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船舶免許

自己紹介を書いていたら思い出したので。

2012年にヨットに乗り始めてからずっとわりといつまでも取ろうとしなかった。が、2022年9月に急にやる気になって(10年経つなあ…とか思ったのもあり)、やっと重い腰を上げた。

あれからちょうど2年だなと思ったので、思い起こしてみる。


スクール受講

独学でいいんじゃない?とも言われたが、それで数年経ってしまっていたので、これ以上だらだらしないようにスクールを探すことにした。

いろいろ見比べたが、ほんとにほんとの初心者ということでもないし、あまり長々通うのもサラリーマンには疲れるし、若者向け富裕層向けのキラキラ施設も何か違う。
結果、御茶ノ水にある「東京ナビゲーション」様にて、学科1日+実技1日とシンプルな「1級小型船舶免許コース」を受講することにした。

【通常コース】3日:学科講習(1日)+実技講習(1日)+身体・学科・実技試験(1日)

【学科講習】9:00~18:00(お茶の水)
【実技講習】8:45~16:30(江戸川水面)
【学科/実技試験】9:00~15:30(江戸川・多摩川・横浜・千葉など)

料金(通常コース)
86,000円(税込)
※別途、身体検査料1,850円が必要です。

学科講習

まずは学科講習。申し込んでひと月後、10月頭だった。
スクールではヨットの人はかなり珍しいようだった。釣り好きのお兄ちゃんが多いのだろうが、若い女性も数人いた。

お昼は、近所のギラギラしたバー?のような見た目だが好評らしいお店で、カレーを食べた。

午後は途中から、1級特有の海図問題のお話へ。三角定規もコンパスも船長から借りて持って行った。なおスクールでもセットで購入できる。

この実習中に、実技講習と試験日を決めてその場で申し込んでいただいた。迷っていたるうちにほか受講者にどんどん取られていき、少し期間が空いた日程になってしまった。

海図問題の練習

実技講習

実技講習は半月後くらいに、江戸川の「東京パワーボートセンター」で受講した。本八幡、行徳、妙典、原木中山、どこの駅からも遠く、ちょっと行きづらい。

ロープワークはさすがに得意顔で?やった。
お昼は、施設2Fのレストランで江戸川を見ながら、ステーキ丼を食べた。河川敷の景色が開けていて良い。

ステーキ丼

いざ午後になって乗るとヨット乗りにはボートの速さは目が回り、運動音痴なのも相まってか、まっすぐ走ることすらかなり苦戦。
そうか、普段のティラー操作と左右が逆だとは。「車のハンドルと同じだよ?!」と励まされても、「いや車なんか20年前の卒業試験が最後だし…」とイラついた言い訳をしたりした。後進の方が上手くできた。

家が漁師で、大学を訳あって休学しているがそれなら免許を取ってこいと言われて来た、という女の子が、やっぱり上手だった。

セイタカアワダチソウがきれい
が、羽虫がものすごかった
口の中に入るレベル

あまりに操船が怪しかったためか、早くもその日の夕方に「補講しましょうか?」とご連絡いただいた。
後日ありがたく受けさせていただいた。実技講習の昼休みに、お弁当食べながら見ていただいた。まさかの面倒見の良いスクールでした。

補講のときはさわやかに羽虫なし

学科の勉強

1週間くらいは復習した。形象物など多少覚えづらい事項もあったが、特に苦労はなし。ディーゼルエンジンも船外機も実物を見たことがあるし。

教科書とロープ
船長に作ってもらったクリート練習キット
いかり結びなんて試験で出されないよ!と言われつつも練習
(ところが、ほんとに出された)

試験

試験は「ニューポート江戸川」で受けた。浦安の駅から徒歩で行きやすかった。実技練習の場所とは違うが、同じく江戸川。

いま気付いたが、地元にある「ニューポート世田谷」と同系列らしい。
散歩で環八沿いを歩くと、芦花公園の入口のあたりで突然ヨットか船台が現れ、ものすごく違和感がある。(なんであんなところに店舗を作ったんだろう…)

浦安の駅からの徒歩では橋を渡り、下に江戸川が見える
クレーン
いい感じのクラブハウス
展示が楽しい

学科試験

学科試験は自信が有り余っていたが、昼休み中に張り出された回答と照合したら海図で1問間違えていたので、若干ショックだった。

試験会場
学科試験の正答貼り出し
自分でチェックしてる人はほとんどいなかった、
気にならないもの??

お昼ごはんは川沿いでお弁当を食べた。実技試験の出発地点のすぐ横。川の風景を満喫。

江戸川
お昼

実技試験

実技試験は2人1組で実施。少し気弱そうな若いお兄さんと一緒だった。なんというか仕事の後輩にいそう。釣りがしたいらしい。

さて、試験が始まるとやはりふらつき操船で、「おいおい大丈夫かよ!」と年輩の試験官に怒鳴られたりもした。しかも同乗のお兄さんもなかなかひどくて、もっと怒鳴られていた。
が、実技試験はよっぽどでないと落とされないという噂のとおり、それでも一発合格。良いのか。でもお兄さんは「あーもういいよ!やめやめ!」とまで言われていたので、さすがに落ちたかもしれない。

言い訳すると、「はい、シンデレラ城に向かって直進」「え?どれですかね…」「は?おい、それじゃない!どこ向かってんだよ!」とかやるから、さぞ心象が悪かったことだろう。
だが全員がディズニーランドに詳しい訳ではない。こちとら7歳が最後。

まあ、ボートは操船しないでおきます…事故るよね。
怒鳴られたのが怖かったのでちょっと涙目で帰った、37歳の秋でした。

浦安ドラム缶で消沈酒

合格発表

急に記憶が曖昧なのだが、たしか受験当日に「何月何日何時にこのサイトで発表します」という案内があったのだったと思う。
それで後日、無事に合格を確認した。スラロームがイマイチで、人命救助を数回やりなおしたけど、まあ落とすほどではなかったか。

免許証の入手

受験後しばらくして、スクールから免許が郵送されてきて、これにて落着。

ケースがあるのか

受験前後すべての手続きをおまかせできるので、その点でもスクールに頼って良かった。たぶん、更新の時もリマインドいただけるのかな?

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