【外来がん治療専門薬剤師】患者と医療の架け橋として

今回は調剤薬局薬剤師である私が外来がん治療専門薬剤師としてどのような業務・外部活動を行っているか記載していきます。
これから資格取得にむけて頑張っている方のモチベーションアップにつながればうれしいです!

外来がん治療専門薬剤師(BPACC)としての活動内容

私がBPACCとして行っている活動は主に以下のとおりです
①門前病院との医師、薬剤師、看護師とのミーティング
②社内講演活動
③社外(学術大会、メーカー主催)での講演活動
④リクルーター活動
以上の4点について内容をまとめていきます。

①門前病院との医師、薬剤師、看護師とのミーティング

トップバッターにして一番重要な活動だと個人的に思っています!
題名のとおりで門前の病院さんとの定期的な病薬連携のためのミーティングのために多職種の方と話し合いに行き、テーマ決定を行っています。
ミーティングは不定期ですが実施手順としては
 1.代表となる先生(医師か薬剤師)と面会をする
 2.面会時に困っていることやどんな内容を知りたいか聴取する
 3.知りえた内容を基にメーカー(MR)さんへ連絡を取り、公演依頼を提案
 4.MRさんが来局されて当日の流れについて打ち合わせをする
 5.打ち合わせ内容に応じて勉強会を実施する
大体はこんな流れで連携会議を実施しています。
この時に大切なことがあります。それは、
『全員が顔の見える関係を築けるように打ち合わせをする』
ことです。
外来がん治療は1医療機関だけでは完結しません。
病院、MR、薬局すべてが手を取り合い、顔の見える関係を築くことで初めて外来がん治療が成功します。
この3社が顔を見えるように、気軽に会話できる関係を築くと患者の問題点が生じたときに気軽に質問できます。薬局からすると病院へ相談するのはハードルが高いと感じるかもしれません。このハードルを解決するために予期も悪きも『相手もこちらに求めている情報があるんだ』ということを知ることが重要です。これらが難しいと感じる場合は
 1.情報提供書をこまめに提出する
 2.有害事象の聴取を行ったらこまめに電話して共有してみる
 3客観的な内容に基づいた処方提案をしてみる
これらを行うといいと思います。意外かもしれませんが病院先生は情報提供書をしっかりと見てくれています。気になる内容があると先方から連絡をくれますのでまずはこちらから動いてみるようにしましょう。

②社内講演活動

私が行っている活動は現状以下のとおりです
(社内規定で詳細を記載できず申し訳ありません)
 1.外来がん治療における有害事象評価のグラフ作成
 2.後進育成のための資料作成
 3.CST研修のファシリエーターの実施

社内活動は社外活動と同じくらい大切な活動です。
例えばですが自分一人しか認定資格を持っていないと講演活動等は自分だけで行うしかないですよね?でも社内講演活動を行って仲間を増やすことでこの負担を減らすことができます。その結果、ほかの方にも業務を任せられたり、協力してじっしすることができます。これにより自分は他活動に時間を使えるのでより多くの人(患者、薬剤師)に対して有益な情報・活動を行えます。
自分1人だけの活動ではできることに限界があります。ぜひ周りの仲間と協力してより多くの方の助けになれるようしていただければ幸いです。

③社外(学術大会、メーカー主催)での講演活動

個人的にはこの活動が一番やりがいを感じる場面ですね!
今まで自身が行っていた業務を近隣医療機関だけではなく学会等に参加する方々に発表できます。それも発表するだけではなく執筆しているような先生や研究者から質問を受けることで自身の気づけていなかったポイントに気づくことができます。
私は今まで
・薬薬連携の活動内容
・リウマチ疾患に対する薬局薬剤師の関与内容
・透析患者に対する服薬情報提供の関与について
・小児の服薬コンプライアンスについての活動内容
といった内容についても発表を行ってきました。
これらの経験から得たことは
『自身が気づけなかった内容について周りから教授いただける』
ことです。いままで自分の中でうまくやっていたと思っていたことも外部の先生が見ると改善点があるんじゃないかと指摘していただけることがあります。はじめは緊張するかもしれませんが、自分の得意とする分野についてjはぜひチャレンジしてみてください!意外とやってみるとあっさり終わるものですよ(笑)

④リクルーター活動

重要性は人それぞれの判断に任せますが、個人的にはやってて一番楽しい活動の一つです。
フレッシュな学生に対して
『がん専門薬剤師はこんな活動ができるんだよ!』
『患者さんはこんな薬剤師を求めて来局してくれるんだよ!』
『職場の人とこんな飲み会したんだよ!』
『有休使って家族とこんなこともできるんだよ!』
といったことを説明するとはじめは緊張していた学生さんも徐々に心を開いてくれて気になっていることを質問してくれるんです!!
話好きの私からしたらこれ以上の喜びはありません(笑)
オンラインミーティングと卒業大学ともに顔を出して学生さんと話する機会ありましたが、変な意味でなく本当にかわいいんです!
『どんな経験ができますか?』
『つらいことはありますか?』
『ほかの会社と比べたことはないんですか?』
と回答にこまる質問を受けることは確かですがこちらの本心を誠心誠意伝えると(どう受け止めたかは別ですが)笑顔で対応してくれます。
いままでリクルーターとして活動した経験は浅いですがこの活動は私の経験で一番楽しくためになった業務の一つだと胸を張って言えるぎょう無です。
やっぱり仲間が増えるかもしれないというわくわく感はいつ経験してもわくわくしますね(笑)

まとめ


大まかにですが私がBPACC、APACCを取得してから活動している内容は記載のとおりです。
記載のとおり資格を取ることでいろいろな経験を積むことができます。
(給与につながるか別ですが)大変やりがいがある仕事ですので資格取得を目指している方はぜひこの記事を励みに頑張ってみださい

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