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本物を見て気づくこと:千歳のまちの航空祭2024レポート

執筆 北大プラモ部4年 クローデル

航空祭に行ってきました

 今回は、航空自衛隊千歳基地の航空祭に行ってた様子をご紹介します。
 普段飛行機を作っている私ですが、実は自衛隊の実機をまじまじと見たことはありませんでした。今回は実機を見て気づいたことや、どういったことが気になったのかをまとめました。みなさんの模型作りの参考にしてください。

今年の記念塗装機F-15J。ポップでかわいい!

迫力の飛行展示

 大学に入ってから都合が合わず、久方ぶりの航空祭参戦となりました。私の中での航空祭の大きな変化は新しい戦闘機が飛んでいるという点です。
そう、F-35Aです。最新の戦闘機ですが、独特な形状をしていてミステリアスな感じです。この戦闘機、私は模型では作っているんですがいまいち好きじゃなかったんです。なんかこう、太い感じが好まなかったんです。でも実際に飛んでいるのを見たら評価は180°変わりました。

F-35Aむっちゃかっこええやん!!!!!!!!!!!!!

轟音を轟かせながら頭上をパスしていくF-35Aを見て私の心は奪われてしまったのです。
エンジン1個なのに、とても力強く飛ぶその雄姿に惚れ込みました。おかげでタミヤの1/72を買いましたよ
本物を見るといかに自分にバイアスがかかっていたか思い知らされました。

何とか撮影できた。オジロワシのマークが素敵💕

これが洋上迷彩か・・・

さてお次はF-2B戦闘機を見ました。これはまた突飛な色合いだこと。これを見て思ったのは、F-2のキットの指定色は結構本物と近いということ。安心しました。
そして思ったより黒ずんでいたり、斑点の汚れがついていました。塩マスキングが有効だと思いますねぇ。

色んなT-4 いるんだなぁ!

お次はT-4です。練習機やブルーインパルスの機体として使用されている本機。今回はレッドドルフィンとブルーインパルス、そして千歳所属の練習機がいました。どの色もとてもかっこよく、模型で再現したくなります。

美しい・・・ぜひとも合わせ製作したい・・・

何気ない場面にジオラマのヒントがある

 こちらは演目を終え帰還したブルーインパルスの機体を確認する整備シーンです。色んなハッチが開けられていたり、確認作業が行われています。こんな場面はジオラマにピッタリだなと思います。

ハッチ内部は機体内部色(メモメモ)

オタク君、変なとこばかり撮るよねシリーズ

 オタクとは、資料写真という名目で至る所を撮る生き物です。私が撮影したところを一部紹介していきます。

①F-15J機首先端の謎の三角マーク

 なんだこれ?と思い撮影しました。後日SNS で聞いてみるとコンパウンドで補修した後だそう。大スケールのF-15J を作るときは再現してもいいかも。

②F-15J のエンジン

 この金属光沢、そして配線・・・模型で再現したい。

③F-15J の補修されたパネル

 整備員さんと補修されたパネルを見ながら質問できて面白かった。

④エンジン外されたF-15J の機体内部

 外された装甲内部は銀色なんですね。何気に移る赤色のツールボックスなんかもジオラマによさそう。

⑤汚れかたの違う機体側面とパイロン側面

パイロンは結構綺麗ですね。対して機体は退色してますね。

⑥退色したF-15Jのノーズ

⑦結構汚れてるミサイルの訓練弾

思ったより黒ずんでます。フィンも金属露出してたり傷ついてますね。

まとめ

本物を見るとは・・・
①実際に動いているところを見る
②普段見えないところを見る
③普段使われている様子、何気ない所作を見る

以上の3点でした。本物を見て模型活動へ行かせるヒントが沢山見つかりました。また航空祭行きたいなぁ・・・ではまた。

↑F-15J のキットと塗装色を載せてみました。良ければ皆さんも作ってみては?


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