レッドリヴェール20の物語EP04 牧場見学〜ルージュレヴール 社台ファームにて〜
こんにちは、UMA&ME（ウマアンドミー）です。
愛馬ルージュレヴールに会いに、社台ファームに牧場見学へ行って来ました。
前編は5月GWごろ初めて牧場見学に訪れた様子、後編は夏に2度目の牧場見学で成長を感じた様子をまとめていますので、ぜひご愛読ください。
レッドリヴェール20
2020年2月20日生 鹿毛
父：モーリス
母父：ステイゴールド
厩舎：栗東 須貝厩舎
育成牧場：社台ファーム
総額：2,000万円
一口：50,000円
クラブ：東京サラブレットクラブ
満口抽選 当選
母 最優秀2歳牝馬（阪神JF）
前日にシルクホースクラブのベルローブ（デックドアウト20）とエルディアナ（エルディアマンテ20）に会い、興奮冷めやらぬまま初の社台ファームに訪問。
そこは、ノーザンファームとは違う、競馬のテーマパークのような空間でした。
母レッドリヴェールの才能を引き継いで
ーおはようございます。
おはようございます、レッドリヴェール、父モーリスです。馬体重488kgです。
ここは全頭牝馬の厩舎で、この仔はルージュレヴールという名前で、13〜14秒で調教進めています。
ータイムはどうですか？
いいですよ、4/30には少し速いタイムを出していて、13.9-13.0-13.0 3F39.9で走れています。
ー体力や性格はどうですか？
体力はありますよ！とてもパワフルです。
性格は、ちょっとわがままなところがあって初期馴致のときは苦労しましたね、普段は大人しいですけどね。
ーPOG本で読みました（笑）クラブの会員さん達もレヴールが販路を上がったとき大盛り上がりでしたよ！
牡馬の場合はわりと体育会系ノリで調教を促していけるのですが、牝馬の場合は繊細なので最初が肝心というか、走りたい気持ちが損ねてしまうと苦労しますから。大切に丁寧に向き合いましたよ。
母父ステイゴールドの影響とは
ー性格はやっぱり母リヴェールの特徴が出ていますか？
リヴェールというより父ステイゴールドの影響ですね。この血統はどうしても気の強い馬が多いです。
兄のアクトゥールは順調にいきましたが、そういう部分もあったかもしれません。
ここで厩舎長登場！
ーいつもありがとうございます。本にまで載せていただいて、本馬はどうですか？
包み隠さず話したらあんな感じになっちゃって、ライターさんちょっと！って感じです（笑）
動きはいいですよ、乗り込み量に関しては他馬より足りない部分があるので、ここから運動量を上げていって馬体も毛艶もさらに良くしていきたいですね。
ーすごい体調面も良さそうで、立ち姿もしっかりしていますね。
なかなか体重が増えてこない馬もいるなか、本馬はよく食べて身になってくれています。
うちの厩舎のブレンドがいいのか…もちろんドーピングはしてないのでアメリカでも大丈夫ですよ（笑）
ーそれでは、歩きお願いできますか？
いまモーリスが南半球でもジャックドールなど活躍馬出てますからね、母のレッドリヴェールは小柄な馬でしたけど本馬はサイズありますし楽しみですね！
ディソサード一族が低重心の馬体なので、この一族はその影響が色濃く出てきますね。
それに父ステイゴールドですから、そら小柄になるよねっていう。
本馬の場合は父モーリスなので、父に似た成長曲線になるんじゃないかな。
真っ向勝負ができて底力勝負が理想
ー歩きはどうですか？
踏み込みもしっかり力強くなって来ましたがまだ全体的に緩さもあるので、タイムは出せるのは分かっているのでゆっくり本馬のペースに合わせて成長を促したいですね。
ー距離はどうですか？兄のレッドアクトゥールは短いとこで走っていますが。
もう少し伸びて来ると思いますよ。馬体的にもそこまで短距離では無いし、血統的には芝1,600〜2,000mで走って欲しいと思いますね。
ベストはマイルかと思うけど、長めのとこも対応できると思います。
ーコース適正はどうですか？
