注目馬紹介の結果から考える優秀な予想ファクターについて
こんにちは。
バーチャルサラブレッドのリュウタロウです。
今回は2021年からリュウタロウの新しい動画シリーズとなった重賞レースの注目馬紹介動画の結果を紹介します。加えてそれに用いた予想ファクターについての考察もしていこうと思います。
▼注目馬紹介動画の再生リスト▼
注目馬の結果
動画で取り上げた馬の成績は以下の通りです。
・本命候補[3-5-3-9]複勝率55%
・次点評価[3-3-2-5]複勝率61.5%
・注目穴馬[1-2-1-19]複勝回収率112.1%
※次点評価というのは「相手候補筆頭」「本命候補②」のように2番手評価の馬のことです。
まずは本命候補についてです。
複勝率が55%というのをどう捉えるかは皆さんにお任せしますが、本命に選んだ20頭の中で1番人気は2頭しかいないというのは強調したい部分です。
基本的に私は1番人気を本命にしません。その理由として「1番人気が強いのは当たり前だから」「1番人気が馬券に来ることを前提にして、それ以外に馬券に絡める馬を探す方が馬券の的中率は上がると思っているから」「仮に1番人気が飛んだ場合、配当が美味しいから」というものが挙げられます。
1番人気を消しにすることも少ないですが、1番人気を本命にすることも少ないのが私の予想スタイルです。
ちなみに今回1番人気で本命にした2頭について見ていくと、府中牝馬Sのマジックキャッスルについては「1番人気だけど実績や安定感を考えると崩れにくい。勝ち切れるかは疑問だけど」という評価をしていました。言い方を悪くすれば「弱気な1番人気の本命指名」でした。一方でスワンSのダノンファンタジーについては「人気が落ちると思っていたがメンバー構成的に1番人気になってしまいそう。それでも良馬場なら1番人気だったとしても本命で狙いたい」という評価をしており、こちらは「強気な1番人気の本命指名」だったと思います。
実際弱気な1番人気の本命指名となってしまったマジックキャッスルは15着、強気な1番人気の本命指名だったダノンファンタジーは1着と結果にも表れていました。
要するに置きに行った本命は敗れている印象があります。1番人気ではありませんでしたが、後々見返すと阪神JFのステルナティーア本命もやや置きに行った感じがあったので外したのはやむなしと言ったところでしょうか…
的中した本命については2着が最多で、1着の数が少なかったため2022年は1着の数を増やせるように努力したいと思います。
続いて次点評価についてです。
複勝率は61.5%と一番優秀な数字をマークしています。ただ、こちらは本命候補と違って紹介しない回もありますし、基本的に人気サイドから指名が入っているため、納得の結果だと思います。軸として参考にするなら次点評価の方がオススメかもしれません。
最後に注目穴馬についてです。
23頭中4頭しか好走しなかったのですが、複勝回収率が100%を超えました。
ちなみに「穴馬」の定義ですが、「5番人気以降で単勝オッズが10倍以上」としています。
※小倉2歳Sのナムラクレアは目測が外れて4番人気で単勝オッズ10倍未満になってしまいましたが…
ただ、その中でもちゃんとした穴馬の指名を続けたのは意味があったのかなと思っています。他の方の競馬予想の動画で「注目穴馬!」とサムネに大々的に書いてあり、覗いてみたら堅めの穴馬(5,6番人気ぐらい)でちょっとがっかりしたという経験をした方もいるのではないでしょうか。ただリュウタロウが指名していた穴馬は本当に穴馬だったので、ワクワクする予想をお届けできたのかなと思います。
使用した予想ファクターについて
注目馬を選ぶうえで使用している予想ファクターについてここでは触れていきます。
私が使っていた予想ファクターは大きなくくりでまとめると5種類ありました。それが以下の通りです。
①馬の能力面
②馬の適性面
③血統
④騎手
⑤レースデータ
これ以外のファクターは使用回数が少なかったため「その他」という分類にします。ここからはそれぞれのファクターについて細かく見ていきたいと思います。
予想ファクター①:馬の能力面
まずは馬の能力面です。私は以下のような方法でその馬の能力判断を行っています。
・実績(単純にメンバー上位)
・安定感(成績的に崩れない、安定した末脚が使えるなど)
・主観的な判断(勝ちっぷりが良い、負けて強しなど)
・メンバーレベル(戦ってきた相手が強い)
・時計面での判断
・近走の敗因が明確(本来の能力が出せれば…)
