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ライブハウスは怖くないというけれど。

私はバンド物販の売り子もやったりしている。
音楽が好きというのもあるし、ライブハウスという空間も好きだ。
だけど、最初からそんなふうに思ってたわけではない。

記憶が正しければ、私が一番最初にライブハウスという場所に行ったのは高校1年生だったと思う。
友だちの彼氏のやってるバンドのライブを見に行ったのが最初だったはずた。

当時の私は、都会っ子でミニスカートを履きこなすイケイケの高校生ではなく、化粧っ気のないどちらかと言えば地味な女子高生だった。
CDで邦楽ロックと言われるジャンルを聴いていたので、ライブハウス周りのことについては興味関心はあった。
だけど、地味な女子高生だった私にはライブハウスはやはり「怖いところだろうな」という印象があった。
だから、友だちといっしょとはいえ、初めてライブハウスに行くことに対してかなりドキドキしていた。

肝心のその日のことについてはあまり覚えてないのだけど、友だちの彼氏が年上だったこともあり、来ていたお客さんも年上が多かったことは覚えてる。
思ったよりは怖くないけど、怖くないわけではないな…と思ったような気がする(笑)

そんな感じだから、正直なところ、ライブハウスって行ってみたらめっちゃ楽しいよ!っておすすめはしにくい。
一回行ってみたら楽しかった!って思える場所でもないのかなと思ってる。
友だちと行っても居心地の悪いところもあるし、相性もあるなぁと思う。

楽しくなってくるのは、好きなバンドや歌手を見つけてそこで同じ人たちを好きな顔見知りができてからなんじゃないのかなと思う。
実際、私自身もそうだった。
好きな人がよく出てるライブハウスに行きまくって、徐々に顔見知りや友だちが増えていった。

当時、mixi全盛期でメッセージのやり取りが気軽にできるようになったのも大きいと思う。
同じコミュニティ(懐)に入ってる人のプロフィールに飛んで「あれ?この人もしかして…」となりメッセージを送ったり、逆にメッセージが来たり。
そうすると、ライブハウスでもじもじしながら「こないだメッセージした…」「あ!○○さんですか!」みたいになる。
それでなんとなく、知り合いの輪が広がっていったなぁと思う。
mixiは、人見知りのお助けツールだったんだなぁ。

私の場合は、行ってたライブハウスの雰囲気がよかったことと、その時好きなグループのイベントが毎週のようにやってたこともあり、タイミングとしてはかなりラッキーだったと思う。
ライブハウスという場所が好きになった時は専門学生だったのだけど、好きなイベントに行くために課題を超特急で終わらせていた。
それくらいライブハウスという空間に魅せられていた。

いま物販をしていて気をつけてるのは、ニコニコしてることだ。
ライブハウスって、暗いしうるさいし、中には一人で来る人もいるから、なんだかんだ言っても怖いと思う人が大半なんじゃないかと思う。
たまにライブハウスで働いてる人でも、せかせかしてて(その人はそんなつもりないとは思うのですが、)怖いな……と思うことがある。

なので、できるだけニコニコしてようと思ってる。
そんなこと?って感じる人もあるかもしれないけど、私はこれは本当に大事なことだと思ってる。

いつも来てくれるお客さんが、知らないライブハウスに来ても私の顔を見つけて少しでも安心してくれたらいいなぁと思う。
そして、一人で来てたお客さんとかがバンドやライブハウスを通じて仲良くなってくれたらこれほど嬉しいことはないなと思う。

話は長くなってしまったし、ライブハウスや物販にまつわるあれこれはまた細かく書いていきたいと思ってます!
一人でも多くの人に、「ライブって楽しい!」と思ってもらえるように、微力ながら自分にできることを考えて行動していきたいです。
きょうはこのへんで。


eri

#日記 #エッセイ #音楽 #ライブハウス #ライブ

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