暗闇の黒い怪物

あらあら。またお会いしましたね
今夜は、お会いできる気がしておりましたよ。

少し腰をおろして、星でも眺めていきませんか？


ようこそ！小道へ

夜空を見上げるのは、どのくらいぶりですか？

ここは、星がとても綺麗に見えて
一つ一つが囁きかけてくような気さえするのです。

暗闇。どこまでも続く暗い世界の怪物

手を伸ばして歩んでも　触れるモノはない
踏む枝の音（ね）も　音（おと）なく
感触だけが　妙に記され

ただただ　耳には静けさだけが広がる

暗闇の中では　必ず真っ黒な怪物と出会う
心構えもできぬうちに　近づいてくる

逃げても　回っても　怪物は
必ず迫ってきて
気がつけば重く背に負っている

朝が来れば、辺りは
何事もなかったように
新たな朝が始まるけれど

ここには
朝などやってくることはない

どこまでも続く　暗い世界
足元を照らすのは　数年前の光

・・・

ここ数年、星の数が多くなったような気がしませんか。
流れる星の数も随分と増えたような。

１つくらい
願い事をしてからお戻りになられてみては？

私も１つ願ったので
あなたもご一緒に！

また、違う小道できっとお会いできることを楽しみに。