この中で一番優秀だったのは「時計面での判断」でした。具体的に言うと、時計面で高評価できる基準を設けて能力判断がされていたり、他の馬のタイムと比較しながら能力判断がされている馬は好走率が高かったです。
これはファンタジーSの注目馬紹介で本命候補として取り上げたウォーターナビレラ(1着)についてです。時計面で高評価できる基準を分析し、その基準を満たしているかどうかで能力判断をしていました。
【時計面で高評価を受けていた馬の成績】
・[2-3-3-1]複勝率88.8%
(以下、馬券に絡んだ馬たち)
・新潟2歳S(オタルエバー/3着)
・新潟2歳S(セリフォス/1着)
・サウジアラビアRC(ステルナティーア/2着)
・ファンタジーS(ウォーターナビレラ/1着)
・ファンタジーS(ママコチャ/3着)
・デイリー杯2歳S(ソネットフレーズ/2着)
・京都2歳S(フィデル/3着)
・阪神JF(ラブリイユアアイズ/2着)
馬券に絡んだ馬たちに共通していたのは「全体時計が高く評価されている」か「複合的(全体時計&上がり/ペース&上がりなど)に時計面で高評価を受けている」のどちらかを満たしていました。
ちなみに馬券外に沈んだ1回はホープフルSのボーンディスウェイ(5着)です。ボーンディスウェイについてはラップタイムの推移という一面的な判断しかできていなかったのが敗れた要因なのかもしれません。
※京都2歳Sのグッドフェイスなど、動画の解説でラップタイムの一部分に触れて能力面を強調している場面もありますが、それらは勝ちっぷりの補足としてラップタイムの一部分を使用していました。なのでそのケースについては時計面での評価をメインとしていないので「主観的な能力判断」の方に分類しています。
一方で「主観的な能力判断」は成績が悪かったです。
【主観的な能力判断で高評価を受けた馬の成績】
・[1-2-1-12]複勝率25%
(馬券外に沈んだ馬の例)
・オールカマー(ランブリングアレー/7着)
・サウジアラビアRC(ガトーフレーズ/6着)
・府中牝馬S(サトノダムゼル/5着)
・菊花賞(ヴァイスメテオール/10着)
・ファンタジーS(スリーパーダ/7着)
・デイリー杯2歳S(ドグマ/6着)
・京都2歳S(グッドフェイス/10着)
・阪神JF(ステルナティーア/7着)
・朝日杯FS(オタルエバー/12着)
・朝日杯FS(アルナシーム/4着)
・ホープフルS(アケルナルスター/7着)
・ホープフルS(コマンドライン/12着)
なので2022年はなるべく主観での能力判断の比重を下げるように心がけますが、もしリュウタロウが主観的な能力判断メインでその馬を推していたら信用しない方が良いと思います。
その他は好走したり凡走したりで極端な結果ではなかったので割愛します。
予想ファクター②:馬の適性面
続いて馬の適性面です。以下の方法で今回のレースがいかにその馬の適性に合っているかを判断しています。
・単独要素による適性分析(右回り左回り/坂あり坂なしなど)
・コース適性(阪神芝など、競馬場と芝orダートのみ指定)
・舞台適性(要素が3つ以上)
→例:阪神芝1600m、阪神芝内回り、良馬場&右回りの芝など
・ペース適性
・好走パターン分析(レース性質や脚質、展開など)
・条件替わり(脚質転向や距離変更がプラスに働く)
結果を見ると、全体的な傾向として「複合的でないと×」「予測系の適性分析は基本×」というのが挙げられます。
まず「複合的でないと×」についてです。具体性がなかったり、具体的であっても一面的にしか分析できていないものは外れている傾向にあります。
例えば単独要素による適性分析については[0-0-0-2]でした。具体性が足りないため成績が悪いです。あとは意外にも舞台適性の成績も悪く[0-1-0-4]という成績です。阪神芝1600mのように、コース関連でしか具体性を詰められていないので、具体的ではあるが一面的な分析になっています。
ここでスワンSの本命候補であるダノンファンタジー(1着)の例を見てみましょう。「レースの上がりが34秒以上(ペース)」「良馬場(馬場状態)」「右回り(コース)」といった、多面的な分析でダノンファンタジーの好走パターンを導き出しています。
舞台適性は「コース」という縦の軸で具体性を詰めることができますが、上記の例のように「ペース」や「馬場状態」といった「横の軸」で具体性を詰めていく方が好走率は上がるのかもしれません。
次に「予測系の適性分析は基本×」についてです。