母レッドリヴェールが札幌で勝っているので、パワーのいる洋芝とかもいいでしょうね。
器用は器用ですけど精神的に不器用なとこもあるので、やっぱり広くて走りやすいコースがパフォーマンスを発揮しやすいでしょうね。
新潟とか東京とか真っ向勝負できて底力勝負になるようなとこがベストな感じがします。
ー今から楽しみですね、移動時期はいつ頃になりますか？
ひと夏越して秋口ぐらいには移動の目処が立つと思います。
タイムは出ているので、あとは馬のペースに合わせて焦らずじっくりという感じです。
入厩チームを除いた北海道組でいえば、2番手集団ぐらいにいますね、あとは差すだけです！
ーありがとうございます。夏はまだ北海道にいるということで、また見学に訪れたいと思います。引き続きレヴールをよろしくお願いします。
前回から2ヶ月が経ち、富良野には美しいラベンダーが咲き誇るころ、成長した彼女に会いに社台ファームへ足を運びました。
気になる脚元の状態
ーこんにちは、お久しぶりです。
こんにちは、ルージュレヴール482kgです。
左前の球節に腫れがありましたが、いまは歩様にも状態にも問題無し、様子を見ながら進めます。
ー直近の近況報告で「馬体の水っぽさがぬけ」とありましたが、まだまだって感じですかね？
そうですね、まだまだこれからっていう感じですね。
ー毛艶的にもまだまだこれから良くなってこないとって感じですかね？
そうですね、移動する頃には艶々で迫力ある馬体になっていると思います。
直近の調教だと、15.7-14.7-14.6 3F45.0で走れていますね。
一番の成長は精神面
ー性格はどうですか？ちょっと穏やかになりましたかね？
性格は落ち着いてきましたよ、最初は敵対心というか反抗的なとこもありましたけど、だいぶ愛情注いで優しくしたので信頼してくれています。目も優しくなりましたね。
ーそれはよかった！馴致のころ大変でしたし一番の収穫ですね！
最初馬も走りたくないときに無理矢理走らされるとそういう風に見せる馬もいて、この仔は走りたくないタイプでした（笑）
将来像とセレクトセールの展望
ーでは、歩きお願いできますか？
いい具合ですね、脚元は問題なさそうです。
走りはすごいいいですよ、パワーもあって。
適性が芝かダートかどっちかまだわからなくて。走りからはダートかな？と感じますが、血統的には芝の1,600〜2,000で活躍して欲しいですよね。
ー前の掻き込みが強いとか？
そうですね、パワータイプでもう少しトモが強くなってくれば。まだしっかりと使えてないところがあるのでこれからですね。
ーモーリス産駒はどうですか？
いいですよ、セレクトセールも評判いいですし。いい値段付きそうですね。
ーリザーブ価格もトップでしたしね！この仔の全弟もリストに名前がありましたね。
そうですね、この仔は出生体重44.5kgでいまは482kgですから立派に成長してくれました。（セレクトセールで全弟は7,400万円の高評価で落札された。）
ちなみに今年はロードカナロアをつけました。
ー移動時期はやっぱり9月ぐらいになりますか？
まだ断言はできないけど、8月お盆明けから9月ごろかなと思います、状態優先で。
ーありがとうございました、引き続きよろしくお願いします。
牧場見学が再開され本州移動前にルージュレヴールに2度会いに行くことができ最高の思い出ができました。
馬体の成長ももちろんですが、精神面での成長、調教スタッフとの信頼関係を感じました。
どうかこのまま順調に、無事にデビューまで進んで欲しいと思います。
また、厩舎スタッフの方は「会員の皆さんがよく会いに来て撫でてくれるので、レヴールも人懐っこくなり優しくなりました。」と話されていたので、出資者の皆さんはぜひ夏休みに社台ファームへ！
最後までご愛読いただきありがとうございます。
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UMA&ME