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そういえばさ
ここに来るようになってからもうだいぶ経っちゃった。
私の誕生日もクリスマスも病室だったけど案外ちゃんとパーティできて良かったよね。
ねぇ、意地悪で言ったわけじゃないよ。
謝らないで?
私もごめんね、でも一緒に過ごせるだけで嬉しかったの。本当なんだよ?
高校生の時の私はきっとこんなふうに思えなかっただろうな。
大切に想える人ができたことも、大切な人を大切だって言えるようになったことも、幸せな事だよね。
高校生の私に教えてあげたいな。
あなたはちゃんと誰かを大切にできるんだよって。
全部君のおかげだね、ありがとう。
そいえばさ、クリスマスに何欲しいの?って聞いてくれたじゃん。
なんにもいらないって言ったけどあれ本当は嘘なの。
私の欲しいものは、最寄りの駅まで迎えに来てくれた君と、同じお家に帰って、同じお布団でくっついて眠ること。
当たり前だったあの時間が欲しいんだ。
何にもいらないって嘘ついて、君を不安にさせちゃってごめんね。
正直に話したからいつかこのお願い叶えてくれる?
クリスマスはすぎちゃったかもう無効かな、笑
君が用意してくれたネックレス、まだ1回も外してないよ。
貰った瞬間私のために沢山考えてくれたんだってわかって、本当に嬉しくてなんにもいえなくなっちゃった。
このネックレスね、鏡や窓に映る度に私は君のものなんだって思い出させてくれるの。
ネックレスの意味は首輪・束縛って聞くけど、ちょっとわかる気がしたよ、笑
会えなくても毎日君のこと考えちゃう。
私も相当君のことが好きみたい。
はやく会いたいな。