「SURF」
波の音がささやく
過ぎ去りし日の記憶
風が雲を撫でて
影を伸ばすオレンジ
ぽつりと君が呟く
貝殻を見つけたよと
まだ少し汗ばむ肌と
きらめく季節の端っこで
きっとこの瞬間は
掛け替えのない物だと思ったんだ
覗き込んで笑う
君を強く抱きしめていた
SURF 終わるのかな
いつかくる日を無くせないかな
泡のように消えやしないかな
宝石よりも輝く日々で
水平線 沈む太陽
見つめる君の横顔
全てを許せるくらい
やわらかい微笑みだった
そっと手を握ったら
優しく握り返して
ぎゅっと頑 離さなかったのは
永遠を感じていたかったから
SURF 終わるのかな
いつかくる日を無くせないかな
泡ともに消せやしないかな
宝石よりも輝く日々で
夜空に咲いた向日葵
かすかな火薬の匂い
帰り道 降られた
どしゃ降りの雨に
下駄の鼻緒 擦れて
おぶって嵌った水溜り
びしょびしょになって
はしゃいだあの日
他愛もないことで
笑いあえたとき
初めて思ったよ
君さえいれば
それだけでいい
君以外の選択肢なんてない
SURF 宇宙(そら)のように
星のようにいられないかな
願うばかりだ
幾千年も瞬いていたいよ隣で
SURF 終わるのかな
いつかくる日を無くせないかな
泡ともに消せやしないかな
宝石よりも輝く日々で
作詞作曲:西島輝
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