2024/10/20(日)、急に秋の気温になって涼しい週末、船検(中間検査)に向けて法定備品が現状どれくらい揃っているのかを確認した。
JCIのリストを基本として、他サイトの補足も参考にした。
航行区域: 限定沿海区域
航行区域は「限定沿海区域」。また、夜間航行ありとしたい。
この「ただし」で限定された範囲は、ざっくり船橋から南に三宅島御蔵島まで良くて西伊豆は行けない、と聞いたことがある。
係船設備
係船ロープ 2本(省略可)
ボートパークの桟橋に係留しているので、必須ではない。ロッカーに細めのものを1本だけ見つけた。
が、UlkaとSIESTAを同時にクルージングに出ることはないので、共有で良さそう?
アンカー 1個、アンカーロープ 1本(省略可)
これも桟橋係留の場合は必須でない。が、存在を確認した。
救命設備
ライフジャケット 定員分
この前9つあることを確認した。子ども用もあった。
オレンジのライフジャケットは海水浴で試したことがあって、本当にめちゃくちゃ浮く。あまりに浮くので、ちゃんと締めておかないと、ライフジャケットだけが浮いて脱げそう。
ライフジャケットは他の船と共有できないと聞く。番号を控えておいて、死体で見つかったりしたときに照合したりしそうだもんね。
けど他の船の名前が書いてあったんだよなあ、良くないかも?
救命浮環 1個
あった。
この硬い救命浮環、使ってみたことないからだけど、人が捕まっても浮いているというイメージが持てていない。今度海水浴で試そうかな?
小型船舶用信号紅炎 2本
いくつか見つかったが、当然期限切れだったので買う必要がある。平成5年とか…
ちなみに、サッポロビール杯(レース)のあとに海上保安庁の方に来ていただいて、着火するのを見せてもらったことがある。貴重な機会だったなー。
あと、古いのを処分する目的で勝手に点火すると、それを見た人から本当に問題があると思われて通報されることもあるので、あらかじめ知らせてからにしてほしい、などとも聞いた。
消防/排水設備
小型船舶用粉末消火器 1個→0個
本来は1個だが、赤バケツと併用なら1個減でよいとのこと。
消火器は船内に見つからなかった。
FAQに以下の記載が。船舶用という専用のものなのか。そりゃそうだ、振動で吹き出したりでもしたらまずい。
赤バケツ 1個
消火器を1個減とするには必要。消火器の方が信頼できそうだけど、こっちの方が安いからなあ。
船舶免許の実習のときから、あんな華奢なものが消火においてそんなに役に立つのか?と思っている。
赤バケツはロッカーで見つけたものの、持ち上げた瞬間にもろもろに崩れた。布?ってあんな劣化の仕方をするのか?買う必要あり。
へーこれも2〜3,000円とか地味にするんだなあ…
と思いきや、普通のバケツにロープをつけて「消防用」と赤い文字を書くだけでOKっぽい。じゃあそれで。
バケツ、あかくみ 各1個(省略可)
ビルジポンプがあるので、必須でない?
あかくみはロッカーで見つけたもので大丈夫そうだった。
前から思っているけど、あかくみって呼び名おもしろいな。
バケツは、いつかのクルージングの帰りに足湯くらい浸水したとき、みんなで掻き出し続けてなんとか帰ったことがあるので、普通のバケツもあった方が良い。あかくみはこのとき壊れた。
航海用具
レーダー反射器 1個(省略可)
混み混みの東京湾を夜間航行するには必要?と思いきや、建造が一定より古い場合は不要らしい。昭和の船なのでよし。
船灯
夜間航行のためには必須。
両色灯、船尾灯はチェック済。
何回か書いているが、いまは全周灯が無い。
黒色球形形象物 1個
ボール状のものを想像していたが、折りたたみ式?のものがいくつかあった。
かつて、船長が船検を受けるのに黒球が無かった!と当日にお店を探して買ったらしい話を聞いたが、そのときは、コッキュウ…どういう字だろう……?などと思っていた。見せてもらっても何に使うか想像つかず。これはゴム毬みたいなものに見えた。
個数は、以下の (2) に該当するということで1個で良さそう。
黒色円すい形形象物 1個
円すい形も必要で、それが無いために船検を通らなかったと聞く。JCIの法定備品のページには無いが、そこにあるPDFや形象物の詳細ページには確かに書いてあった。
なるほど、機走/機帆走の場合は「動力船」扱いだけど、見た目には「帆船」と見分けがつかないから、ということか。
4,000円とか、意外と地味に高いんだなあ。予備があるかも?らしい。
音響信号器具 1個
船の大きさ的に汽笛ではなく、笛か。ストックがたくさんあるらしいので購入不要そう。
長音と短音の組み合わせのあれでやりとりするのに、ずっと笛を吹き続けるのは大変だから、現実的にはエアーホーンとかなのかなあ。レースのスタート・ゴールで使っているしか聞いたことがないが。
音響信号については実際、濃霧の中を出ている時に、汽笛が聞こえて初めて本船がすぐ近くにいたことに気付いたことがあった。必要性は実感している。
双眼鏡 1個(省略可)
限定沿海区域の場合は不要。
無い。
ラジオ 1台(省略可)
限定沿海区域の場合は不要。
なお、ラジオ文化になさすぎて、AMとFMの違いもよく分かっていない。
コンパス 1個(省略可)
限定沿海区域の場合は不要。えっそうなの??
この、取り付けられていたもののことでいいんだよね。
海図 1式(省略可)
限定沿海区域の場合は不要。
電子海図でもいいらしく、いつも船長が見ている new pec で代えられそう。サイトに「(スマホアプリ版が)沿岸小型船舶用法定備品として認可!」とある。
一般備品
ドライバー、レンチ、プライヤー、プラグレンチ
これはバッチリあった。
プラグレンチは「火花点火機関に限る」ので不要。
購入予定のもの
で、結局何が要るのか。
やっぱり、こういう便利なセット売りも存在するよね。
でもかぶるものがあるので、今回は個別に探す方がいいかな。
何となくの値段を調べた。500円単位。
信号紅炎 5,000円
黒色円すい形形象物 4,000円
消火器、赤バケツ(改め赤文字バケツ?)で代用できるから買わずに済みそうだけど、ネットで買うと平日昼間に家族に受け取ってもらうことになって、完全に不審だったなあ。
そして考えたこともなかったけど、消火器って電車で運んでいいのか?量数制限してのOKな模様。
他にも船底塗料なども買いたくて、数があるから楽天マラソンでポチりたい、ポイ活おばさんなのでした。