2024年1月30日(火)の300字小説

 この世界にひとりしかいない錯覚を覚える深夜。時刻は2時40分。
 深夜ラジオを聴きながらぼーっとしている。
 大学一年の冬休み。夕方にガッツリ寝てしまったので、変な時間に冴えてしまった。
 この時間は本当に静かだ。ちょっとだけ外に出て見たけれど、本当に人の気配がない。
 まだまだ眠れる気がしない。ほうじ茶を淹れるために薬缶を沸かす。ストーブが燃える静かなゴーッという音。
 これから何しようかな。ゲームしようかな。映画でも観ようかな。
 朝6時にセットした炊飯器、一回解除した方がいいかな。前に炊いた米を入れっぱなしにしてヘルメットみたいにしたことがある。あの時は食べるのに苦労した。
 大学行く前に生活戻さなきゃ。
おしまい

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