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忙しい人のための「お金の流れで読む日本の歴史」①〜古代日本・お金ができるまで〜
どうも、うまちゃん先生です。
教育者としてこれから子供たちには、ビジネスとテクノロジーについての学習は必須だと思っています。
2022年には全国の高校で実際に「資産形成」という授業が追加されます。
国を上げて、日本国民のマネーリテラシーをあげようとしているんですね。
それもそのはず。これから人口減少に伴う国力の低下により、政府の財力だけでは「国民に健康的で文化的な最低限の生活」を保証することができなくなるかもしれないのです。
いわゆる「年金だけではあなたの老後は2000万円足りないよ問題」も話題になりましたね。
結局のところ、政府がお手上げ状態となり、「あなたたち、これから自分で稼いでね。」と行っているんですね。
その救済措置が積立NISAなどの投資だったりします。
政府も「このままではマズい」と思っているんですね。
ただ、来年から高校に導入しようが、教える立場の教師が金融の知識がないではないか。
というか、日本の大人たちの大半がお金についての教育を受けておらず、自分の子供に教えることもできないのではっ!?
はい、この記事を書いている僕自身がお金のこと何もわかっていません。
よって、読書を通じて、お金のことを学んでいる最中なのです。
最初は本当に簡単なところから読みました。それでもとても面白く勉強になったので、記事で少し紹介させていただきます。
今回私が読んだ本はこれです。
これ面白いんですが、めちゃくちゃ長い!そりゃそうだ。長き日本の歴史の、お金の流れを追おうというのだから。
よって今回は、複数回に分けて、この本をあます事なく解剖していきたいと思います!
では、お金の歴史の旅に!いってらっしゃい!!
第1話「古代〜お金ができるまで」
お金ってそもそもどうしてできた?
お金というものが登場する前の時代は、物々交換をしていました。
「おう、俺っちが取ってきた魚と、お前んとこの肉を交換しようぜ!」
「おお!ええよ〜」
てな感じで。しかし、それが段々と不便なことにも気づくのです。
物々交換で不便なことは大きく分けて3つありました。
一体それは何でしょう。答えは下にスクロールしてください。ご自分で考えたい方は、少し考えてみてくださいね!
不便な事その1「何とでも交換できるわけではない。」
「おう、また俺っちが取ってきた魚と、お前んとこの肉を交換しようぜ!」
「いや、ウチは今肉いらんのよ。野菜だったら欲しいなぁ〜」
「俺っちはあんたんとこの魚が欲しいのにっ!(キィ〜!)」
それに比べ、何とでも交換できるお金の素晴らしさ…!すごいっ!
不便な事その2「保存ができない」
「今年はたんまり魚が取れたで。これを取っておいて、他のモンと交換に使うか。」
数ヶ月後
「おっ!これはいい布だがや。これ交換してくんろ。」
「ええよ。あんたんとこの魚3匹と交換じゃ。」
「おお、分かった。ほれよ!」(ドサッ)
「腐っとるがやぁぁぁぁ〜!!布返せぇぇぇ!!」
保管ができない。せっかく働いたのに、報酬を貯蓄できないなんて…。
それに比べてお金は便利!置いといてもくさらなーい!
不便な事その3「価値の尺度が曖昧」
「ふむ。こりゃみた事もない食品だべ。試しにもらってみっか。これ交換できるか?」
「こりゃ、ポテチちゅ〜もんでの。これ欲しかったら、チョコレート2個持ってこや」
「チョコレート…って何だ?魚じゃあかんのか?」
「魚じゃったら5匹じゃのう。」
「高いのぅ…そんなもんなのかのぅ。」
価値の尺度基準が定まっていないので、物によってバラバラ。それが本当に価値あるものかどうかが、わかりづらかったのです。
お金だったら「100円」と「10000円」どちらが価値あるものか一目瞭然!
よって、お金というものは①交換機能、②価値保存機能、③価値尺度機能、という3つの機能を持って生まれてきたのです。こりゃ便利!
ちなみにアジアでの初めての貨幣は中国の「貝殻」だったそうな。
だから「財」「貯」「貨」とお金に関する漢字には「貝」が入ってるんですね!(貝殻がお金ならば、ずっと貝殻拾いしていたらすぐに大金持ちに!?)
さて、我が国日本は、西暦683年の飛鳥時代に「富本銭(ふほんせん)」という通貨が作られました。当時の中国の通貨「開元通宝(かいげんつうほう)」をモデルに作られたと言われています。
いよいよ日本にもお金が出回り始めました。そして、この飛鳥時代の日本から、お金と政治は大きく関わり始めるのです…!
次回!飛鳥時代以降のお金の歴史を紐解く!
乞うご期待!
うまちゃん先生でした!アディオス!