翡14-ドラキュラ
ゼロ【2008・7】の原稿、調査原稿、コラムのデータ及び、ゼロ【2008・8】原稿本編、ゼロ【2008・9】のリライト原稿、調査原稿、コラムのデータは失われている。
ゼロ【2008・8/ドラキュラ/コラム】
■ウルバン砲はハンガリーの技術者がオスマン帝国に売り込んだ攻城兵器だ。砲の長さは8メートル。大理石でできた五百キログラムの砲弾を1.6キロ飛ばすことができた。1453年のコンスタンティノープル攻略の際には、この巨砲を六十頭の牛と二百人の兵士が二百四十キロ離れた町からコンスタンティノープルまで五十日かけて運び、城を見下ろすマルテペ丘に設置した。バリアメッツアと名付けられたウルバン砲の炸裂音は二十キロ離れた場所からでも聞く事が出来たという。
ゼロ【2008・8/ドラキュラ/調査・リライト方針】
調査、方針用
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ワラキア
(参考URL)
ヴラド・ツェペシュ年表
• 1431年、トランシルヴァニア地方のシギショアラで生まれる。
• 1436年、ヴァルナの戦いで敗北。オスマン帝国に臣従。
• 1444年、弟と二人でオスマン帝国の人質となる。
• 1447年、ワラキア公の父親が暗殺される。ヴラドはオスマン帝国の援助を得てワラキア公となるが、トランシルヴァニア公に敗北してモルダヴィアへ亡命。
• 1451年、亡命先のモルダヴィア公が暗殺される。ヴラドはトランシルヴァニアに戻る。
• 1456年、再びワラキア公となる。
• 1459年、ワラキア領内の反対勢力を撲滅し、ワラキアを掌握。同年、オスマン帝国への貢納を拒否し、敵対。軍事介入するオスマン軍を幾度か撃退するが、このとき「串刺し公」と渾名される。
• 1462年、ヴラドの弟がオスマン帝国の支援を受けて侵入。ヴラドはこれに敗北し、トランシルヴァニアに逃走。その場で幽閉される。
• 1474年、幽閉を解かれるが、改宗したことにより、ワラキアの領民の支持を失う。
• 1476年、あるいは翌年、3度目のワラキア統治。現在のブカレスト周辺でオスマン帝国と戦い、討ち死に。遺体は現地修道院に葬られたとされる。
串刺し公の由来
トルコ語でカズィクル・ベイ(カズィクルは串刺し、ベイは君主)という。使者もしくは貴顕にも関わらず、串刺し刑を行う事は15世紀でも稀であった。
ドラキュラ公
父親が「ドラクル公」であった、その息子であるから「ドラクルア」と呼ばれた。「ア」は「息子」を表す。
歴史上のヴラドはワラキア公であって、ストーカーの小説に設定されたトランシルヴァニアの主ではない。
ヴラドの最期については、ブカレスト近郊で殺害、暗殺、あるいは敗死(ワラキア貴族かオスマンか不明)とされるが、混乱のため正確な記録が無い。
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ハンガリー十字軍を旗揚げしたフニャディ。この人物はヴラド二世ドラクル即ち、ヴラド・ツェペシの父親を暗殺したとされる。
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マーチャーシュ・コルヴィヌス
ハンガリーの最大版図を実現し、オーストリアからハブスブルグ家を追放、神聖ローマ皇帝の位を目指すが、病死する。
マーチャーシュはワラキアから敗走したヴラドを一次幽閉し、自らの妹と結婚させた。
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世界遺産ブダ城 16世紀にはオスマントルコ帝国の領有下。
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ブラチスラヴァ
マーチャーシュ・コルヴィヌスが大学を設立。
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ワラキア公国の首都 トゥルゴヴィシュテ
ヴラド3世の根拠地、建設したキンディア塔が残る。
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創作のドラキュラとヴラド3世との相違。
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「実在のドラキュラ」
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ワラキア、モルダヴィア、トランシルヴァニア
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モルダヴィア
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トランシルヴァニア、歴史。フッガー家の銀の採掘場。エラスムス。
ルーマニア、ムンテニア地方、ドゥンボヴィツァ県、県都トゥルゴヴィシュテ
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トゥルゴヴィシュテは南方アレクサンドリアから、約100キロ余り
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トゥルゴヴィシュテ写真集(貴重)
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アレクサンドリア(ルーマニア)超貴重
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銃の歴史
15世紀ハンドキャノンの時代。
原作に出てくるダヴィンチ式連射砲は、ルドヴィーコへの紹介状から
考えて1482年以降。ヴラド3世は1476年死去。というわけで、不整合。
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「戦争のための機械」
メフメット2世
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「ウルバンの大砲」
コンスタンティノープル攻略のために用いられた、火薬式の攻城砲。
大理石の丸石(300キロ)を1.6キロ飛ばすことが出来たという。青銅製。
砲長6メートル。
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ウルバン砲の写真
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メフメット2世によるコンスタンティノープル陥落とウルバン砲の使用状況。
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シュテファン大公「キリストの戦士」
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シュテファン大公、ヴラドを裏切らなかった唯一の親友。
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ヤシの文化宮殿前にあるシュテファン(チェルマイマーレ)騎馬像
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モルドバ共和国の紙幣に描かれた、英雄シュテファン
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ドラゴン騎士団
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ドラゴン騎士団の記章
方針
原作に事実誤認が多数みられますので、変更と訂正。
ストーリーは原作の宝探しのママ。
紹介する情報として
○ルーマニアの歴史、地理概略
○吸血鬼伝説
○ヴラド・ツェペシの事実概略と伝説
○15世紀中葉ワラキアをめぐる情勢
○オスマン帝国メフメット2世によるビザンチン帝国攻略
○ヴラド3世戦死直前の状況(創作)
○アイテム(ヤコブの杖、ターバン飾り)についての概略。
○17世紀からロマン主義までの迷信と吸血鬼小説の隆盛の流れ概略。
以上、いつもより余計に詰め込む事になります。
なお、今回の資料には当方の蔵書持ち出し分『吸血鬼伝説』を添付しておきます。
ルーマニア人の名前
オイゲン・イオネスコ
アドリアン・ポベスク
ミハイ・ハスキル
女性
エヴァ・ステレア
ナディア・ルジッチ
以下ネット資料
(参考URL)
1.トゥルゴヴィシュテの「ドラキュラ城」
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2.「ウルバン砲」
(参考URL)
3.掲載写真より、「ターバン飾り」の例
権威のシンボル、西欧の王冠に匹敵。
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4.ルーマニアのアレクサンドリア郊外の牛飼い
(参考URL)
5.ヴラド3世時代のワラキアの都トゥルゴヴィシュテ
(参考URL)
6.ルーマニア、バベシュ・ボヨイ大学
トランシルヴァニア、クルージュ市。総合大学。
(参考URL)
7.ルーマニアの首都、ブカレストの写真集
(参考URL)
8.ダキアの領域
(参考URL)
ワラキア、モルダヴィア、トランシルヴァニア
(参考URL)
モルダヴィア
(参考URL)
トランシルヴァニア、歴史。フッガー家の銀の採掘場。エラスムス。
9.ルーマニア三つの地域。
(参考URL)
10.メフメット2世
(参考URL)
11.モルドバ共和国の紙幣に描かれた、英雄シュテファン
(参考URL)
12.ドラゴン騎士団の記章
著作 明鹿人丸
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