![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161537186/rectangle_large_type_2_d5f5c343328b0925c31eabb928eb7535.jpeg?width=1200)
スタニングローズの完勝とマイルCSへの期待
こんにちは、馬金です。
先週のエリザベス女王杯では、スタニングローズが単勝オッズ9.5倍(3番人気)という評価を覆し、見事な勝利を収めました。スタートから流れに乗り、行きたい馬を先に行かせて道中は4番手を追走。4コーナーで早めに仕掛け、直線では先頭のコンクシェルをあっさりとかわし、そのまま外目へ持ち出して独走態勢に入りました。最後はホールネス(3着)やラヴェル(2着)が追い込んできましたが、セーフティリードを保ったままゴールイン。C.デムーロ騎手の強気の騎乗と、スタニングローズの力強い走りが光りました。他の馬たちはなす術がなかったと言えるでしょう。
スタニングローズにとっては、2022年の秋華賞以来となる2度目のGI制覇となりました。この秋華賞を最後に勝利から遠ざかっており、約2年ぶりの勝利ということで、その喜びもひとしおでしょう。私が調べた範囲では、2年以上勝利から遠ざかっていたJRA所属馬がGIを制したのは、2018年の中山大障害を制したニホンピロバロン以来。平地GIに限ると2016年の安田記念を制したロゴタイプ以来、牝馬では2006年のヴィクトリアマイルを制したダンスインザムード以来の快挙です。
さらに、スタニングローズは過去2年以内に3着以内の実績すらなく、2着のラヴェルも2022年のアルテミスステークスを勝った後は一度も馬券に絡んでいなかった馬です。大一番に合わせて立て直した陣営の手腕も光る一戦でした。今後の動向は未定とのことですが、オークスで2着となった実績もあり、距離適性も広い馬ですので、今後も楽しみですね。牡馬相手のビッグレースでも十分にチャンスはあると思います。
さて、今週の日曜京都メインレースは、各世代のトップマイラーが一堂に会する注目の一戦、マイルチャンピオンシップです。昨年はナミュールが単勝オッズ17.3倍(5番人気)で優勝を果たし、多くのファンを驚かせました。あれからもう1年、ナミュールが再びエントリーしてきてくれたのは嬉しい限りです。
ちなみに、昨年は伏兵の台頭も見られ、3連単で17万6490円の高配当決着となりました。今年も波乱の可能性は十分にありますが、過去のデータを紐解くと、単勝2番人気から6番人気までの馬が安定した成績を収めています。穴狙いにも限度があると言えるでしょう。
そんな中、Aiエスケープが特別登録時点の注目馬として挙げたのがジュンブロッサムです。5歳馬でありながら、今年6月にオープン入りしたばかりですが、前走の富士ステークスを制し、一気にGI戦線へと駆け上がってきました。京都芝1600mでの勝利経験もあり、コース適性は申し分ありません。ノーザンファーム生産馬である点も、過去の傾向から見てプラス材料です。
一方で、キャリア19戦というのはやや多めですが、今年はキャリア16戦以内の馬が少ないこともあり、大きな不安材料とはならないでしょう。実績馬との力関係は未知数ですが、勢いと適性を考慮すると、侮れない存在です。
【予想有力馬まとめ】
ナミュール:昨年の覇者。再びその実力を示すことが期待されます。コース適性も高く、連覇の可能性も十分。
ジュンブロッサム:前走の富士ステークス勝ちの勢いで、一気にGI制覇を狙います。コース適性と勢いが魅力。
ブレイディヴェーグ:安定した成績を残しており、ここでも上位争いが期待されます。
ソウルラッシュ:過去のマイル戦での実績が豊富。堅実な走りで上位進出を狙います。
セリフォス:GI馬としての底力に期待。近走の成績からも目が離せません。
マイルCSは毎年ドラマチックな展開が多く、どの馬にもチャンスがあります。私としては、ナミュールの連覇に期待しつつ、ジュンブロッサムの勢いにも注目しています。皆さんもぜひ、自分なりの予想を立てて、レースを楽しんでください。
今週末の熱戦に胸を躍らせながら、またお会いしましょう。