なんでもない日のなんでもない話
いつも平日入っている先輩のお子さんが鼻を骨折して入院すると言うのでシフトを代わったらたまに見ているYouTuberの方がお店来たんだよね。
毎日見てます!って訳じゃないけどチャンネル登録しちゃうくらいには好きなの。だから嬉しくてさ、最高の気分だったわけ。
でもね、その後目の前でお冷をこぼしちゃったの、最悪じゃない?
こんな一瞬でプラスとマイナスのバランスとってこなくてもいいのよって感じ。
いくらなんでも回収が早すぎて笑っちゃった。
こんな話を彼にしたら、そそっかしいなと心の中では思いながら、黙って微笑みながら聞いてくれるんだろうな。
このあとはバレリーナのお友達の発表会に行くよ。
電車で1時間もかかるくらい遠いの。
仲良しグループは5人なのに毎回律儀に出席してるのは私だけなんだよ笑
前から声掛けてくれてるんだから予定空けときなよ!って私が思っちゃうんだけど、心狭いかな?
バレエの準備って練習するだけじゃないんだよね。
体のライン出るからシルエットとか気にして食事管理とかしなきゃでさ、本当に大変そう。
友達がこんなに頑張ってるんだから見にいかなきなんてだめだめ、応援しに行かなきゃ笑
私だけ素敵な作品に触れて友達にも会って感受性豊かないい女になっちゃお〜っと。
ねぇ、春には一緒にデートできるかな。
一緒にお花見しよ!
夜桜もありだよね、どっちも行っちゃおっか?
神様、人生は山あり谷ありですよね。
20になったばかりの彼を三ヶ月以上病院のベットにしばりつけたんだから、もうそろそろ解放してあげてくれませんか?
そろそろ嬉しいことがあってもいいんじゃないですか?
アメフトやるとか、歩いてお花見デートいくとか、?
こんな話したら彼はなんて言うかな。負担になってしまうかな。困ってごめんね、って言うかな。
何でもない日は特に、君のこと考えちゃうの。
またなんでもない話してあげるね。
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