二つの戦隊が激突!ルパンレンジャー VSパトレンジャー振り返り!!

毎週日曜日の朝が楽しみだったのはいつ振りだったでしょうか。
近年一番どハマりした戦隊が ルパンレンジャー VS パトレンジャーでした。

そんなルパンレンジャーVSパトレンジャーが帰ってきます。
https://www.toei.co.jp/release/movie/1215764_979.html

というわけで、今回は最新映画で久々に推しの戦隊が戻ってくるということで、ルパンレンジャー VSパトレンジャーに対する個人的な振り返りを行います。

2010年代の戦隊は変化球がお好み?-絡み合う人間関係が織りなす濃密なストーリー-

2010年代の戦隊は今までの戦隊の形式に捉われない、配色、メンバー構成を試していた印象です。
例えばキョウリュウジャーは基本は5人+1人でありながら、サブとしてシアンやグレーなどの色が追加されゲスト戦士含めて10人を超えました。

続いて、一作前のキュウレンジャーでは初期メンバーが9人と設定されています。
また9人にプラスして、二人目の赤やスカイブルーといった追加戦士が登場し最終的には12人という大所帯となりました。
キャラクターの設定も幅広く、各星系の宇宙人を基本として、アンドロイド、地球人の子供などの設定がされていました。
メインとなるヒーローが大所帯、かつキャラクターの幅が広くなった分、途中離脱やメンバー同士間の絡みなど様々な取り組みが行われておりました。

そして、2018年に作成されたのがルパンレンジャー VS パトレンジャーでした。

今までもハリケンジャーにおける、ゴウライジャー、シュリケンジャーなど1作品の中に複数の戦隊が登場することはありました。
しかし、メインのタイトルを張る戦隊が複数あるのは初の試みでした。

戦隊を複数おいた結果、怪盗と警察のメンバー同士の人間関係が密に描かれており、今までの戦隊にはないストーリー展開を見せてくれました。

個人的なお気に入りは怪盗赤×警察赤と怪盗黄×警察緑ですね。

怪盗赤は警察赤に対して、ストーリーを追うごとに失った兄に似た憧れのような感情を抱いているんですよね。それに対して警察垢は怪盗赤に対して、どうしても気になる一般市民の青年といった扱いをします。それが変身している間はお互いに争いながら、共通の敵ギャングラーと戦う。

また、警察緑→怪盗黄は一方的な恋愛対象ですね。
デートなどアプローチを仕掛け、怪盗黄は嫌々ながらも警察側の情報収集のためにデートに応じる。こんな関係が戦隊で描かれるの久しぶりだなといった感覚でした。なんか戦隊で描かれるカップルって子供の頃から好きなんですよね。(マイベストカップルは冒険赤桃です)

背景があると強い-戦隊として戦う理由とは-

登場人物が「何故?」ヒーローをやっているのか?というのが明確化されていた作品だなと思っています。
単純明快な地球を守る使命があるとか、ある日突然戦隊に任命されたわけではありません。

ルパンレンジャーには戦隊をやらなければいけない、強い信念がありました。
ルパンレンジャー側は、失ったものを取り戻すため。
メンバーそれぞれが大切な人物が奪われてしまい、その人物を取り戻すために戦隊になります。

また、パトレンジャー側は普通な理由でした。
パトレン1号は普通のお巡りさんに憧れて、パトレン3号は安定している職業だからという理由がありました。ルパンレンジャーに対してストーリー的な熱さはないのですが、警察官であるという設定上、市民の平和を守るなどの行動が普通に行うことができるストーリー展開のしやすさがあったのかなと思います。

怒涛の最終展開-久々に正体バレが描かれた作品-

筆者の記憶だと、素顔を隠して戦う戦隊はメガレンジャーが最後の記憶です。
怪盗側のルパンレンジャー の3人は素顔を隠して戦う戦隊でした( まぁ怪盗なんだからそうですよね)

そんなルパンレンジャー だからこそ、やはり存在するのが正体バレ。
敵であるギャングラー含め、今までずっと争い続けていた警察側へも正体を明かす時が終盤でやってきます。

確信しつつ真実から目を背けたいパトレンジャー側3人の心情がとても良く描かれていました。
戦隊を見ていて泣いたのは初めての体験だったかなと思います。

そんな怒涛の最終展開を迎えて、最後は個人的に気になる伏線は全て回収しきってくれたかなと思います。
(わりと大きな謎は残ったままなのですが、それは最初から正体明かすつもりなかったんじゃないですかね)

まとめ


ルパンレンジャー VS パトレンジャーはストーリーが濃密でとても引き込まれる作品でした。
Gロッソも行ったし、映画も行ったし、ファイナルツアーも静岡遠征までしました。
後、筆者はあまり玩具を買わないのですが、関連商品は大人買いしましたね。

それだけどハマりした戦隊でした。
筆者としては、アクションの派手さよりストーリーが濃い方がお好みです。

駆け足になってしまいましたが、これで個人的な振り返りを終わりにしたいと思います。
(もしかしたら後から追記するかもしれません)

また、10 年後に会えることを期待して・・・
アデュー!!


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