【北海道で学生模型連盟を作ったわけ】
執筆 北海道学生模型連盟会長 北大プラモ部部長 松浦隆斗
はじめまして、会長です
皆様はじめまして、北大プラモ部部長の松浦隆斗です。普段はクローデルというモデラーネームで活動しています。連盟発足にあたって発起人から会長と正式な役職になりました。会長として何か書くときは名前を明らかにしようと思います。
さて2023年6月9日、正式に北海道学生模型連盟が発足し、そして昨日には連盟員皆で作るnote記事の活動を発表いたしました。
そもそもなぜ我々は立ち上がったのか?その経緯をお教えしないままでは、みなさんからの応援の声もいただけないでしょう。
ということで第2号の記事では連盟設立の経緯と今後について、会長の考えを書き連ねます。
きっかけは1つのやりとり
僕は北大プラモ部のtwitterの中の人なのですが、ふと思いついた案を投稿してみたんです。
これに食いついたのが九州工業大学、九州大の模型サークル。彼らもいろいろ学生同士の交流の機会について考えてたようで、話していくうちに地域単位や全国規模で学生の合同展示会とかできたら面白そうという流れに。
このときはまだ半分冗談だった感じでしたが、僕はちょっと実現可能性を探ってみることにしました。
思い返せば①過去の挫折
実現可能性を探る前にうちの部の先輩方にこの話を持ち掛けてみると、「昔は科学大とかと学祭で合同展示やってたよ。」とか、「昔俺たちも連盟みたいなことはやろうとしたけど、距離的な問題があって挫折した。」など過去の試みが明らかに。ぐぬぬ、やはり距離的な問題があったのか。北海道はでっかいどう。でかすぎ。予想はしていたが最大の障壁になりそうだな。そう感じました。
そして過去には合同展示やってたのに今はないということは、コロナ渦でつながりが全部消えてしまったことを意味していました。
思い返せば②他大からの入部要望
対面での展示会が復活し始めた去年、北大プラモ部も久しぶりに対面での学祭展示が開催できました。多くの方にご来場いただき、北大生で見に来てくれた人の中には後日正式に部員となった方もいました。
そんな中で気になった言葉が、「私たちも北大プラモ部に入りたい。」という他大の学生の声だった。しかし当部はインカレではないためやむなくお断りしていたのでした。
模型部のない大学にいる子たちの受け皿がない。これに気づいた瞬間でした。
よし決めた、連盟作ろ!
コロナ渦で大学同士のつながりは消えたし、個人勢の受け皿はないしこのままだと北海道の学生模型文化っておひとり様の楽しみで終わっちゃう。
僕は北大プラモ部に入ってプラモで交流することの楽しさに気づいた。一人でやるなんてもったいない、やるなら仲間は多いほうが絶対楽しい。このままにはさせないぞ、何とかしてやる。そう決めてひねり出したのが連盟構想でした。
連盟の組織像
連盟の組織像には2つの可能性を考えました。1つは模型部のある5大学のみで活動する共同体。もう1つは模型部のない大学に属する個人モデラーも参加できる北海道学生の集合体です。
後者こそ連盟のあるべき姿だと考えたのです。
北海道学生のための連盟の役割
そして北海道学生のために存在する我々は様々な役割を果たす必要があります。この連盟ができるだけでも様々なメリットがありました。大学生同士の交流も利点ですが、広域にわたる北海道ですから地方の模型屋さんの活性化につながる可能性もあるのです。
また我々がコンペを主催し多くの学生が参加すれば、そこでの優勝は全道1模型作りの上手い学生に相当します。
こういったことを5大学の代表者で集まった際にプレゼンし、設立へとつながったのです。
今後なにをしていくのか
最終目標 合同展示会
連盟の最終目標としては合同展示会の開催です。5大学模型部+個人学生モデラーでやりたい、これが僕の本音です。そしてコンペを開いて全道1模型作りの上手い学生を決めたいんです。
また北海道は他県に比べて展示会の開催が多い傾向にありますが、夏を超えるとあまり開催されなくなります。そういった時期に我々が合同展示会を開催することで新たなイベントの創出になると考えています。
そして展示会ではガンプラ、飛行機、AFV 、船、車など様々なジャンルの作品が集まります。自分の知らないジャンルにはなかなか触れる機会はありませんが、こういった機会を通じて飛び込むきっかけになればと考えてます。
ただ距離的な問題は依然として残っています。そこは運営で対策を考えていきますし、場合によってはオンラインでの開催などあらゆる可能性を残しています。
普段の活動 note記事
ただ展示会を行う団体としては不十分、そこで北見工業大の井野君が提案してくれたのがnote記事の作成でした。こちらも合わせてご覧ください。
これは名案だと思いました。これで普段から連盟員で記事を作っていけば、他大の人が何をやっているのかわかるし、お互いに技術を勉強できたり作品のアーカイブになり良い効果が狙えます。
noteの記事は今のところ下記の内容で進めていこうと思っています。
①完成品
②過去作レビュー
③How to
④ツールレビュー
⑤各サークル・部活の紹介
⑥地元の模型屋さん紹介
また書いてくれた記事で人気記事を決めたりする要素も取り入れれば、活性化しそうと思ってます。
ただこのnote記事は運用上5大学の模型部員のみが書ける状態であり、個人勢の受け皿という問題は解決できていません。今後ここについても改善が必要かもしれません。展示会の課題同様、個人とともに歩む体制づくりを作っていきたいです。
最後に
ということで連盟設立経緯と今後に関して軽くご説明させていただきました。設立して日が浅くまだまだ至らぬところも多いですが、北海道学生とともに模型を楽しむ団体として活動していきます。
この僕の思いが少しでも多くの道民、道産子モデラーに響いたらうれしいな。
これから5大学で力を合わせて頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします。
御覧いただきありがとうございました。
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