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情けは人の為ならず?(2024年5月29日(水)の300字小説)
風邪を引いて寝ていた。熱は37℃台だが、咳が止まらなくて、夜なかなか眠れない。おかげで寝不足だ。
会社を休み取って、うつらうつら寝ていると、ラインが来た。友達からだった。
『あとで玄関見といて。備蓄品買っておいたよ』
玄関を開けると、ドアのノブに、レトルトもお粥やポカリスエット、ゼリーなどがコンビニ袋に入ってかかっていた。
『ありがとう! 買い物行けなかったからすごく助かる』
『花が私風邪引いたとき差し入れしてくれたから、そのときのお礼だよ』
情けは人のためならず、という言葉が浮かんだ。巡り巡って私を助けてくれる。
おしまい