マウス・キーボード共有ツール「Barrier」の紹介


概要

複数のpcでマウスやキーボードをネットワーク経由で共有するツール。サーバを1つ決めてそれを中心にクライアントを設定していく。

こんな感じ

動機

最近、MacBook proを導入し今まで使っていた4kモニターにMacとwindows(デスクトップ)を繋いで併用しています。ただmacbookはそのキーボードを使いたいので、windowsには別のキーボードを使っています。しかしこれをデスクに置いていると割と邪魔なので、macと共用できればと。

ちなみにlogicoolなら

ちなみにlogicoolで対応しているマウスとキーボードがあれば、Flowという機能で似たようなことができます。

ちなみにちなみにAppleなら

また、Macとipadなら以下の記事のように共用できたりします。

導入

mac

.dmgファイルをダウンロード、ダブルクリックで展開して、.appをアプリケーションディレクトリ(フォルダ)に移動。.appを実行する。

windows

.exeをダウンロード、実行。

サーバー側

今回はmacをサーバ(親)に設定しますが、windowsでも同様なUIです。

アプリのインストール(実行)後にサーバかクライアントかという質問が出るので、サーバを選択。

クライアント側

今回はwindowsをクライアントにします。

先ほどの質問にてクライアントを選択。

設定

サーバの設定

まずメニューバーから設定の変更(F4)で、以下の画面を出す。

モニター名とは自身のpcの名前になる。変えてもいい。システムトレイに最小化とかは自由に。

ネットワークで、ポートはデフォルトでは24800だったが、動作しなかったので24801にした。SSLはオンになっていると通信できないので、オフ。いいのか?一通りできたらOK。

クライアント側

サーバIPは空白でも自動構成がオンになっていれば構成できるかも。できなかったらサーバIPにサーバのIPアドレスを入力する。

こちらも設定の変更にて、言語等を設定。モニター名はわかりやすいものを設定。ポートは先ほどのサーバと同じもの。アドレスはクライアントPCのもの。


自身のIPを確認する方法

Mac(linux)の場合

ifconfig

をターミナルで実行後、192.168で始まるところを検索でもしてIPを見つける。

windowsの場合

ipconfig

をパワーシェル等で実行。以下の表記からIPを確認。

IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.1.2

構成を設定

サーバ側アプリから「サーバーの構成設定…」をクリックして以下の画面をだします。

右上のモニター画像を中央にドラッグして新しいモニターを作成します。そのモニターをダブルクリックして以下の画面を出し、名前をクライアントのモニター名と同じにします。今回はwin。またここでキーボードの修飾キーも変更できるようです。

接続

サーバ、クライアント、双方のアプリで適用をクリックすればおそらく接続されています。端にカーソルを当てれば移動できるはずです。

自分の場合上手くいかず、再インストールをしたりポートを変更したりしたら、上手くいきました。

追加設定

モニターを跨ぐ時

個人的には今のままだと、うっかり移動しそうなので以下の設定で2回当てたら移動にしました。

サーバー設定変更(F4)より、サーバーの詳細設定、「次の時間内のダブルクリックで切り替え」にチェックを入れました。おそらく250ms以内に2回当てれば移動するということです。

隅っこを無効にする

また、「無効とする隅」に、左下と右上を追加してます。これは自分がmacのホットコーナー(?)のショトカにlaunchpadと通知センターを当てているためです。

クリップボード等の共有

上記のサーバーの構成設定の詳細設定で、クリップボードの共有は使えました。ファイルの共有はダブルクリックとの干渉か分かりませんが、できませんでした。環境(OS)によって出来るできない、不安定などとあるようです。

使用感

以外と素早く切り替えできます。マウスは若干カクツク感じがありますが、キーボードは割と遅延なく使えると思います。メインでの使用ではなく一時的に使いたい時用くらいの感覚の方がいいかも知れません。

一応動作感。

まとめ

以外とスムーズに切り替えられたのが驚きでした。今後も継続して使っていこうかなとは思います。どうしてもちょっと使いたい時にキーボード出すのも面倒だし、常時出しておくと邪魔だし…といった感じのことが解消されました。

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