【2023年版】フランスのグランゼコールとは何か?詳しく説明します!(大学との比較、プレパとは?など基礎編)
フランスは、世界的にも独自の教育システムで運営されています。このフランス教育システムは、アメリカに大きく影響を受けて作られた日本のシステムとはかなり違い、よく理解できないときがあるってことありませんか?
例えば、「グランゼコール」
こんな教育機関が身近ではない日本人にとってはとてもわかりにくいもの。
そのせいで、グランゼコールを、
異様に神格化
大学と混合して誤解
留学するにも同等レベルの学校にいけない
なんてことがおこっています。
ということで、この記事では、フランスのグランゼコールとはどういったものか、より理解を深めていきましょう!という目的で書きました。
これを読むことで、多少でもグランゼコールのイメージを明確にして、平等な視線で日本と比較できる視点が生まれることができれば幸いです。
(ちなみに、いまだに実現されていませんが、この記事は私に時間が空き次第追記される予定となっています。現時点の記事だけで終わりではありませんの続きはしばらくお待ちください)
でわでわ、「フランスのグランゼコールの世界に」Let's go!
まず、フランスのグランゼコールって何?
だいたい最初からよくわからないのが、グランゼコールの立ち位置ですね。エリート養成学校とかよく言われますが、大学とどう違うの?って思ってしまうのが普通だと思います。
まあ、近年は、グランゼコールも多岐に渡っていて、一概に「これだ!」とも言えなくなってはきているのですが、
歴史的に言いますと、グランゼコールはフランスの公務員のさまざまな機関の公務員を訓練することを目的として作られた学校です。
国が上に立ってガンガン進めていくのがフランスだったので、優秀なエンジニアの公務員を持つことは重要なことだったんですね。なので、グランゼコールの基本は理系のエンジニア系がほとんどでした。例外として、文系では、高等教育機関の教員や研究者の養成を目標とし、高等師範学校(École normale supérieure、略称 ENS)がありますが、
通常は、フランスの弁護士、医師、経済学者、研究者、教授を養成することは、主に大学の役割とされていました。
なので、現在でも基本的には、弁護士、医師、経済学者、研究者、教授職は、大学。その他はグランゼコールが優勢となっています。
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