日本の貧困問題
またまたかなりお久しぶりな記事になっちゃったけど、今回はInstagramでも話してた日本の貧困問題について書きたいと思ってます。
今NYに2ヶ月くらいステイしていて、東京都同じように生活していたら、クレジットカードの請求額が普段の3倍くらいでNYの物価の高さにひっくり返りそうになりました。。。
NYに住むって、とにかくめちゃくちゃ高いんです。家賃も、ご飯も、お酒も。(電車賃は日本と比べると安い。)
NYのマンハッタンの安全な地域で満足行く一人暮らしをするには一体どのくらいの収入が必要かな?って考えた時、最低月収$6,500(今のレートだと約734,500円)は必要かなって思いました。(私と友人で話した基準なので賛否はあると思います)
年収にすると約880万円。
残念ながら、日本人の20代の平均月収は25万円なので、日本のほとんどの20代はマンハッタンでゆとりをもって一人暮らしをする事は出来ないと思います。
Sex and the cityで描かれているNYライフは90年代のもので、キャリーが住んでいたアパートは$700とかだったけど、今はあのUpper east sideのアパートに住んだら$3,500くらいはすると思う。夢のまた夢のような生活って感じ。
チェーン店以外のコーヒーショップでコーヒーを買うと$8~10するし、ランチでも安くて$20はします。バーやクラブでのドリンクは$12-17+チップです。だから大体$20前後。
先日バーでショットを頼んだら22ドルもしてNYでの夜遊びも楽じゃないと感じました(笑)
美容院で髪の毛をブリーチするなら$600~700+チップはかかるし、とにかく全て日本より高い。
ちなみにチップは消費税とは別でかかるので、$650で髪の毛を染めるとしたら約$820(今のレートだと約9,200円)位かかります。それでも予約の取れない人気店だったりする。
日本だと2万円くらいですよね。それでも高いって言う人がいる。さらにチップもないから、美容師さん達は収入問題に直面しています。
ただ、東京では20代の平均月収25万で暮らせていけてる環境がある。
ランチで1700円のパスタを食べるなんて贅沢!なんて思うし、コーヒーが1,000円もする店に誰も行きたがらないと思う。
物価が安いんです。そして日本人は安い物が大好きで、安さ競争がずっと行われている。
そしてどんどん皆が貧乏になって行っている。
ちなみに20代の男性の平均年収は371万、女性は321万円です。
日本は先進国なはずなのに、NYで出会ったタイ人の友人に日本は意外と物価が安くてビックリした!と言われました。
その時に、日本って本当に先進国なのかな?って思ったんです。
日本が後退国だと言われている理由の一つに、この日本の貧困問題があると思います。
特に若い世代。私たちは、重労働や残業をするのが当たり前の世代で、その残業に対価が払われない事が多い。手取りが初任給で30万を超える所などほとんどない。
さらに学生の頃の奨学金を返す為のダブルワークなど、借金地獄が社会人一年目から始まってるんです。
そして税率はどんどんあがる。収入は減っているのに国から吸い取られるお金はどんどん増えて行く。
全員正規雇用で消費税はなく、老後は年金だけで暮らして行けるプランがあった30年前の日本とは全然違う世界に住んでいて、60歳以上の老人達がお金を貯金し、若者達は苦しんでいると感じています。
さらに少子化は進み、老人が増え、政治家もじいさんばっかり。
若い世代に向けた政治は支持率が取れない為、老人向けの政治ばかりで日本の未来って本当に暗いなって思っていまいました。
老人が圧倒的に多いこの国で、多数決で政治をするなんてマジでナンセンス。
安い服、安いサービス、安いご飯、これ以上安いを求め続けると、もっと貧困になる。
安い服は一見魅力的かもしれない。けど、一度慣れてしまったらそこから抜け出せない。いつも言うように、安い物の裏には何かある。
安いお金でいいサービスを求め過ぎだし、そして安い給料で皆働き過ぎ。
私はお金を払う事ってとても良い事だと思うんです。
安っぽい物に高いお金を払わなくても良いけど、いいサービス、良い服、良いご飯にはそれなりの対価がないと、成り立たないとおもう。
チップ制度もNYにいて何でこんなサービスにチップ払わないといけないの?って思う事もあるし難しいとは思うけど、私は良い事だと思います。
というか、チップ制度くらいないとレストランで働いている人や美容師さん、その他サービス業の人達ってやって行けないんじゃないかなって思う。
お金があまり好きではないのでお金について深く考えた事なかったんだけど、このまま人口が減り続け、貧困が進む日本でビジネスをし続ける事はとても危険な事何じゃないかなと私は個人的に思いました。
日本の問題と言うのは日本にいるとなかなか気づかない事が多い。
海外に出て、日本の遅れや、問題が浮き彫りになる。
でも、貧困が進む中、海外に出られる人達と言うのはかなり限られている。
年に2回、海外旅行にいけないのは貧困にあたるそうです。きっと20代で年に2回海外旅行が出来る人達っていうのは、かなり限られてると思ってます。
さらに休みが取れないと言うのも日本のまた別の問題ですよね。
重労働、低賃金。
これってファストファッションの裏側で働いている発展途上国の人達と同じ状況なんですよね。
辞めたら次の仕事が見つかるか分からない。だから辞められない。これも又同じ問題。
この不のループから抜けるには、どうしたらいいの?若者はなにをすればいいですか?という質問がInstagramで沢山届きました。
私なりの答えは、一人一人がしっかり考えて行動していかないと行けないと思う。しっかり日本の問題、政治と向き合い、選挙で投票しないと行けないと思う。
日本の若者は何も考えていない人が凄く多いように感じます。
私は幼い頃から、世界の不平等さに納得がいかない子どもでした。ずっと昔から世界で起こっている事に考えていたし、中高では学校教育制度に疑問を持っていたし、日本で起こっている事、日本の教育の良し悪し、安い洋服の裏側、表側、世の中の悪、善、政治についてなど、考えながら行動してきました。
それによって私は貧困層にはあたりません。
ずーっと頭で考えながら、行動に移し、全て善の方向に持って行く形でビジネスをしています。お客様に最高の“良い”商品を届ける事は大前提で、自分だけが得をする形でビジネスやサービスでもないし、私のビジネスモットーは社会貢献をし続ける事です。(私のビジネスの仕方は又別の有料記事にあります)
安い洋服は買わない、作らない。日本の教育を鵜呑みにしない。
考えて行動して来たからこそ今の自分があると思っています。
だけど、考える事をしない若い人達が本当に多いんです。
何も考えずに安い物やサービスを求め、メディアに踊らされ、政治にも興味を持たずに高齢者の政治家に好き勝手やらせて、安い物、安い生活に慣れてしまうと、気づいた時には貧困層です。
大学にでたら良い企業に就職できる時代は終わったと思ってます。
大学に行かなくとも、考えながら自分のスキルをあげて行けば、奨学金地獄もないし、良い会社に就職出来る事もあるし自営で成功する事もある。
今からでも遅くないので、考える事を始めて見てください。沢山勉強してみてください。じゃないと、本当に日本は終わると私は思ってます。
考える教育っていうのをもっと導入させるべきです。
何も考えずに安いを求める人が多いから、日本は貧困問題に直面しているんじゃないかと思いました。
ファストファッションの裏で働いている人達の事は人ごとだと思って安い服を買い続けていた人達が、今その労働者側になっているケースを目の当たりにしてます。
だから世の中で起こっている事に真剣に向き合わないといけないんだと思う。
世界のどこかで起こっている事だから〜ってほっといて消費者になり続けると、いつか自分に戻ってくる。