金曜の夜は(2024年4月19日(金)の300字小説)
仕事にも精が出る 金曜の午後、と始まる歌があった。今私はそんな感じだ。
明日になったら、彼氏のミキくんに会えると思うと、やる気のない仕事にも精が出る。今、ミキくんと同棲の話が持ち上がっていて、部屋を探したり、準備をしているところだ。
同棲することで結婚が遠のく、みたいなことも聞いたが、私は素直にミキくんと長く一緒にいられることが嬉しい。好きなものが一緒、というよりも嫌いなものが一緒で、共にいても疲れないところが気に入っている。
最近、不動産巡りとかだったので、デートらしいデートは久しぶりだ。嬉しい。何着て行こう、どんなお化粧をしようと考えるだけでワクワクが止まらない。
おしまい