![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53440201/rectangle_large_type_2_5cdfe235ec513e785d28f4575b4fe758.jpg?width=1200)
トレッキングポール
定番とは何か?4回目の今回は「ハイカーの杖」ことトレッキングポールについて語ります。登山やハイキングに出会ってから初めてトレッキングポールに触れる場合と違い、子供のころからアルペンスキーとクロカンスキーを嗜んでいる雪国育ちの私にとっては、触った瞬間からすぐに使いこなせた唯一のハイキングギアです。個人的には所謂「トレッキングポール」ではなく「ストック」と呼びたいですね。
たまに見かけるのですが、けっこうなベテランハイカーでも手首を通すストラップの向きを間違っているケースが多く、そんな時は見て見ぬふりをするのですが、スピードに乗った歩き方をする場合はクロカンスキーのポールテクニックを1度学ぶことをお勧めします。スーパーハイカーのトラウマがどこかで同じようにクロカンスキーのストックワークを動画で紹介していたのが印象的でした。時速5キロで長時間歩くにはやはりポールを使いこなすことが重要です。二足歩行より四輪駆動。その点やはりスキーの経験があるハイカーはポールの使い方が上手ですね。バランスを取るだけでなく、推進力を得るための使い方、身体を前に押し出すような使い方ができると歩きの質が変わります。
更に慣れてくると手首のストラップも不要になります。最近の私のチョイスはヨーロッパの山岳スキーヤーが愛用するグリップが長めに付いたスキーポールです。このタイプを使いこなせるようになるともう普通のポールには戻れません。
現在使用中の2タイプをご紹介
①BLACK CROWS / DUOS FREEBIRD
2セクションタイプのカーボンポール。カーボンでも径が太目なためトレイルでの安心感につながります。冬季は分割した4本のポールと2本のスキーでツェルトや△シェルターが設営可能。
傘との連結
ポール上段に接続出来るよう改造した傘を取り付け。ハンズフリー化が可能に。
②A2-16
アルミのシングルポール。グリップ部分が長い為、ハイク中に長さの調節は不要です。行動がシンプルになり破損の心配も不要。少し長めを選ぶことでツェルトや△シェルターの設営にも対応します。
バックパックへの取付
グリップがストレートなこのタイプはバックパックのハーネスの隙間に瞬時に差し込むことが可能。岩場で両手を使いたい時はショルダーハーネスに差し込み、首の後ろに回すと固定できます。ピッケルを使う場合も同様。