翡10-鉄の処女
■イギリス、ロンドン。歴代の拷問器具が展示してある博物館。若い女性の2人連れが展示物の間をこわごわ歩いている。2人は拷問部屋を再現した場所で立ち止まり、陰惨な器具に釘付けになる。そこへ、丸顔で頭髪の薄い、身なりの良い男ウィリアム・アフレック(57)が2人の背後から声をかける。
(ロンドンの拷問器具を展示した博物館は、ロンドン塔博物館を想定しています。ロンドン塔はネット資料の1.に用意しました。また、再現された往時の拷問室については、資料『拷問全書』のP138、またはP193の画像を参考に願います)
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