悪口を言わないこと
以前何かで、人の悩みの多くは対人関係によるものだ、という文章を目にしました。
人は生まれた瞬間から家族という集団に属します。
子は親からしか生まれてきませんから当然のことです。
そして、成長するにつれて社会との接点が多くなり、他人と関わることが増えます。
マズローの欲求五段階説からも、欲求の階層が上がるにつれて他人に依存しなければならなくなっていくことがわかります。
本能的に人間はそうプログラムされているのでしょう。
結局、人は生きていく上で他人との関わりの継続に最も重きが置かれます。
たとえ、それが悩みを生み出す元凶であったとしても。
ぼくはそのことを知っているから、愛想笑いや、顔色を窺って本心では思っていない同調をすることがあります。
その人との関係を維持するためには仕方のないことだと割り切っているからです。
特に他人が他人の悪口を言っているのを聞くのはつらい。
でも、話をやんわり合わせてしまう自分もいます。
ぼくなりの防衛反応なのでしょう。
変に波風を立てないように振る舞おうとします。
自分ってずるいなと思うことも少なくありません。
その代わり、ぼくは自ら人の悪口は言わないようしています。
悪口は他人との関係性に大きく影響を及ぼすからです。
例えば、AさんがBさんの悪口をCさんに言った時、CさんはBさんをあまり知らなくても、Bさんに対する先入観が生まれます。
その先入観は、BさんがいざCさんと関わる機会があった時、悪い影響を及ぼすでしょう。
悪口は何も良い影響を与えません。悪口を言った人に満足感を与えるだけです。
悪口がなければ、他人との関係はもっと素晴らしいものになると考えています。
せっかく同じ時代に生まれ偶然出会った者同士、けなし合うのではなく、
励まし合って生きていきたいですよね☺︎