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イラストレーターをフォローすることを極力避けていた理由

最近イラストレーターをフォローしまくっている

これを読んでくださっている中にも、既にお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、このウラケン・ボルボックス。最近になって、イラストレーターの方をフォローしまくっています。X、Threads、note。ガシガシフォローのボタンを押しまくっています。

逆に、ここ何年かはイラストレーターの方をフォローすることを意識的に避けていました。何故か。理由は一つです。

メチャクチャ影響を受けやすい

僕は非常に影響を受けやすい人間です。現に、アカウントだけ作って長年放置していたnoteを、今年の元旦から投稿し始めたのは、フジワラヨシトさんの影響です。

映画紹介イラストを見れば映画紹介イラストを描きたくなるし、エッセイ漫画を読めばエッセイ漫画を描きたくなるし、動物イラスト図解を読めば動物イラスト図解を描いてしまう。

しかも、自分で言うのもなんですが、小器用なので、割とそれっぽく描けてしまいます。実際、エッセイ漫画にしろ、イラスト図解にしろ、描いたことによって繋がった仕事がいくつかあります。

ただ、コンテンツを描きたくなるのはまだギリOKですが、問題はタッチです。

人のタッチを見ると描いてみたくなる

小器用な人間の問題点です。見て、できそうなら描いてみたくなる。描くと人に見せたくなる。そこそこいい感じの出来だから、仕事が来ちゃう。

ただ、そういうことを続けていると、どうなるか。

絵がブレっブレになる。

エッセイ漫画、イラスト図解、映画紹介イラスト、全部使っているタッチが違います。媒体も、ターゲットも、扱うテーマも違うので当然タッチもその層に刺さるタッチに変えるべき。元々広告畑にいたせいか、自然とそういう発想になりました。

ただ、このまま影響ばかり受けていると自分のタッチが一向に定りません。まぁーブレっブレです。

自分のタッチを模索するというのは、イラストレーターの至上命題のように語られがちじゃが、タッチというものは、たくさんの量を描いていると、その人にしか出ない味のようなものが澱のように沈殿して、自然と浮き彫りになるのじゃよ…

中国の古文書に記されたというありがたいお言葉(虚偽)

的なことをどっかで聞いたこともありますが、新しい影響を次から次へと鍋の継ぎ足しスープのごとく注いでかき混ぜていたら、澱もへったくれもないワケです。

なので、一時期からイラストレーターをフォローすることを極力避けるようになりました。するとどうなったか、

イラスト関係のフォロワーが増えない

当たり前やないかい!

そもそも、XがTwitterだった頃から、映画系のことを多めに語るアカウントだったのですが、長女が生まれると子育て、外来種の本を出すために勉強を始めた頃から、生き物界隈や、外来生物、生物多様性、自然保護、にも興味が湧き出し、その後、オリンピックの本を出さないかと声をかけられ、オリンピックの勉強を始めたら、五輪と政治問題がトッピングされ、気がついたら、選挙が始まるたびにネコのキャラクターが選挙に行こう!とワチャワチャする、映画、育児、生物、政治のごった煮アカウントが完成していました。

その、ごった煮アカウントがこちら。ちなみに、去年の衆議院選挙の時のポストです。


そして、この鍋には、肝心のイラスト要素がほとんど入っていなかったのです。実際自分でもイラストに関することは、ほっとんど投下していなかったように思います。そんなアカウントに、イラストの情報が欲しい人が集まってくるワケがありません。もつ鍋食べたい人は、水炊きやには来ないのです。

そもそも、イラストの具材を入れていなかったのは、自分のようなレベルのものがイラストについて語れることはあまりないと考えていたのが大きいです。

自分のイラストの方向性とタッチが掴めてきた

じゃあ、何故今になって急にイラストレーターをフォローし始めたのか。

何年か影響を受ける要素を絞ったせいなのか、画業15年目になってようやく自分が描きたいイラストの方向性とタッチを掴めてきて、そう簡単にはブレない自信がついてきたからです。

おっっっそ!

という声が聞こえてきそうですが、自分の画業の大半はコンテライター仕事で、こっちの方は割と早い段階で自分のタッチに気づいていました。やはり量を描くというのは必要なことだったのだなとも思います。

(↓ちなみに、コンテライターとはこういうお仕事です。)

これからは避けずにどんどんフォローします!

同業者の皆様。影響を受けるのが怖くて、何年もビビってフォローを避けていましたが、これからは、どんどんフォローさせていただきます。

そして、こんなイラストレーターでも思い返せば、本を出したり、DVDのパッケージを描いたり、キャラクターのデザインをしたりと、色々とお仕事をさせていただいているので、何かしら皆様に還元できる情報を発信できるはずです。

それでは、最後まで、読んでいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


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ウラケン・ボルボックス
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