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UMA会(怪)談 ■本日のアジェンダ:UMA新発見の噂

本日は、チュパじいさんからの緊急招集で、オフ返上で集まることに。
アルマスくんが大慌てで会議室に飛び込んできた。


★ツバネコちゃん:アルくん遅い!

●アルマスくん:えー、これでも急いでん来たんだけど。ところでなに、ビックニュースって?もしかして、僕たちもいよいよガチャガチャに?
(第3回UMA会(怪)談参照)

★ツバネコちゃん:ばかねぇ… そんなわけないじゃない。チュパじい、説明してあげて。

◆チュパじいさん:まぁ、ガチャガチャの件はこのUMA会(怪)談の盛り上がり次第じゃろうな。それはさておき、出たんじゃよ。

●アルマスくん:なにが?

◆チュパじいさん:新たなわしらの仲間(UMA)が。確かなことはわからんのじゃが、北海道で未確認生物が発見されたという情報があってのう。

●アルマスくん:おぉー!

◆チュパじいさん:どうやらそれは、飛ぶとか飛ばないとか。

★ツバネコちゃん:それってさぁ、フライングヒューマノイドとかではなくて?ケサランパサランなんて、この前動画まで出しちゃってー
(UMA Promotion Video 第2弾参照)

●アルマスくん:ネコちゃん、軽く嫉妬してる(笑)

◆チュパじいさん:そこで、なんとかそのUMAの正体を突き止められないかと思ってのぉ。

●アルマスくん:未確認生物が、未確認生物の正体を突き止めるって(笑)

★ツバネコちゃん:まぁいいじゃない!さっそく、特派員にいってもらおう!可愛いとヤキモチ焼いちゃうから(小声)


と、いうことで、ツバネコちゃんのヤキモチはおいといて、新たな未確認生物の情報を確かめに、特派員がゆく!


企画名:北海道で新たに発見された、未確認生物を探しに行こう!

※今回は、現地特派員のYさんがレポートしてくれます。


シルバーウィークの9月中旬、この日の北海道、札幌は見事な秋晴れ。
まずは札幌観光の名所であり、市民の憩いの場でもある大通公園から、聞き込みスタート!

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札幌市・大通公園

子どもを散歩させる夫婦や、動画を撮影している高校生グループへ聞き込みを行うものの、なかなか有力な情報は得られない…

そんな中、一組のカップルから、ここからもっと東の方へ行くと、高い位置に得体のしれないものが見える、との情報が。

その情報をもとに、大通公園から東に向かう。一部には空を飛ぶという噂もあることから、先程の情報もあながち間違いではないかもしれない。高いところ高いところ…

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ん!?

突如現れた、遠くのビルに挟まる謎の物体!
あれは?

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近くまで行ってみると…

残念ながら、それは北海道の某TV局のキャラクター 〇Nちゃんだった。なぜ、あんなところに…

そう簡単に見つかるわけないか。がっかりしていることろに、子犬を散歩させている女性が声をかけてきた。

「どうしたんですか?」子犬が、私の足元でじゃれている。

私は、チュパじいさん達からの依頼ということは伏せて、オカルト好きの青年を装い、この辺りで目撃情報があるという未確認生物について聞いていみた。

「それってもしかして、クラゲのことですか?」

「ク、クラゲ?」

「はい、空飛ぶ。」

「空飛ぶクラゲ?!」

やはりいた!情報は間違いではなかった!

「それは、どこに行けば見れますか?」

「このまま真っすぐ東に、そして創生川沿いを南に下って、少し行ったところを、また東に。今日あたり放流してるんじゃないかしら?」

「ありがとうございます!」

私は、お礼もそこそこに、さらに東に向かって走りだしていた。
放流?どういうことなんだ。。。走りながらもその一言が頭の中をよぎるが、謎は謎のままだ。

見えた、創生川だ!

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創生川

クラゲだけに、水辺に近いところにいるのだろうか?
この雰囲気は、住処(すみか)にしていても、おかしくない。

たしか、さきほどの証言では、ここから南に向かうと言っていたので、その通りに川沿いを南下する。

と、私の目の前に突如謎の物体が…

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空飛ぶクラゲの卵らしきもの

果たしてそれは、空飛ぶクラゲの卵なのだろうか?すぐ横を走る車と比較しても、かなり大きいものだとわかる。もしかすると、暗に私たち現代人に空飛ぶクラゲの存在を知らせるために、作られたものかもしれない。

さらに南へ下る。

そして、数十メートル進んだ頃であろうか。

私はさらに、信じられない光景を目にする。

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空飛ぶクラゲからのメッセージか…

なんとそこには、おたまじゃくしのような何かが、飛んでいるような謎の建造物が。ここで、さきほど情報を提供してくれた女性の言葉を思い出す。南下した後、途中から東へと。

この謎の建造物は、確かに方向的に東に向かって飛んでいるように見える…
そうか、これは空飛ぶクラゲからのメッセージかもしれない。

胸が高鳴る。

私はこの、謎の建造物からのメッセージ通りに、東に見える二条市場を通り抜けることにした。

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二条市場

途中、いくつもの試練を越えなければならなかった。なぜなら、二条市場は札幌市民の台所と呼ばれ、近隣の漁港で水揚げされる新鮮な海鮮が人気のエリアなのだ。魚介の匂い、豪華な丼ぶり、活気ある声が、私の視覚・嗅覚・聴覚を刺激してくる。

