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iPadはノートパソコンの夢を見るか?
「iPadを買う前に読むと参考になるかも知れないドキュメント」、多くの人に見られたようでよかったです。そこで今回はiPadがpcになりうるかといった話です。
この記事で言っていることはあくまで個人的な考えなので、これが正解とかいう気はないのであくまで参考程度に…
また、この記事でキーボードの言語切り替えの話をしますが、US配列キーボードの場合の話です。JISならあんま関係ないです。
最後(おまけ)にChatGPTでの要約があります。めっちゃわかりやすいのでぜひ読んでください。
iPadをPCとして使う上で
PCとしての定義
まずは今記事におけるPCとしての定義を決めておきます。
ハードウェアキーボードが使える
ソフトウェアツールの互換性の保持
できればマウス
画面サイズが十分
汎用的にいろんな作業をする
定義を改めてしっかりと考えてみると、ハードウェアキーボードの有無とそれの使用感が大きいと思います。
iPad でのハードウェアキーボード
US配列での言語切り替えの難易度
以前、どこかの記事でも書いたのですが、入力言語の切り替えがus配列だとかなり面倒です。特にmacで「英かな」などのツールを使って左右cmdキーで言語切り替えをしている方は不便に感じるかと思います。
iPad ではそもそも左右のcmdキーをおそらく識別しない上、設定もできないので、単一のキーに割り当てるしかありません。
ちなみにこれはus配列キーボード独特の悩みで、jis配列にすればスペースキーの左右のキーで英かなの切り替えはできます。ただ以前記事にしたように記号の打ちやすなどでus配列以外、受け付けなくなったためこの問題に直面しています。
iPad での言語切り替え設定
iPad でのハードウェアキーボードの設定では言語切り替えキーとしてCaps lockを使用できます。(magic keyboardなら地球儀マークも?)
そして修飾キーのカスタマイズで「caps lock」「control」「option」「command」「地球儀」キーのいずれかに(もしくは複数)にcpas lockキーを割り当てることで、擬似的にcmdキーなどで言語切り替えを行えるようにします。
ただし、これでは左右で英、かな、と一意の言語に切り替えはできず、windowsのようにワンクリックごとに英かなと切り替えていきます。
ストレス
とここまでipadの言語切り替え問題について話してきましたが、これが結構ストレスになります。もうmacでは「英かな」で癖のように、あらゆるタイミングで左右のcmdキーを押しているので、その度結構なストレスになります。
そのため、noteなどの文書作業もあまり向いてないと感じてしまいます。ただ先ほども言いましたが、jisキーボードならこんなことは起きません。
画面サイズ
単体での使用
まず、iPad 単体で使用する場合はかなりサイズを気にしないといけないです。特にminiとかは8インチとかその辺なので、pcとして使うには物足りないと思います。
現在使用しているAir 5thは10.9インチですが、テキスト作業を行うだけ、もしくは単一の作業のみする場合は、そこまで不満はないですが所謂PCとしての作業である動画編集だとか開発などの作業には手狭な感じです。特に普段から24インチ以上のモニターを使っている人などは特に違和感を感じそうです。また、マルチタスクは向いてないかなといった感じです。一応ステージマネージャも使用できるので、出来ないことはないですがあまり向いてなかなといった感じ。
サブモニター
この間のアップデートでipadで外部モニターをサブモニターとして使用できるようになりました。
これによって大画面での作業ができるようになったため、一応マルチタスクなどもしやすくはなりました。ただAirの性能だとちょっと不安定な印象を受けました。(4k出力してたのもありそうですが…)
MacBookなどの一般的なノートpcの画面サイズが13~16インチあたりだと思うので、それよりは小さくなるのは確実です。ipad pro でも12インチあたりが最大なので…
マウスについて
定義の話でちょっと書きましたが、一応ipadでもマウスは使えます。というかサブモニターとして外部モニターを使う場合はカーソルの移動ができないので、外部マウスが必須です。
ただ、少なくとも今使っているlogicoolのm750というワイヤレスマウスを使うと加速度の設定が自分に最適化できていないのか、どうしてもカーソルの動きに違和感を感じてしまいます。
