぱたちが、そこかしこに。お寺の中は静かな時間が流れているので、ほっと一息できますね。
夫婦かっぱ
座禅かっぱ?
木陰に佇むかっぱ
「かっぱのぎーちゃん」は、きゅうりやズッキーニに似ているなと思いながら(失礼)、今度はツバネコちゃん要望の品を買うために、かっぱ橋道具街へ行きます。
かっぱ橋道具街へ到着 ん?カブトムシ?でかっ!
以前は海外の方が沢山訪れていて、包丁屋などでは熱心に商品を見ている方がいたのですが、現在はコロナ禍の影響で、そういった景色はあまり見られませんでした。
余談ですが、以前にあるお店で、ご高齢の店長さんがレジの壁に英語のカンペを貼り、暇になると鉛筆でなぞりながらブツブツ言っている姿を見たことがあります。「あー覚えられないなー。」と言いながらも、商売のために学んでいる姿に、大変刺激を受けました。
近いうちに、また沢山の人が訪れる、更に活気のあるかっぱ橋になるといいですね!なんてことを考えながら、かっぱ橋道具屋をプラプラ歩きます。
かっぱ橋道具街には、かっぱの暖簾が連なっている
道を挟んだ逆側にも専門店がずらり
品揃え豊富な商品から、ツバネコちゃんの気に入りそうな包丁と皮むき器を購入し、そろそろかっぱ橋を後にするかと考えていると、
ん?
なにか金ピカな物体が目に入ったような・・・
金ピカな・・・??
かっぱ河太郎像
調べてみると、かっぱ橋道具街90周年記念シンボル像として平成15年10月に建立されたものでした。平成にめでたく、かっぱと合羽川太郎が再会(?)されたようですね。
いやー、めでたい!東大にある、忠犬ハチ公と教授の再会像以来の感動です。金ピカなので、ご利益も中々ありそうですよ。行った際には拝んでくださいませ。
ガッチリしたマッチョ体系ですね
かっぱ視点で訪れたかっぱ橋は、また別の様相でとても楽しかったです。かっぱ橋。これは間違いなく、かっぱが作った街ですねぇ~。
後日談
★ツバネコちゃん :できたー!二人とも食べて!!
◆チュパじいさん :なんじゃ、この間の物騒なお願いは、料理のためじゃったのか!
●アルマスくん :ツバネコちゃんの手料理?ありがとう!!
★ツバネコちゃん :うふふ。さあ、どうぞ。
◆チュパじいさん :(・・・これは、何じゃ?)
●アルマスくん :(・・・これは、何??)
★ツバネコちゃん :さあ、遠慮せずに食べてよ!
◆チュパじいさん :ああ、じゃあ、一つもらうとするかな・・・
●アルマスくん :(チュパじい、サンキュー!!)
◆チュパじいさん :ん?!なんじゃ、見た目はグロテスクじゃが、なかなかいけるじゃないか!
●アルマスくん :あっ!
ボカッ!!(猫パンチ炸裂)
●アルマスくん:(・・・怖いよー)
お後が宜しいようで。
■訪問先
宗教法人 曹源寺
〒111-0036 東京都台東区 松が谷3-7-2
03-3841-2035
https://www.sogenji.jp/
東京合羽橋商店街振興組合(かっぱ橋道具街)
〒111-0036 東京都台東区松が谷 3-18-2
TEL:03-3844-1225
FAX:03-3841-5916
https://www.kappabashi.or.jp/
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