XM6typeGの環境構築に向けて
XM6typeGの環境構築に向けて
先ずは記憶をたどりながらXVIとして環境構築を行います。将来的には、ついぞ手に入れる事が無かったX68030に環境構築が出来たらいいなぁ。(ちなみにX68030実機は、動かないゲームがかなりあったと記憶している)
メモリやHDDをMaxでいけるので、色々運用に無理があったSX-Widowも今一度。いっそメインにするのもいいなぁ。MIDI音源も対応できたら良いなぁ。
まぁ、老後の楽しみのひとつとして、環境を少しずつ整えていこう。あの青春の日々よもう一度😜ですね。
しかし、こうなってくるとジョイスティックが欲しくなるなぁ。
AppleSilicon Outside
私のiMacは最後のIntel搭載機となったiMac 2020(27inch Core i9)。世間は絶賛Apple Silicon移行中であり肩身が狭い。ほんと買った瞬間に旧世代機とか運が悪すぎました。
ただApple Silicon版Macでも、Parallels上のWindows ARM64がx64のintelエミュレートでXM6typeG動作している模様。いまいちWindowsのx64エミュレートは性能が悪いと聞いていたが、支障ない速度で動いているそうで一安心。
【参考】AppleSiliconでX680x0
なので、将来Macを買い換えたとしても、心置きなくApple Siliconへ移行できると考えています。
XM6typeGをざっくり味見
とりあえず起動してみたところ、あまりの高機能っぷりに驚きました。
以下のスクショを見たら「わかる人ははかる」と思いますが…おそらくすべてのX68シリーズのハードウェアが網羅されているだけでなく、「満開製作所版」や「同人サークルによる増設ハードウェア」もエミュレートしています。
これはただ事ではありません。
HDD接続規格であるSASI,SCSIの文字が見える。しばらくはSASI,SCSIドライバを個別にOSへ組み込む必要があった。その後、パワーユーザによる混在環境ドライバが登場し、シャープ純正のSxSIが開発された(というか取り込まれた?)。どうやらこのエミュでもSxSIによるSASIとSCSIの混在が再現可能なようだ(エミュだとイメージファイルの運用になるでここまでする必要はナイと思うのだが)。
「ま~きゅり~ゆにっと」は高音質PCMボード、「Nereid」はLAN+USBボードだったと記憶している。共に同人ハードウェアとして有名だった。
あと、「ノーウェイト動作」という甘美な項目が存在する🤩
是非効果を試してみたい。
とりあえず、夢だった
12MBメモリ(実機ではフルメモリ搭載出来なかったはず)
コプロセッサ
は有効にしたいですね。
せっかくなので、最大メモリを設定し、FDイメージからHuman68kを起動し確認してみます。
うっは、メモリの表示がエグい😅。今はGBなので、(2022年)現在はこの頃のざっと1000倍ですな。
dirしてみた。さすが最終版Human68k。タイムスタンプが94年と私が見た中で一番新しい😆
と言うか表示されている年数が激シブ👍
CPUのことをMotorola系ではMPUと呼びます。各機種のクロックは勿論、ユーザによるクロックアップ改造(確か雑誌記事に掲載)や満開製作所の手によるカスタム「REDZONE」も存在しています(これまた狂気の沙汰)。また、現実には存在しない100MHzの表示も。
さて、その実力はいかほどのものか…?試しにラスタースクロールを使用するFantasyZone(©SEGA)を起動してみました。(MPUクロックは16MHz XVI)引っかかりも無く完璧に動作しました。ビデオ周りのシビアな割り込み処理タイミングも完璧にエミュレートしていると思われます。
YouTubeにあった動画。ホント何でもあるなぁ。
ぐにゃぁと表示されるFantasyZone(©SEGA)のタイトル。これが実機同様再現できればゲームエミュとしての能力も高い(一瞬引っかかったり、ぎこちなく再現されるエミュが多かった)。というか、XM6typeGは無敵なんだろうなぁ。
ちなみに、私はiMacのParallels上のWindows 10でXM6typeGを動かしている。エミュは普通、実機で動かすモノです。エミュ上のエミュとかもってのほか。
だったんだけど、現代はこれだけ不利な条件で正確にエミュレートできるのだからたいしたものだ。
そういえば、X68000実機はそのマザーボードの設計上フルメモリにはできず、無理矢理実装したとしてもウエイトが入り動作は遅くなると聞いたことがあったが…?XM6typeG上ではキビキビゲームが動いているようですね。
残念な点
実は20数年前(前世紀末)「EX68K」というエミュに挑戦したことがありました。それで運用していたHDDイメージファイルは「使用可能」らしいのですが、残念ながら私の環境でXM6typeGを動かしたところ、エラーとなり使うことができませんでした。
EX68Kの最新バージョンを追いかけていなかったので、互換性がとれなくなったのかもしれません。
これがX68000環境を再構築しようと決心した最大の理由だったりします。HDD内Human68kも最新では無かったし。
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