宮城県独自の手帳・みやぎ手帳を紹介してみた
皆様こんにちは。
せいぎのみかたの片割れと申します、よしなに。
こちらは社会人生活をスタートして間も無くの頃の正義正義です。
この3年後にメンタル壊して会社を辞めることになるとは夢にも思うまい。
早速ですが、皆さ〜ん!
突然申し訳ございません。
この記事をご覧の方の中には「ギャーッ」と奇声を挙げてスマホを放り出した方もいるかもしれませんが、一旦我慢してください。スマホは拾ってください。
そんな労働者の皆様の必須アイテムと言えば!
そう、手帳!
スケジュール管理やToDo管理、仕事上のメモ等、ビジネスマンにとって手帳は必須アイテム!
スマホでスケジュール管理ができるようになった現代においても手書きの良さというものは中々廃れないものですね。
ちなみに僕は就労のデジメンタルを持ち合わせていないので社会人になってから5年間くらいはろくに手帳を使いこなせず、買った数日後には鞄の中で眠らせる日々を過ごしていました。
そんな僕が昨年購入して以降、なんとか1年間使い続けている手帳がこちら!
宮城県統計協会さんから刊行されている「みやぎ手帳」です!
「みやぎ手帳」とは、読んで字の如く宮城県に関する情報を一冊にまとめた宮城県民御用達の手帳なのです!
宮城県民の皆さん、知ってました?これ知ってました?
まあ、みんな知ってるかぁ。
だって。
仙台つーしんさんがとっくの昔に記事にしてたからさ…。
というかむすび丸バージョンなんてあるのね。
流石は仙台つーしんさん、一介の仙台市民が紹介しようとしたものなどとっくの昔に紹介しているのである。自らのアンテナの鈍さを恥じるばかり。
ちなみに上記の記事で紹介されているのは令和6年度版のみやぎ手帳で、僕が現在使用している令和5年度版はこんな感じ。
グレーを基調としたマットな仕上がり。
メモ欄には職場に関する悩み・ストレスを産業医に相談した時の箇条書きがびっしり。
今年1年間の酸いも甘いもこの手帳が全て知っている。
僕自身、曲がりなりにも1年間愛用してきたことから「みやぎ手帳の良さを一番引き出せるのは…俺だ!」という自負も多少なりともございます。
仙台つーしんさんの足元には及ばずとも爪元くらいなら紹介できるのではあるまいか。
暮れも押し迫り、間もなく12月。
手帳の購入には絶好のタイミングで「令和6年版みやぎ手帳」の僕なりのレビューをさせていただきます!
まずこちらが表紙となります。
右上に印されているのは宮城県の県花である「ミヤギノハギ」をモチーフにした県章です。
ひらがなの「み」っぽく見えますが、実際に「み」を模して作られているそうです。
いざ、表紙を開いてみると…
カレンダーでした。
冒頭から宮城要素満載とはいきませんでした。
思わぬカウンターをくらいつつ、次のページを開くと…
県花・県鳥といった宮城県を象徴するシンボルと内表紙が。
というか宮城県の県獣、シカだったのか。
シカのパブリックイメージで言えば奈良県以外のイメージあんまり無いけどな。
その後数ページ捲ってみると年齢早見表などの一般的な手帳でもよく見かける内容の後に「ふるさとの行事」なるページが。
こちらは宮城県内における1年間の行事をまとめたページです。
こちらのページでは各地域ごとの「どんと祭」を完全網羅。
これなら宮城県内のどこにいてもどんと祭に忘れず参加できますね。
ちなみに僕が産まれた7月31日、宮城県内では…
大和町で輪くぐりが行われます。
続いては手帳の要となる予定表。
月毎のページはすみっこに宮城県の観光PRキャクター・むすび丸がちょこんと留まっている以外は普通の予定表に見えますが…
注目すべきは週毎の予定表。
欄外にその週にあった出来事が豆知識的にまとめられており、スケジュール管理のついでに宮城県についてまた一つ知ることができます!
他にも適当に予定表のページを開いてみたところ、今から105年前に仙台で米騒動が起きていたことがわかりました。
今や米所と呼ばれる仙台にもこんな歴史があったんですねえ。
ここで手帳としてのメモ・予定表の部分は終わり、ここから先は宮城県にまつわる施設や人物に関する情報がまとめられた「資料編」へと移ります。
こちらは「県内主要官公庁その他団体等一覧」のページ。
県内の主要な施設の情報がここに網羅されています。
各地の税務署の情報や…
ハローワークも網羅!
こちらは県庁の各問合せ先が一覧で表記。
役所に連絡することがあればここを参照しよう!
県内の大学、高校、中学も勿論掲載!僕の母校も乗っている!
そして意外とみんな忘れがちな「市町村合併状況」まで完全網羅!
「あれ?大崎市って元々何市だったんだっけ?」というふとした疑問もこれで解決!
続いては「統計で見る宮城県の1日」。
宮城県では一日に何がどの程度怒っているのかを定数的に表したページとなっています。
例として一つ挙げると、2022年のデータによると宮城県では1日に35.6人の子供が誕生し、76.8人の方が亡くなっています。
ちなみに令和5年度版に書かれていた2021年のデータと比較するとこんな感じ。
よもや少子高齢化をみやぎ手帳で感じることになるとは。
あと救急車の出動件数も地味に増えている。
あんまり暗い話題が続くのもどうかと思うので次に進みましょう。
続いては「宮城の実力」という47都道府県の中で宮城が日本一、またはベスト3の生産物を紹介するページ。
いよいよ社会の資料集じみてきたな。
石巻や気仙沼名産のサメやホヤの漁獲量に目が行きがちですが、かつおの漁獲量が3位から2位にランクアップしています。
ちなみに1位は静岡県らしい。
そして最後に紹介するのはこちらのページ。
「宮城県内の伝承施設」のページ。
2011年3月に発生した東日本大震災の記憶と教訓を伝えるための施設や公園などの情報がまとめられています。
こうした復興に関する情報がまとめられているのは、宮城県ならではかもしれません。
こちらのページにも書かれていますが、皆様も一度伝承施設に足を運んで、各地の今を知ってみてはいかがでしょうか。
…という訳で、いかがだったでしょうか。
今回紹介した「みやぎ手帳」は、手帳としての機能では特に際立ったものはありませんが、宮城県に関する情報が全体に散りばめられており、何気なく眺めているだけでも結構面白いです。
中には今まで知らなかった情報もあり、思わぬ発見も多数ありました。
これから来年の手帳を購入するうえで、こちらの記事が参考になりましたら幸いです。
以上、令和6年度みやぎ手帳レビューでした!
…ってか、屏風岳?初めて聞いたな…。
よしなに。