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海鮮丼、食べたい…

私は、なんとか誘惑に打ち勝ちながら、空飛ぶクラゲに近づける情報を得ようと必死だった。

「すみません、空飛ぶクラゲ、知っていますか?」
「あの、すみま、、、」

私は、確実に目的へと近づいているという高まりから、うっかり市場の人と間違えて銅像に話しかけてしまった…

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銅像は二条市場のマスコット的存在

そんな私を怪訝そうに見ている市場のおじさんに、今度はしっかりと聞いてみた。

「すいません、空飛ぶクラゲって、知っていますか?」

「空飛ぶクラゲ?」

おじさんは眉をひそめる。

「それはもしかして、未確認生物くらげっきーのことかい?」

きた!市場のおじさんは知っていた。
しかも、くらげっきーという名前までついている。

「そうです!きっとそれです!どこに行けば見れますか?」

「このまま真っすぐ東に行って、1本目を右に。そして、コンビニが見えたら、そこをまた東にだよ」

「ありがとうございます!」

「おーい、蟹はいらないのかい?」

「また今度ー!」

私は、おじさんの声を背に、もうすぐ会えるくらっげきーに胸を躍らせていた。

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教えていただきありがとうございました!

コンビニを曲がりしばらく行くと、くらげっきー放流中の文字が。

あれか!?

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くらげっきー放流中ののぼりを発見!

私は意を決して中に入る。

「失礼します!」

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開放的で暖かみのあるカウンター

「いらっしゃいませ。」 

可愛らしい店主が笑顔で迎えてくれる。

「未確認生物くらっげきーが放流されているというのは、こちらでしょうか?」

「はい、そうですよ。」

なんとそこは、札幌を中心に移動カフェを運営している、『ソラクラゲ』さんの期間限定店舗だった。

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ゆったりめのソファに個性的な内装

店名でもあるソラクラゲ。
オーナーさんは、イラストのセンスもよい。

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店名でもありプロジェクト名でもある
『ソラクラゲ』 可愛い!

私はここで、オーナーさんにこのカフェと、空飛ぶクラゲについて、話を聞いてみることにした。何よりこのカフェのことを知りたい。

「あのー、、、」

「何か召し上がります?」

「では、お薦めのメニューを」

「わかりました(笑顔)」

カフェのことを知るには、まず注文してから。

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自家焙煎珈琲と、むにむにプリン

自家焙煎珈琲とむにむにプリン。
くらげっきーが、ちょこんと寄り添っている。プリンの甘味に自家焙煎珈琲の苦みがほどよく調和し、くらっげきーのサクサク感がむにむにしたプリンにアクセントをつける。味と触感が4方向のシーソーのように、口の中で戯れる楽しいメニューだ。

オーナーさん曰く、甘味に白砂糖は使っておらず、他にも道産小麦100%、牛乳、卵、バターと全てこだわりぬいて、生産者さんへ会いに行って決めているのだとか。
(他にも、ここには書ききれないほどのこだわりが!)

オーナーさんに未確認生物“くらげっきー”について聞いてみる


図3

お菓子界の未確認生物 ”くらげっきー”
よく見ると一つ一つ表情が違う!


くらげっきーとは?

「趣味のお菓子作りとクラゲ好きから、様々な経験をもとに『美味しい・可愛い、その先に愛とユーモアを届けたい。』そんな想いで作っています。
みんなに届いてほしくて日々、”くらげっきー“を放流しています。

元々は沢山の方々に元気を届けたくて、空きスペースや公共施設などの場所を転々とする移動販売や、地方でのワークショップやイベントの開催などに力を入れていましたが、今はコロナ禍なので休止中です。
実はこの店舗も友人とシェアしていて、それぞれで間借りカフェとしてOPENしています。」

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こんなところにも “くらげっきー”

オーナーさんの色んな話を感心しながら聞いていると、時間もあっという間に過ぎていった。それでも、空間が心地良く、海を(空を?)漂うクラゲのようにゆったりとした時間を過ごせる。
ここで、珈琲のおかわりとして、宇宙ブレンドを注文。心なしか、カップとソーサーも宇宙をイメージしている気が。
※ちなみに、2杯目は100円引きで、宇宙並みにお得!

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宇宙ブレンド

珈琲を味わっていると、キッチンからトーストとチーズの美味しそうな香りが漂ってきた。今日はお腹と気持ちが満たされていたので、ぐっと堪えて、次回食べに来ることにした。

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黒ゴマバナナシェイクとチーズトースト

~オーナーさんから一言~

「ソラクラゲとは、クラゲがソラをとぶ、をコンセプトにした実存的概念です。できないことはない、不可能はないって伝えたい。クラゲだって、ソラをとぶのだ!信じたものだけが、ソラをとべるのだ!」


私は今回の報告で、チュパじいさん達に、未確認生物の情報は札幌にある素敵なカフェの情報でした。
と、正直に伝えようと思う。オーナーさんからの一言を付け加えて。
ただし、空飛ぶクラゲは、本当にどこかにいるかもしれないとも…

ちなみに、途中の創生川沿いのオブジェは全く関係ありませんでした(笑)


■訪問先紹介

バイタリティに溢れた、とても行動的なオーナーさんが営む『カフェ ソラクラゲ』
可愛らしいネーミングと本格スイーツのバランスが絶妙で、店内の居心地の良さも間違いなし。
未確認生物くらげっきーを使って、みんなに愛とユーモアを届けたい。

そんな、素敵なオーナーさんに会うには、Instagramで営業日を確認してね!


公式サイト
https://sorakurage.shopinfo.jp/

Instagram
https://www.instagram.com/sorakurage_chicha/

Twitter
https://twitter.com/sorakurage_chi





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