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Visual Shell(とグラディウス)

X68000シリーズには、初代からVisual ShellというGUI(は言い過ぎか。プログラムランチャだね)が存在します。
そして初代のみグラディウスというゲームがついており、Visual Shellシステムディスクに収まっていました。

起動中のVisual Shell

というかディスクのラベルは「グラディウス」となっており、Visual Shellがおまけ扱いだったかも…😅

マウスで$${\fbox{GRADIUS.X}}$$というアイコンをダブルクリックして、ゲームを起動するわけです。

シンプルにGRADIUS.Xのアイコンがひとつ

$${\fbox{F12}}$$キーでWindows$${\Longleftrightarrow}$$XM6typeGのマウスカーソル切り替えが出来ます。

ダブルクリックで起動
伝説のX68000版グラディウス

ちなみに、$${\fbox{BREAK}}$$キーでゲームを終了し、システムへ戻ります。

BREAKキーを設定していないので、ソフトウェアキーボードの[BRK]を操作後
何かキーを押す
Visual Shellに戻った

はい、特になんと言うことはない動きですね。
実はこれ、当時としては画期的で

ゴリゴリのゲームでもきちんとプロセス管理するんだぜ!


というシャープからのメッセージだったと思います。
もっとも、その後どのくらいのゲームがOSに戻ることができたかは、いまいち把握していませんが…

でもまぁ、有名どころのゲームは「プロテクト(コピーガード)さえ外せば」HDDから起動はできたと記憶しております。「X68000は当時最高のゲーミングパソコン」と表現されますが、このHDDにゲームがインストールできるというのも大きいと思います。
販売するゲームディスクにHuman68kを組み込んでも

ライセンス問題(料金)が発生しない

のはいい判断だったと思います。

PC98の事情
ライセンスの問題から、MS-DOSをゲームディスクに組み込んで販売することができませんでした。
なので各社ゲーム独自の専用OSを開発・運用することになります。
結果ゲームをHDDにインストールするということは、PC98にはほとんど無かったと記憶しています。

PC98の事情 ライセンスの問題から、MS-DOSをゲームディスクに組み込んで販売することができませんでした。 なので各社ゲーム独自の専用OSを開発・運用することになります。 結果ゲームをHDDにインストールするということは、PC98にはほとんど無かったと記憶しています。

ところで、ACE-HD,XVI-HDを買った私が、なぜグラディウスのディスクを持っているかというと…

当時のSHARPにはがきを出し、保守部品としてディスクを入手する

という、なかなかにその筋な手段が用意されていました。
確かに製造終了後、5年間の修理用部品保有義務があったもんね。

いや~、懐かしいなぁ。

では、次回はVisual ShellをHDDへのインストールしてみます。

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