ラップトップにはならない
基本的にipadはヒンジとかではなく自立させて使うので、膝上などの不安定な場所では自立できません。一応キーボードとヒンジのついたようなケースはありますが、かなり選択肢が減ります。また基本的にipad側の方が重いので、バランスも悪いと思います。
そもそもOSとかツールとか
そもそもハードウェア的な条件が整っても、使えないツールだとかが結構あります。
例えばvscodeなんかはありませんし、garage bandなども縮小版となっています。ただ、davinci resolveなど、iPadに進出しているソフトもあるのでいずれはpcとの差は縮まるかもしれません。特にipadはMシリーズチップ搭載機もあるので、対応しやすいのかもしれません。
またはwebアプリも最近増えているので、その辺りの最適化ができればあるいは…?といった感じです。
バックグランドツールはない
iOSはバックグランドでのアプリの動作にかなり厳しいようで、基本的には動けないと思っていた方がいいでしょう。だから「英かな」などのツールも見かけないのだと思います。
まとめ-結論
JIS配列ならいいかも知れないけど、そもそもPCではないから向いてない
と言ったところでしょうか…
正直JISでiPadを真面目に使ったことがないのでアレですが、テキスト作業など単一の作業に限って言えば結構PCに近づくとは思います。ただそれが「ipadはPCになり得る」と言えるかと言うと、「汎用的な作業」をできているとは言えないので、PCにはなっていないと思います。正直ipadは素直にタブレット端末としての運用がおすすめです。
もしiPadが3万とかで買えるのならテキスト作業のみなど、単一作業のためでもいいでしょうが、実際には無印(最下位モデル)でも5万ほどします。正直5万出してテキストの作業のみ、というのはちょっとコスパ悪くない?と思ってしまいます。まあ普通にタブレットとしても使えるので問題はないですが。
そのため、ipadがPCの代替品になるかと言えるかと問われると、自分は「No」と言いたくなります。
最近のアップデートでipadでもマルチウィンドウ(4つまで)作業ができるようになって、PC代わりになるという意見も見かけますし、条件や作業によってはPCになりうるとは思います。しかし現状、ハード的にもソフト的にも未発達かと感じています。
そもそもipadがpcになるならmacbookの存在意義の話にもなってしまいますし、この辺、良くも悪くもappleはちゃんと製品同士の棲み分けをしていると思います。
今回はどちらかと言うとipadに対してマイナスな感じになってしまいましたが、決してipadがpcに劣っているというと言うわけでは無いです。ipadはmacbookなどと比べるとかなり軽量でそれなりのスペックを持っています。動画視聴やイラストレイト(これって動詞として使っていいのかな?)などはmacbookなどのノートパソコンより使いやすいでしょうし、持ち運びに関してはipadの方が有利です。
ちょっと主題とずれた気もしますが、「ipadはPCのような汎用的にさまざまな作業を行えない(行いにくい)」というのが、結論かと思います。なんだか締まりませんね…
おまけ(2点)
ちなみにサムネイルでipadをアルファベットかカタカナかめっちゃ悩みました。
chatGPTに要約させたら言いたいこと全部抜き出してくれた(以下参照)
記事の主旨は、iPadをノートパソコンの代替品として使う際の問題点や制約について述べています。以下に要約します:
iPadをノートパソコンの代わりに使うには、ハードウェアキーボードの利用やソフトウェアの互換性、マウスの利用など様々な条件が考えられる。
特に、US配列のキーボードを使う場合、言語切り替えが面倒でストレスを感じることがある。
iPadでの言語切り替えの設定方法やストレスの原因について詳しく説明されている。
画面サイズ、単体での使用、サブモニター、マウスの使用についても検討されている。
iPadがPCの代替品となり得るかについては、JIS配列を使用すればテキスト作業などで近い感覚になるが、汎用的な作業には向かないと結論している。
最近のアップデートでマルチウィンドウが使えるようになりつつあるが、現状ではPCの代替品とはなりきれていないという意見が述べられている。
最終的には、iPadはPCとしての汎用性にはやや不足しており、主にタブレット端末としての利用がおすすめされている。