計画性なき人のためのソナタ 第一章
なるべく誰の役にも立たない心象風景をせっせと書いては、満足のため息をついてる僕も、たまには人の役に立つことを言ってみたい。
それがちょうど昨日のことで、題して「銀座で行われる、50人程度のイベントのお酒の準備をする方法(半日あれば大丈夫)」である。
結論から言えば「なんとかなる」の一言なので、以下に重要なことは書いてないが、たとえアドリブに自信のあるアナタの小耳にも挟んでおきたい、いくつかのことをしたためます。
長くなったので3つぐらいに分けたいと思う。
(第一章)まず機動力を高める ←今はコチラ
(第二章)お酒を揃える
(第三章)最終的には狂想曲
Times Car Shareはアリ寄りのアリ編
Times Car Shareという聞いてそのままのサービスがある。ざっくり言えば、Timesの駐車場の車をレンタカーに使えるというもので、使用前後の書面の手続きや、使用後のガソリン補充などが必要ない、”即席レンタカー需要”を満たしてくれる。
長時間になるとやや割高感が出てくるので、例えば、家族でIKEAに買い物にいく2~3時間、などには使いやすそう。今回は主に、友人宅から会場までのお酒の運搬と、ドン・キホーテでの買い出し運搬用に必要になるかなーと思って準備した。
一番最初に登録作業(~10分)をしておく必要があるが、あとはオンラインで完結する。アプリで近くのTimesで使える車を調べて、15分単位で時間を決めて予約して、乗って戻って返して終了、となる。
僕はこの登録手続きを、作業日の頭にやって、桃鉄よろしく、まずは機動力を確保することをよしとした。あとは使用上/後の覚え書き。
***
・GINZA SIXの地下4階の駐車場(Times Car Share拠点の一つ)では、政財界の重鎮のような扱いを受けるが、逆に気を揉むのでオススメしない。
・そんな重鎮の予約したNissanノートが「エンスト状態で発車出来ない」という、それなりに珍しいであろう初期トラブルに見舞われていたのは誤算だった。
人生初の事態に何が起きてるかもわからず、車に流れる自動音声に従って「ブレーキを踏んでStartのスイッチを押す」という単純作業を繰り返しては、プシュンプシュンやっていると、駐車場の守り人に「これはバッテリーがあがっちゃってますね」と告げられるので、注意。
コールセンターに電話すれば、近くのTimesへ誘導されたが、このやりとりで失った30分は割と痛かった。最終的に、僕を心配気に見守る駐車場の守り人は3人になっていた。人件費ジャブジャブのバブリー拠点であった。
・銀座エリアは、一方通行が多いので結構な注意が必要になる。あと、一方通行のミスにはガンガンに怒っても大丈夫みたいな空気がある気がする。怒られたとて特に出来ることはない。苦笑いぐらいしかない。
・多分これが一番重要だけれど、短時間使用を終えようとする最後、容赦のない終了時刻がアナタを縛り上げる。上で、時間を決めて予約して、など、さも簡単かのように書いたが、この終了時刻は、かなり厳格なものがある。
10分前ぐらいから「そろそろやけどわかってるか?」的な車内アナウンスが流れ、1分でも過ぎると「安全な場所に移動して止めろ」「そしてコールセンターに電話せよ」と告げられる。この間、車はリモートで制御され、物理的に全く動けなくなる。Timesの名に恥じない時間への拘りが感じられるかもしれないが、急いでると結構このやりとりを含めたロスが辛い。もうそこまで来てるのに~~~である。
「5分程度の遅れは会釈でなんとかなる」という人生哲学を確かなものにしてきたような人は特に注意されたい。
返却後に、以下のようなレポートがメールで届いて終了する。
■予約番号
63376437
■ステーション
タイムズ銀座ウォールビル
■車両
ノート (品川 504 ワ 1701:ブルー)
■ETC車載器管理番号(ETC型式登録番号)
00002-00081274-000215(0600)
■予約時間
2020/02/11 16:15 - 2020/02/11 17:45
■追加運転者
なし
■利用時間
2020/02/11 16:15 - 2020/02/11 17:54
■走行距離
12km
■最高速度
62km/h
■急加速回数
1回
■急減速回数
0回
■時間料金
1,320円(1時間39分)
■距離料金
0円
■ペナルティ金額
440円(09分)
■合計金額
1,760円
第二章 ~お酒を揃える~ に続きます
(以上)