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同人作家としての私(2024年4月7日(日)の300字小説)

 同人作家の朝は早い。もしくは夜は遅い。
 大体仕事を持っていると、捻出できる時間は、朝か夜かぐらいしかないのだ。
 早朝5時半、眠気をコーヒーで誤魔化しながら、パソコンに向かって同人小説を書いている。
 大人気覇権ジャンルと言うわけではないので、読む人もそれほど多くはない。それでも、自分が書きたい一心でここまでやってきた。
 私の作家傾向は、救いのない原作でほのぼの日常系を書くのを由としている。原作で悲惨な死に方をしたあのキャラも、私の指からはのんびり朝ごはんのパンを頬張っている。
 たまに「救いになりました」と感想を頂けることもある。それも励みになる。
 でも一番は、私が書きたいから、書いている。
おしまい

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