「予測系の適性分析」とは「未経験のものに対する分析」=「初めての舞台だけど○○という理由から向いていると思う」であったり、「展開がこうなればこの馬は来る」といったものです。要するに不確実性を持っているので信頼度が下がるという簡単なお話です。
例えば菊花賞の注目穴馬にしたロードトゥフェイム。どの馬にとっても初めてとなる「阪神芝3000m」という舞台について、「コーナーを6回まわる、最後の直線の急坂を2回登るという共通点がある中山芝2500mで勝っているから適性があるのではないか」という予測をしました。結果は12着。穴をあけるのには不確実性がはらんでいて弱い要素だったのかもしれません。
他にも未経験のものに対する適性分析でいうと距離短縮や脚質転向といった「条件替わり」もあります。こちらは[0-0-0-7]という結果に終わりました。要するに予測が外れているだけです。リュウタロウが予測を当てるのが下手なだけで、他の方がやったら上手くいくケースは当然あると思います。
また、「○○になったらこの馬は来る」といった予測系の適性分析はそのような条件になれば来ましたが、そうならなかったことが多かったです。
実際「逃げたらしぶとい」「先行できれば成績は安定する」と、脚質の面で好走パターンを分析した馬は3頭いました。その中で思惑通りの脚質でレースを進められたローズSのエイシンヒテンは2着に来ましたが、残りの2頭は思惑通りの脚質でレースを運ぶことができず着外に敗れました。
また、「ハイペースなら差し届く」という評価をしてスプリンターズSと阪神カップでどちらも注目穴馬として取り上げたシヴァージについては、思惑通りの展開になったスプリンターズSでは3着に好走、思惑通りの展開にならなかった阪神カップでは着外に敗れていました。
以上のことから、「○○ならこの馬が来る」という評価の仕方はその通りになれば来ますが、確率的にそうなることが少なかったので信頼度は下げた方が良いかもしれません。
上記のようなマイナス面をクリアできている適性分析については信用して良いと思いますし、そのような分析をできるよう今後努力していきたいと思います。
予想ファクター③:血統
「血統チェック」という動画を元々レギュラーで投稿しているぐらいですから、血統も予想ファクターとしての使用回数は多いです。ただ、血統予想と言っても多岐にわたります。
・血統傾向(そのレースの好走血統)
・その血統のコース実績
・その血統の重賞実績
・その馬の一族から買い要素を探す
・コース成績以外の産駒傾向(例:○○産駒は△△だと好走しやすい)
・その血統の馬場適性
主にこれらの切り口で予想をしていました。
その切り口で分析された注目馬の結果は以下の通りです。
・血統傾向→[1-1-1-6]複勝率33.3%
・その血統のコース実績→[0-1-0-4]複勝率20%
・その血統の重賞実績→[2-1-0-2]複勝率60%
・その馬の一族から買い要素を探す→[0-2-0-1]複勝率66.6%
・コース成績以外の産駒傾向→[0-1-1-0]複勝率100%
・その血統の馬場適性→[0-0-0-2]複勝率0%
優秀だったものを太字にしてみました。
「血統傾向」でその馬を推すときには「血統チェック」とほぼ同じことを言っています。なので、「血統傾向」で推されている馬は注目馬紹介の根拠の1つとして「血統チェック」で既に述べた要素を言わざるを得ない状態になっている馬とも言えます。「他に推し要素はないのか」という話です。これは「血統傾向」というファクターが優秀かどうかという問題ではないと思います。別動画で述べていることをもう1度使わないといけないぐらい推し要素が足りていないということです。なのであまり成績が奮っていないのだと思います。
「コース実績」については「血統データ紹介」の注目馬の成績が「血統チェック」よりも奮っていないことから推測するに、データのほとんどが平場レースであるため重賞での信頼度が下がっているのだと思います。単純に重賞と平場レースでは施行回数が明らかに違うのでこれはしょうがないことです。今後はメインで使わないように気を付けます。
そういった点から「重賞実績」で推された馬は成績が安定しているのだと思います。ただ、2021年は「母父キングヘイロー」に助けられた部分もかなり多いので、2022年もこれが通用するかは微妙です。
※スワンSのサウンドキアラ(2着)、京都2歳Sのグッドフェイス(10着)以外の3頭(ピクシーナイト、ヴァイスメテオール、ウォーターナビレラ)は「母父キングヘイローの重賞実績」を根拠にしていました。
