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売れっ子イラストレーターの超絶技法を無料で学べちゃう方法

詐欺みたいな安いタイトル

『売れっ子イラストレーターの超絶技法を無料で学べる方法』。詐欺みたいなタイトルですね。タヌキに化かされそうですね。イラスト業界の方は、こんな安っぽいタイトルをつけてどういうつもりだと渋い顔をされていることでしょう。僕も、我ながら酷いタイトルだと思っています。しかし、こんなタイトルに釣られてこの記事を読んでいるイラストレーター志望の方、特に中高生、そしてその親御さんにこそ読んでいただきたい話です。

noteで有料記事を買う前に


これは予言でもなんでもなく、既に皆さんお気づきのことだと思いますが、今年、noteでイラストレーターの仕事内容・ノウハウ・稼ぎ方・この仕事についた経緯などなどを紹介する有料記事が、爆増します。当の僕自身も、そういう記事を準備中です。

この先、楽しくためになる記事がズラッと並ぶ予定の我がnote


構想中の企画がいくつもあります。初めて本を出すことになった経緯や、駅の壁画を描くことになった話、そして、なぜ絵を描く仕事をすることになったのか。あぁ、早く有料記事を書きたい。そして購入していただきたい。あわよくばさっさと、メンバーシップも開設して、たくさんの方に加入していただきたい。チップを!チップをください!

でも、ちょっと待ってください。

イラストレーターになりたいと思っている方。特に、先ほどあげた中学生、高校生の方々。大人の方もそうですが、先ほど列挙した仕事内容、ノウハウ、稼ぎ方などの記事に課金するのは、正直ちょっと、いや、かなり早いです。そういう記事を読みたい気持ちもわかります。すごくわかります。同業者で興味を持ってる人はガンガン読むべきだし、買うべきだし、メンバーシップにも入るべきだと思います。既にある程度イラストレーターとして歩み始めていたり、イラストレーターやってるけど、もっと売れたいし、覚醒したいと思っている方も読むべきだと思います。あと、単純に読み物としても面白いでしょう。ただ、中高生や、興味を持ち始めたばかりの人が課金するのは、やや早いのではないでしょうか。しかし、そんな方々が売れっ子イラストレーターの超絶技法や、売り込み方を無料で読んで学べる方法があります。

noteよりも、イラストノート

世の中には、イラストノートという雑誌があります。

誠文堂新光社から出ている雑誌です。白根ゆたんぽさん、木内達朗さん、OHGUSHIさん、その他にも、すごいイラストレーターの方々の絵が紹介されているだけでなく、何とその描き方のノウハウまでも掲載している雑誌です。

このように、イラストレーターにとっては企業秘密と言っても過言ではないようなテクニックが、なんと写真付きで事細かに紹介されています。もちろん、noteやSNSをやられていない方の技術も紹介されています。それだけでなく、特集によっては、イラストレーターの売り込み術や、編集者が求めるイラストレーターの要素など、イラストで食べていきたい人に向けた情報がミチミチに詰まっている雑誌なのです。

いや、雑誌じゃん!
無料じゃないじゃん!
買わなきゃダメじゃん!

石を投げないでください。痛い痛い痛い。わかります。そうですよね。雑誌です。有料です。あと、いまnoteに有料記事を展開したり、準備してる同業の方も石を投げないでください。ていうか、この提案は今後イラストに関するnoteの有料記事を考えている自分自身の首をグイグイ絞めているのもわかっています。その上での提案です。ただやはり、中高生がいきなり有料記事を安易に購入する前にこういう知識は必要だと思うのです。

雑誌は借りることができます。

上の3つの画像は、パッと思いついたいくつかの自治体の図書館の検索ページです。そうです。図書館です。イラストレーター志望の中高生。あなた方がまず見るべきなのは、noteの有料記事ではなく、図書館の検索ページなのです。図書館で借りられるイラストノートを全部借りてください。イラストノートがなかったら、イラストに関する書籍・雑誌を片っ端から借りて、端から端まで全部読んでください。その上で描いてください。

借りて、読んで、描く、そして見せる。


この人の絵に憧れる、この人の絵が好きだと思ったイラストレーターの絵、この人の絵なら真似できるかもしれないと思った絵を描いて下さい。そして、絵を人に見せて下さい。私は、こういう絵を描いていますと。周りの人や、SNSにUPしてください。売り込みに行ってください。もしかしたら、本当に仕事がもらえるかもしれません。金額や著作権のことなどで悩むかもしれません。イラストのお金や著作権に関する本も図書館に置いてあることがあります。検索して借りてください。

カーリルという、全国の図書館の蔵書情報と貸し出し状況を簡単に検索できるサービスがあります。

また、最寄りの図書館の検索ページで出てこない場合、図書館に置いてある「予約・リクエストカード」に記入して窓口に持っていけば、県内の図書館に蔵書があれば、取り寄せてくれます。

イラストノートがキッカケだった

なぜ、こんなにイラストノートを推しているかというと、僕がイラスト業を始めたキッカケの雑誌だからです。僕は、大学は映画学科で、就職したのはCM制作会社です。映画やCM、映像の世界に憧れていたからです。絵は子供のころから好きで描いてましたが、それで食べていくつもりは全くありませんでしたし、食べていけるとも思っていませんでした。しかし、どうにも映像制作という仕事が性に合わず鬱々としていた時に、たまたま本屋さんで手に取ったのが、イラストノートです。

僕の本棚のイラストノートの一部です。

ペラペラとめくって読んでいたら、絵を描く楽しみを思い出し、また描くようになりました。気がつけば映像制作という仕事に見切りをつけて、会社を辞めていました。そして今、イラストやコンテを描いて食べています。

illustrationもオススメ

イラストノート以外に、illustration という雑誌もあります。こちらはノウハウ系はあまり載っていませんが、イラストレーターの作品と、その人となりがわかるインタビュー記事などが多めです。こちらもよく購入していた雑誌です。図書館で検索される際は、両方探されることをオススメします。

イラストレーションはイラストレーター同士の対談や、鼎談が多め

何年も前の、noteが一般的でなかった時代のアドバイスなんて、古臭いかもしれません。図書館とかダル!ググるわ!YouTube見るわ!かもしれません。売り込み方も変わってきているでしょう。しかし、それらのメディアで紹介されていない超絶技法が載っていることは確かです。絵を描くという基本的な技術はそう変わりません。読んだら、あとはもう描くだけです。結局、描かないと売れませんし、仕事は来ません。それでは、図書館の検索ページに飛んでください。

読んでいただきありがとうございました。最後になりましたが、ここでお気づきになりましたでしょうか。そうです。僕は、イラストレーターでありながら、イラストノートにも、illustration でも紹介されていません。残念ながら!そこそこ仕事してるつもりではおりますが、まだまだこの程度では部数が伸びるほどではなないということでしょう。もっと、精進が必要です。お互い頑張りましょう。あと、あからさまに安っぽい怪しいタイトルには、本当に酷いものが混じっている可能性があります。お気をつけください。それでは。

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