お師匠への手紙(2024年3月9日(土)の300字小説)
拝啓
お手紙ありがとうございます。お元気そうでなによりです。
私は22歳になりました。先生に出会ったのが12歳のことなので、随分大人になったつもりでいますが、多分先生から見ればまだまだ子どもなのでしょう。
先生が教えてくださった、お花のこと、私が賞を取っておたよりをいただき、それだけで頑張った甲斐があったというものです。
私は先生のお花が大好きでした。今も大好きです。先生のお花は私の方向性を決定づけました。きちんと意思のある花の姿に胸を打たれました。
私も私の道を確立していきたいと思います。
今朝は、ミモザを生けました。昨日はイタリアではミモザの日で女性の日らしいです。
黄色の花は元気をくれますね。
敬具
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