次に母数は少なかったですが、「一族から買い要素を見つける」というのも安定感がありました。重賞予想において「一族から買い要素が見つかる」=「良血馬」ということなので、重賞でも通用する「格」があることの裏付けになっているのだと思います。そういった点から好走率が上がっている可能性があります。
同じく母数は少ないのですが「コース成績以外の産駒傾向」を推し要素にした馬が2頭いて2頭とも馬券内に好走しました。1頭目がセントウルSのクリノガウディー(3着)で「スクリーンヒーロー産駒は『覚醒力』みたいな爆発力がある産駒が多いイメージで、クリノガウディーもそれと同じように覚醒しているかもしれない」といった評価をしていました。2頭目がデイリー杯2歳Sのソネットフレーズ(2着)で「エピファネイア産駒は馬格がある方が好走する」という産駒傾向をお話しました。
要するに「過去に活躍した産駒と似たようなタイプかもしれない」というのを推しポイントとして使っています。一族の時と同様、過去に活躍した馬に似ているのなら重賞でも通用する「格」があるということなので、好走率が上がっているのかもしれません。2022年以降はこの切り口を増やせたらいいですね。
最後に産駒の馬場適性です。これは「最近○○産駒が成績を上げているから○○産駒向きの馬場になっているかもしれない」という切り口です。ただ、これはコース実績と同様に平場レースの成績が大半を占めているため重賞では通用しないのかもしれません。また、2021年にこの切り口で考察した種牡馬というのがキズナとリオンディーズという比較的新しい種牡馬だったため、単純に予測が外れているだけなのかもしれません。
以上のように、血統予想については「重賞の予想である」というのを意識した考察の方が当たっているということがわかりました。重賞でも通用する「格」がある馬かどうかを血統で判断できるように今後は気を付けようと思います。
予想ファクター④:騎手
続いては騎手についてです。重賞だけでなくWIN5の予想でも特に重視しているファクターでもあります。より細かく分類すると以下のようになります。
・騎手のコース実績(競馬場)
・騎手の舞台実績
・騎手の距離実績
・騎手の直近の成績(勢いがあるなど)
・騎手の重賞実績
・騎手のG1実績
・騎手のレース成績
・馬とのコンビ相性(「テン乗りだけど手が合いそう」も含む)
・陣営とのコンビ相性(厩舎や馬主など)
複勝率順に並べると以下の通りです。
G1実績[0-1-1-1]=レース実績[1-1-0-1]>馬とのコンビ相性[0-0-1-1]>重賞実績[0-0-0-3]=コース実績[0-0-0-3]=舞台実績[0-0-0-1]=距離実績[0-0-0-1]=陣営とのコンビ相性[0-0-0-1]=直近の成績[0-0-0-1]
※小倉2歳Sのナムラクレア(1着)も「騎手のレース実績」について述べていましたが、当日騎手変更があったため上記の成績には入れていません。
かなりはっきりしました。「馬とのコンビ相性」については着外1回も4着なので優秀な部類に入ると思います。
1回のみの使用でその1回が着外だったものは今回スルーしますが、やはりより具体性が増している条件の方が好走率が上がっている印象です。
「重賞は重賞でもG1」「重賞は重賞でもそのレース」「ピンポイントでその馬」といったように、やはり「具体性」というのは競馬予想において重要なんだなぁ…と感じます。
予想ファクター⑤:レースデータ
血統傾向はここでいう「レースデータ」からは除外します。私が動画でよく使っていたデータは「前走データ」や「近走データ」です。
「前走や近走で○○だった馬がこのレースでは好走する!」というデータです。
正直今回分析して一番衝撃だったのはここです・・・
【指名理由にレースデータを使っていた馬の成績】
・[2-0-0-11]複勝率15.3%
例)
・新潟2歳S(クラウンドマジック/10着)
・小倉2歳S(インプロバイザー/5着)
・スプリンターズS(ダノンスマッシュ/6着)
・府中牝馬S(マジックキャッスル/15着)
・ファンタジーS(ウォーターナビレラ/1着)
・マイルCS(ホウオウアマゾン/5着)
・マイルCS(リプレーザ/15着)
・チャンピオンズカップ(オーヴェルニュ/6着)
・チャンピオンズカップ(テーオーケインズ/1着)
・チャンピオンズカップ(インティ/4着)
・阪神JF(キミワクイーン/10着)
・ホープフルS(コマンドライン/12着)
・ホープフルS(ボーンディスウェイ/5着)
