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双曲線とXY軸でつくられる原点


あらあら、こんなに遠くまで!
お怪我はありませんか?



ようこそ、小道へ
この大森の小道は少々霧が濃く険しいので、足元にお気をつけください。


許されるのならば、私は
「無」でありたかった

許されぬのなら、せめて
「足元に咲く名もなき花」でありたかった

これが“人”というのなら
“人”ではありたくない

それが“大人”と呼ぶものなら
“大人”にはなりたくない

けれど、
私は生まれた時から“有”であり”人”だ

そして知らぬ間に
“大人”と呼ばれるものになった。

現実と現実の狭間、創造と創造の狭間


双曲線でつくられる世界


全ては、上下左右の反比例

真白な曲線と真黒な曲線、その狭間に自分の世界はある。
白が濃くとも、黒が薄くとも定まることはない。

互いに交わることも、染まることもなく
どちらもそこに、いつも無いようで”有”る。

挟まれながら、保たれている。
挟まれながら、守られている。



X軸とY軸


原点。X軸は…Y軸は…

言葉にすると、何やら教か?論か?と
問われてしまいそうだ。

問われてしまいそうだから、
言葉にしなかっただけかも知れない。

原点を知りたいと思いながら
原点を知ることを、いつも恐れている。

本当は知りたくないのかも知れない。
本当は知らなくてもいいのかも知れない。


双曲線と交わる2つの軸の真ん中で


砂時計を眺めながら、その向こう側を眺める

計算された”時”を刻み
一所懸命に落ちていく

”時”がくれば、返され次は逆向きに落ちていく、それは、まるで…。



バランスの取れた双曲線に挟まれながら

X軸とY軸が交わり原点は生まれ
計算された時の間を刻んでいく

いつも“無い”ようで、いつもここに”有る”


この大森の木々たちの雑談は、少々難しく
陰気のようですね。




さ、大通りへ出ましたよ!

また次の道草で
偶然お会いできることを、楽しみに

新たな小道をご用意して、お待ちしております。

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