コンビニで起こった「習慣」にまつわる恐ろしい話。
どうも、うまちゃん先生です。
今日はうまちゃん先生の体験談を一つ。
昨年の話だったか、セブンイレブンに行った時の事。
仕事場に近かったので、ほぼ毎日利用していたセブンイレブンだった。
実は、そこのセブンイレブン、店員さんの気合が半端なかったのだ。
行けば日に日に変わる手書きのポップ。
おでんの時期には、筆で書いた「おでん」の文字が店中に貼りめぐらされていた。
カレーパン推しの時は、オリジナルのカレーパンの唄(おそらく店員さんが作詞作曲)を録音して、ラジカセから流しているほどの頑張りっぷり。
そんなセブンイレブンに行くのは、僕にとってちょっとした楽しみだった。
ある日、いつものように店に入ると新たなキャンペーン中だった。
今回の推し商品はそう、
コアラのマーチ!
店に入って一瞬で気づいた。
平均的な成人男性が一生に消費するコアラのマーチが、どれくらいかは知らない。
知らないが、絶対にそれよりは多いであろうコアラのマーチがピラミッドのように山積みにされ、レジ前に陣取っていたのだ。
それはさながら、北斗の拳の聖帝十字陵。
その時点で笑えた。
しかし、事件はそれだけに留まらない!
なんと聖帝十字陵のふもとに、こんな手書きポップがあったのだ!
「今コアラのマーチを買うと、近日新発売のコアラのマーチ・バター味が無料でもらえる引換券をプレゼント!」
なん・・・だと・・・?
つまりアレかい?
今このコアラのマーチを一個買うと、コアラのマーチバター味がタダでもらえるってのかい?
僕の中で「買わない理由」が砕け散った瞬間だった。
僕はウキウキで山のてっぺんのコアラのマーチに手を伸ばし、カニカマおにぎりと一緒にレジに置いた。
店員さんがピッピッとしている。
唾液が少しばかり出てくる。
これは、ただコアラのマーチが楽しみという意味の唾液ではない。
自分は勝負に勝った。正しい選択をしたのだという、いわゆる勝利の美酒に酔いしれるが故の唾液だったのだと思う。
支払いが終わり、店員さんが言った。
「これ、引換券になりますー」
「あ、どうも」
と引換券を受け取った瞬間!事件は起こった!
「あっ!」
店員がびっくりしている。
((…?))
店員が僕の方をじっと見ている。
((なんだというんだ…?))
そう疑問に思った瞬間!!僕も叫んだ!!
「あっ!」
なんと僕は引換券を捨てていたのだ。
???
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 引換券を受け取ったと思ったら いつのまにか捨てていた」
な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をしたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだ…
何を隠そう。犯人は「習慣」なのである。
僕は習慣的に、もらったレシートは必ず不要レシート入れに捨てていた。
その習慣で、引換券も受け取ったそばから捨てていたのである。
30秒前はあんなにウキウキしながら待っていたのにね!!!
「俺勝った」とか思ってたのにね!
「やった引換券や!」って思いながら、それ捨ててたってどういう事!?
習慣って怖い。
人は毎日、数えきれない「選択」を繰り返している。ただ、その選択のうち、45%は無意識だそうだ。
確かに、習慣が変われば人生も変わるなぁ。
そう思った出来事でした。
誰かが笑うと自分も笑える!
うまちゃん先生でした!
アディオス!