不語怪神(ふごかいしん)第2巻-女神の卵
遠のいていく、みぎわの岸の波音が耳近くの動脈の鼓動にリズムを奪われて、みぞおちあたりを鉄棒で突き込まれると思う程、体は長大な鉄棒の反り出す速さからこぼれることは出来ずにすぐ真後ろにある壁面にやがて思いきり四肢を延ばして手は屋根をつかむまでかり飛ぶのはもうすぐだと時間を計っているのに、いつまでも鉄棒に突かれて飛んでいる。
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