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他部署メンバーに自分たちの仕事内容を知ってもらうためにしたこと
こんにちは。シュフティ事業部デザイナーのナカジマです。
先日、令和元年にふさわしく(?)noteでの発信を宣言したわけですが、
もともと私がnoteでも発信したいと思ったのは、去年10月から会社のブログで発信している「シュフティKAIZEN報告」がきっかけでした。
今日はそのシュフティKAIZEN報告にまつわるお話です。
1.シュフティKAIZEN報告とは
シュフティKAIZEN報告とは
シュフティがその月にリリースしたサービス改善の内容をまとめたブログです。
弊社うるるの公式ブログ内で書かせてもらっています。
▼初回のシュフティKAIZEN報告
http://blog.uluru.biz/entry/2018/11/07/115757
実はこれnoteチームさんが発信されているnoteカイゼン報告のパクり・・いやオマージュなんです!
確か、深津さんがCXOに就任してすぐに発信されるようになって、受け手としても、チーム側としても(妄想ですが)、同業者(webサービスに携わる者)としても、すごくいいなぁとずっと思っていました。
2.きっかけはチームのエンゲージメントだった
うるるには、エンゲージメント向上委員会という組織があります。
名前の通り、会社で働くメンバーのエンゲージメントを向上するための委員会です。
各事業部に委員を立て、各委員は自分の事業部のエンゲージメントを向上していくために活動します。
具体的にはwevoxというエンゲージメントのスコアリングサービスを使って、自分の事業部に足りていない項目を分析し、足りない項目に対して委員が施策を考えたり、メンバーが問題を抱えていないかなどをヒアリングします。
シュフティチームのエンゲージメント委員だった私は、wevoxのスコアをみていてシュフティチームは「承認」「達成感」「やりがい」のスコアがなかなか上がらないことに悩んでいました。
wevoxのコメントを見ると、
「承認/成果に対する承認」が低下しているときは
周囲のメンバーから関心を持たれていない、あるいは定量化できていない成果に対して称賛されない可能性が考えられます。
「達成感」が低下しているときは
達成の基準や明確な目標を持てていない、あるいは達成感を味わう機会を持てていない可能性が考えられます。
「やりがい」が低下しているときは
業務の目的や意義を理解できていない、あるいは同じ業務を繰り返している可能性が考えられます。
と書いてあります。
うるるはいくつか事業部があり、ランチや飲み会、部活など仕事以外では事業部を超えた交流は割と多いほうです。
ただ、
・お互いの事業部が普段どんな仕事してるのか
・どういう経緯でどんな施策を回しているのか
・チームではどう動いているのか
など、お互いの仕事ぶりに関しては、全然知らないというのが現状です。。。
そこで、まずシュフティチームが普段どういう仕事をしているかを他部署のメンバーに共有し、まず自分たちの事から知ってもらおうと考えました。
それがきっかけで、お互いの仕事に興味が持てれば、さらに仕事や会社が楽しくなるんじゃないかなと思いました。
3.知ってもらう情報共有にするために決めたこと
1.継続すること
継続的に発信することで、
・気づいたときに見てもらう
・見ればその分だけ少しシュフティチームのことが知れる
・習慣づけることで「認知」を高める
というスタンスが、お互い気楽でいいかなと考えました。
2.題材はわかりやすいものにする
シュフティではスクラム開発で2週間ごとにリリースしているので、そのリリースストーリーについて書こうと決めました。
・新機能をリリースしました
・お問い合わせを元に●●を改善しました など
他部署のメンバーがシュフティを利用して仕事を進めていたりするので、
発信する相手はシュフティユーザーであることを意識しました。
リリース情報は、
・ユーザーにとって重要であること
・何かしら必ず書くことがある
ので、ユーザー目線でも、継続しやすいという点でも、内容に困らずに取り組めると考えました。
シュフティチームで取り組んでいる、スクラム開発やデザインスプリントなど制作チームならではの知ってもらいたい題材はたくさんありましたが、仕事の手法の話は「認知」や「興味」があった上で響くものです。
目的を見失わないよう、ここはぐっとこらえました。
そしてこの辺りの話こそ、このnoteで発信していく予定です!
3.媒体や頻度、書き方について
・会社の公式ブログで発信
・月1回、前月のリリース内容を発信
・簡潔に書く/スタッフクレジットを載せる
上記のことを決めました。
理由は主に以下です。
読んでもらわないと意味がないので、気軽に触れられることが重要でした。
読みたいときに読んで、読んだ分だけちょっとシュフティチームのことがわかる、そんな発信にしたかったからです。
そして、各メンバーが何をしているかを知ってもらいたい。
●●君はこのリリースに関わっていたんだ、のようにちょっとしたきっかけで仕事ぶりを知ってもらえたらいいなと思いました。
4.半年やってみて
もともとの目的はチームの「承認」「達成感」「やりがい」を向上させることでした。
反省点
スコアは上がったり下がったりを経て、現時点でちょっと上昇という曖昧な結果でした。
ただ、メンバーの反応を見ていても、この取り組みが個人に影響を与えきれていないなというのが正直なところです。
さらに、これがきっかけで他部署からの仕事の交流が増えたかというと増えていないと思います。
そこまでリーチすることができていなかったというのが反省点です。
良かったこと
とはいえ、個人的にはやっていて良かったなと思うこともあります。
★みんなからの反応が嬉しい
交流までにはリーチできていないですが、周知するとみんなスタンプや返信などで反応してくれて、単純に嬉しいです。
★自分の担当以外のリリースストーリーについて理解が深まる
全部のリリースに自分が関わっている訳ではないので、これを書くためにpivotalのストーリーを読み解き、噛み砕いて記事にしていきます。
結果、プロダクトへの理解が深まる作業だなと感じています。
★文章をわかりやすく書く練習に最適
このKIANEN報告で大事にしていることは、シュフティの全てを知ってもらう必要はないという点です。
リリースされた機能や施策に関して、気になったら声かけしてもらえればいいという立ち位置で書いています。
いかに簡潔に、でも概要が掴めるように書けるかがキモなのです。
壮大な背景や経緯があるストーリーを簡潔に書くことは、考えをまとめるのも、それを文章にまとめるのもとても練習になっています。(まだまだですが。。。)
5.今後について
目的の一つが継続ですので、まだまだ続けていきます。
ただちょっとアプローチを増やしていこうと考えています。
内容を深ぼれそうなリリースに関しては、このnoteで詳しく書いていこうかなと思っています。
チームが施策に対して込めている想いを通して、シュフティチームやうるるとしてのものづくりへの姿勢を内だけでなく外にも伝えられるといいなと思っています。