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パサトーレバカンス28「SIESTA」の購入

ニュージャパンヨットのパサトーレバカンス28というヨットを中古購入した。元の名前は「SIESTA」。
まずは契約と購入について記録する。


譲渡の噂…

2024/7/13(土)

夢の島マリーナの東京ベイオープン(旧スバルザカップ)の前夜祭にて。

夢の島マリーナのレストラン
夢の島マリーナ

前夜祭も終盤でみなだいぶ元気になってきたころ(赤ワインが悪くなってたやつでまずかったな…)、「SIESTAが売りに出ていて、買おうかと思ってる!一緒に乗りません?」という話を知人から聞く。SIESTAは船橋ボートパークにあるパサトーレバカンス28。
あーあの船はいいよね、エンジンが3GMだもんね、いやーエンジンだけは羨ましい!しかも整備のプロの持ってる船だから、などと聞いた。

2024/7/14(日)

話の続きがあるかと思ったら、表彰式でもその知人には会わず。
我々は、え?ほんとに乗っちゃう?などとたびたびネタにしていた。あのエンジンならクルージングでもっと効率的な移動日程がひけるかも、と聞くと妙に気になる。

なお、レースはDNF。風が弱く、アクアラインの橋脚前にたどりつけずタイムアップ。

アクアライン前のマークを通るのに、制限時間があった
レースは二日酔いと船酔いでマグロ
表彰式は楽しく

なお、後で分かったのだが、表彰式のビールに並んでいるところがKazi誌に抜かれていた。

下田ボートサービスで発見
ゴールもしてないのに酒に嬉々として並ぶ我々

2024/7/15(月祝)

レース翌日、船橋へ回航。着いてから、SIESTAを外から覗き見してみた。同じB桟橋で近い。
我々が乗ってる25フィートと比べたら、28フィートは大分でかかった。Yビームに無理矢理入ってる感。登り降りも高さがある。

まあ、見学すると、ロープ類が色褪せてたり、木目もガサガサ、見た目は正直ちょっと朽ち気味。
隣のヨットの方がいらしていて、「何度も乗せてもらってるけど、良い船ですよ。なんなら私がちょっと欲しいくらい」との評価をされていた。

ニス塗りたいなあ
さすが、中が広い
ティラーも大きい
ウインチが8個も着いている
Y25と思想が違いすぎる艤装

さて、買うと話していたご本人は、考え直した模様。そ、そうなの???
え?ならうちら欲しくない?こんな機会なかなかないのでは…などと欲が出てきて、仲介者のI谷さんに挙手を伝える。しかも買うのは船長ではなくクルーのわたし。
でも2番手らしいので、まあ、ないんだろうな。でもちょっとわくわく?

その後、回航での喉の渇きを潤しに、港内の三番瀬みなとやで一杯。良い氷くれるんだよね。いつものクロージングへ。

あきらめ、と思いきや?

2024/7/28(日)

1番手の方がSIESTAを内覧しに来ていた。我々が製氷機を修理しようとしている横を通ったので会釈。
I谷さんいわく、ほぼ決まりそうな雰囲気とのこと。そうだよね〜儚い夢だったね〜といっときの気の迷いを笑う。

製氷機は結局直らず
冷蔵庫も壊れたので、冷蔵庫を注文

2024/8/4(日)

が、すっかり消滅したものと忘れたころに、決まりそうだった話がなくなったと連絡があった。1番手の方は、どうしても気になる点がひとつ払拭できず、ギリギリで心が決めきれなかったそう。それは人によるので仕方ない。

で、どうする?と。なおその問題点は、我々が気にしないものだった。
話はちょっと盛り下がったところだったが、そうだなあ…最大いくらまでかねえ……などと数日作戦を練ったうえで、I谷さんの船へ船長と金額交渉へ向かう。
結果、なんだ!ということで、あっさり購入決断。いや2分くらいは逡巡したか。

祝杯の良さげなヱビスをいただいた。サッポロ原理主義と思ってたのに、そうか、ヱビスはいいんですね。

改めて全景を記念撮影

このとき我々はお盆期間のクルージングを控えていたので、契約はその後にしてもらった。

クルージングでは下田や大島へ
また別途?

契約

2024/8/24(土)

クルージングから帰った翌週、I谷さんに契約書をもらいに行く。
たくさんの知り合い船長たちが集まって飲んでいる場だったので、免許持ってるんだっけ?名前はどうするの?船橋で女性オーナーは2人目だね、などと話題にされる。

2024/8/31(土)

1週間以内に振込という契約書だったので、翌週、現オーナーに船長と会いに行った。
船橋漁港にある工場なのですごく近い。お昼休みに、カレーとランチビールを嗜まれてるところにお邪魔した。元気だなあ。

レースの表彰式でも姿を見ているので(一人は最年長の大先輩ということで乾杯の挨拶をいつもさせられていて)、面識はないが初対面という感じでもない。船長は何度もパーツを作ってもらっているので面識あり。
振込先を聞いてスマホアプリで即振込。契約書の期日はとりあえず守れた。

分かっている課題は以下。

  • 中間検査が切れている

  • 全周灯がつかない

  • ウィンデックスが無い

  • エンジンが10分でオーバーヒート

  • 冷却水が出ない

全周灯とウィンデックスの土台は、つけようと思ってたんだけど、というものをいただけた。
エンジン関連は数日内に修理していただけるとのこと。さすがプロ。

全周灯と土台
マストに登らないと…
ん?マスト灯の周りを剥がして、全周灯に変身。なるほど…

手続きの確認

さて、購入においてどんな手続きがあるのか、改めて見てみる。

変更・移転登録申請書 + 申請者の印鑑証明書
船舶検査申請書
書換申請書
譲渡証明書 + 譲渡者の印鑑証明書

気づいた、実印を持っていない。成人とか就職とかで作って登録するイベントをやった覚えがない。とりあえず即ポチる。チタン製でケースも銀色のカッコいいやつにした。

そして、まずは船検が通らないと始まらなかった。中間検査が切れているのだ。
修理と検査の間に、いつか印鑑登録に行こう。家から遠いから少し涼しくなってからかな。

あと、手数料はいくらなんだろう?事前振込とのこと。

登録手数料 2,950円
検査手数料 22,400円(12人以下、10m以下)
船舶検査証書の書換 4,350円

だいたい3万くらい?規模感はつかんでおく。

その後、係留について人が変わる手続きを、漁協に行って行なうらしい。口座開いたり。

長い道のりの始まり。
ところで今後、書類とか家に届くよね。家族にいつ言おう…

ん?「パサトレ24」???

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