こ れ は ひ ど い
こんなに飛ぶもんなんですか…
ここからは私の考察です。「データ予想」が有能な予想方法の1つなのは皆さんもお分かりだと思います。じゃあなぜリュウタロウの「データ予想」はここまで当たらないのでしょうか。
おそらく「好走要素の1つとしてデータを使っているから」だと思います。「データ予想」ではもっと様々な視点から絞り込みを行って有力馬を探し出すものだと思っているので、取ってつけたようにデータから好走要因を引っ張ってきても当たらないのだと思います。
それと2021年に関しては競馬場の改修工事の影響で例年とは異なる開催になっていたため、前走データや近走データが例年よりも有効ではなかった可能性もあります。
正確なことはわかりませんが、今後はレース全般のデータではなく「血統に特化したデータ(血統傾向)」や「穴馬に特化したデータ」など、何かに特化したもの以外は使わない方が「レースデータ」をメインとしていないリュウタロウにとっては良いのかもしれません。
その他の予想ファクターについて
ここまで紹介した5つに分類できなかった予想ファクターで気になったものを2つ取り上げます。
1つ目が「状態面(1週前追い切りについて)」です。
1週前追い切りについて触れて状態面の良さをアピールしていた馬の成績が良かったです。
【状態面(1週前追い切り)について触れていた馬の成績】
・[0-3-1-1]複勝率80%
例)
・セントウルS(ピクシーナイト/2着)
・オールカマー(ウインキートス/2着)
・京都2歳S(フィデル/3着)
・朝日杯FS(セリフォス/2着)
・朝日杯FS(アルナシーム/4着)
かなり複勝率が高く、着外の1回も4着でした。
朝日杯FSのアルナシーム(4着)については「池添騎手が騎乗し我慢を覚えさせているように見えた」と動画内で言っていたように「状態面の良さ」というよりも「気性面の上積み」に期待していた側面が大きかったため馬券内に絡んだ4頭とは少しズレているかもしれません。
私は「レーシングビュアー」に登録をしているため、1週前追い切りについては一部の馬なら動画収録前に確認することが可能です。なので全ての馬の状態面をチェックできるわけではないのですが、なるべく1週前追い切りで良さそうな馬がいたら取り上げるようにしてみます。
2つ目は「賞金面」です。「今後のローテのために賞金をここで加算したいだろうから陣営の本気度は高い」という理由で取り上げた注目馬は2頭いました。ただ、その2頭はスワンSのギルデッドミラー(11着)&阪神JFのステルナティーア(7着)だったのでこの切り口はあまり有効ではないと感じました。
まとめ
ここまでの話をまとめます。
【信頼度高め】
・全体時計や多面的なタイム分析をもとに能力を高く評価されている馬
・具体的で多面的な適性分析
・重賞の予想であることが意識されている血統考察
・より具体的な切り口(G1実績/レース実績)での騎手考察
・1週前追い切りから感じ取れる状態面の良さ
【信頼度低め】
・置きに行った1番人気想定馬の指名
・勝ちっぷりなど主観的に能力が高く評価されている馬
・単純なコースや舞台適性
・未経験のものに対する予測系の適性分析
・「○○(展開や脚質)ならこの馬は来る!」といった切り口
・平場レースのサンプルが多い血統データ
・平場レースのサンプルが多い騎手データ
・レースデータ
・賞金面による陣営の本気度の推察
あくまでも「リュウタロウの予想」で信頼度が高いかどうかです。これらのファクターを上手く使える方は他にも大勢いると思うので、その点だけご注意ください。
終わりに
以上が2021年の注目馬紹介動画の結果から考える「信頼度が高い予想ファクター」と「信頼度が低い予想ファクター」でした。
おそらく2022年も信頼度が低い予想ファクターを使って考察してしまうことがあるかもしれません。そういった場合はこのnoteの内容を思い出して「もしかしてリュウタロウ、今回自信ないな…?」と参考にしないようにするなどして対策してください。
ちなみにこの時期が投稿される翌日(1/1)の20時に京都金杯の注目馬紹介動画が投稿予定ですが、その収録はこの分析を行う前にしています。なので無意識に考察している最後の注目馬紹介動画と言えるかもしれません。
ぜひ今回のnoteの結果をもとに参考にするかしないか考えてみてください。
それではここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
また動画や配信でお会いしましょう🐴