新潟千直にむけて06.30 / 試行１の結果と考察
1. 試行１の目的と概要
1.1 目的
試行１では逃げ、先行、差しの仮個体で基本挙動を確認する。
1.2 概要
仮個体については先の記事と一部変更し、下記の通り。
逃げ：ダイタクへイオス、スマートファルコン、サイレンススズカ
先行：〇花嫁カレンチャン、ヒシアケボノ
差し：〇赤ルビー、ビコーペガサス
〇：新育成
無印：競技場流用
△：レンタル
2. 試行１の結果
2.1 逃げ
逃げは競技場流用のため、スキルセットが新潟千直に合わせていない。主な目的は挙動確認と、逃げ３による無限追い比べの可能性検討。
個体が専用個体ではないため中盤・加速ともに弱く、終盤突入前に先行以下に抜かれ見るべき所はなかった。
逃げ３の無限追い比べによる圧倒的な展開を探ったが、今回の３個体は挙動の合わせこみをしていないせいか、開幕直後に追い比べが発動するが、長続きせず、無限追い比べは実現しなかった。本件は次回への課題とする。
2.2 先行
先行は今回活躍が期待される脚質。その中で最有力候補の花嫁カレンチャンの試行個体を２つ育成した。
A.開幕PDM解除用のラモーヌ固有継承あり。
B.同ラモーヌ固有継承なし
この二人の”練習”での結果を確認すると、ラモーヌ固有なしが好成績。固有継承ありが勝つこともあったが、勝率では大きな差となった。
次に、花嫁カレンチャン以外の先行として競技場流用のヒシアケボノ・以後ボノ（進化分岐前、進化は健啖家）も並走させた結果、
花嫁カレンチャンに劣るもののボノも数戦勝つことができた。
ボノは、中盤固有、中盤進化で終盤突入時に好位置につけ、鍔迫りあい・スプリントギアの早め発動で先頭に出て逃げ切るのが勝ち筋。鍔迫りあいの有効率が高く、中盤に好位置につけられれば、先行が有利。
2.3 差し
差しの試行用個体は、新育成の赤ルビーと、競技場流用のビコーペガサス。それぞれの特徴を下記に。
赤ルビー：終盤加速は電光石火・シナリオ進化、トキメキハート、スプリントギア、垂れウマ回避。中盤は勇往邁進、シナリオ進化の私たちの走りの道程・以下私たち、トプロ固有継承他。
ビコーペガサス・以後ビコペ：終盤加速は、乗り換え上手、スプリントギア。中盤は・猛追、短直、尻尾、遊び、スリスト他。スパートが全身全霊、勝利の鼓動。
赤ルビーがそれなりに強く、ビコペも展開により勝てた。赤ルビーが勝つ条件は
1. 中盤に上がり過ぎず電光石火の発動条件6位以下。
2. 中盤に最内枠にレーン変更しない（中盤で突然誰もいない内枠側にレーン変更することが何度かあった）。最内枠では電光石火の追い抜き対象が見つかれず不発する。
3. 逃げがそれほど強くない。終盤突入6位を満たしても、逃げが遠すぎると、電光石火でも追いつけない。（電光石火で追いつける終盤突入時の逃げとのバ身差計算は別途）。
今回は弱い逃げでの試行だったため赤ルビーにも勝機があった。次回はより強い逃げをリクルートすることを検討する。
3.試行１結果の考察
3.1 花嫁カレンチャンの可能性
今は兎に角、強い。これは下馬評通り。まずは最優先の出走候補。
3.2 開幕pdm解除
花嫁カレンチャンで確認した結果、開幕pdm解除（今回はラモーヌ固有継承による）しないカレンチャンの方が良い結果を残した。観察した限りの挙動は、
1. 開幕で逃げがいても先頭あるいはその近辺まで上がる。
2. その後、激しい逆噴射を受けて大きく順位を下げる。
3. 後ろに誰もいないため、脚質最後方、あるいは差しよりも後ろの位置に下がる。
上記挙動では、開幕pdm解除の結果、脚質最後方あるいは差しよりも後ろにまで下がっている通り、効果はマイナス。このようなケースが殆どでメリットが見つからない。
参考：
序盤pdmの減速加速度: -0.5m/s2
序盤pdmの目標速度：速度 x 0.915
以上から、序盤pdm解除の使用は保留。
3.3 差し
差しでは赤ルビー、ビコペ共に良い結果を残した。仕上がりの問題もあるが、圧倒的と思われた花嫁カレンチャンに対し、何度か勝ちを拾っており、採用可能性はある。優先順位は赤ルビー＞ビコペで今後も検証を続ける。
なお、前項と同様に、実は赤ルビーも開幕pdm有無の２個体を育成したが、結果は同様だったため割愛。差しも暫定的に開幕pdm解除なしとする。
4. 今後/試行２に向けて
試行1の結果見つかった課題は
1. 逃げ３追い比べの方法
2. 強い逃げ個体の確保
3. 強い花嫁カレンチャンを更に強くする方法
4. 赤ルビーの問題点の検討：電光石化順位条件・６位以降、大内周り、対面が強い逃げだった場合の対策。
5. 開幕pdm解除試行結果整理と、理論的裏付け。
次のサイクルで、上記を進める。
以上