冬の始まり(2024年11月23日(土)の300字小説)
午前中雪がボタボタ降っていたが、午後には止んだ。気温はまだ暖かいので積もってはいない。
図書館に予約した本が入荷したとメールが来たので、行かなければいけないが、なかなか外に出る気がしない。
「明日でいいか」
北海道は冬に向かっている。大人だから、冬は外に出たくない。これから雪が積もってますます寒くなるだろう。
ストーブを効かせた部屋でぬくぬくとしているのが、幸せ。本を読んだりラジオを聴いて過ごしている。
何もないのが一番幸せかもしれない。
おしまい