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HONDAに感謝を伝えたくて

どうも、ウクモリ ヒロオです。

2021年のF1シーズンは、劇的な幕切れで終了しました。最終戦のアブダビGPでの出来事については、以前のnoteで書き綴りましたが、あの時の興奮は今でも冷め止まないまま。そんな状況下、ホンダのウェルカムプラザ青山で特別展示があると聞きつけ、行ってきました。今日はその時の話題です。

We did it together. ありがとう

「皆で成し遂げた、ありがとう」

壁面に掲げられていた言葉。マックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングと共に歩み続けたからこそ、ワールドチャンピオンを勝ち取ることが出来た…そんな感謝の言葉に、心を揺さぶられました。2015年にマクラーレンとタッグを組み、苦しみ続けたあの当時を思えば、活動を終了するホンダが最終的にこの言葉に辿り着けたこと、本当に嬉しく思います。

2018年のトロ・ロッソとの初年度。成績は別として、チームとエンジンサプライヤーとの信頼関係はとても良好なように感じられました。そして、翌年からのレッドブルとの関係性もまた、お互いを尊重し合い、選手も含め全員がタッグで…というファンから見ても、とても理想的な状況を保ち続けていたように思います。

だからこそ、ホンダ最後の言葉である「We did it together」という言葉が身に染みます。

HONDAの見納め

リアウィングとフロントに輝くHONDAロゴとエンブレムを眺めながら、私がF1を見始めたセナ・プロ時代を思い出していました。私はあの当時は、空力の先駆者・レイトンハウスが好きだったので、実は強すぎるマクラーレン・ホンダにあまり興味がありませんでした。

ただ、第3期後半のHONDAとしての参戦時、苦悩しつつもジェンソン・バトンがハンガリーGPで優勝した時に操っていたRA106(そしてスーパーアグリのSA06)は、今でも私のベスト3に入るマシンだったりするくらい惚れ込んでいたし、心の奥底から彼らのことを応援し続けていました。

だからこそ、ラストイヤーとなった今年、あの当時と同じくフロントとリアウィングにHONDAのロゴが復活したのを見て嬉しかったです。ただ、鈴鹿で観られれば・・・との想いも強く残っています。

青山で「ありがとう」
を伝えられて良かったです

来年からも水面下での協力関係は続くものの、ホンダとしてはF1の活動に区切りをつけました。特に2018年以降の軌跡も復活を見て、私自身はとても励まされ続けました。ファンの多くは、これだけの絶頂期に撤退することを残念だという想いを抱いています。ただ、自動車業界の今後の劇的な変化への対応を強化してゆきたいという決断は、企業として立派な判断だと私は考えています。

実際、次世代に向けた様々な取り組みや、魅力的な車種が増えつつあるホンダの状況を考えれば、日本の自動車メーカーが残れるかどうかも分からない将来に対する彼らの決断は、正しいものだったと感じています。2025年以降は、新たなエンジンサプライヤーの参入が噂されています。が、その判断も今後数年間の市場変化で覆る可能性があります。

そんな環境変化が起こる中、有終の美を飾ることが出来たホンダだからこそ、まずは「おめでとう」と「ありがとう」を青山で伝えられてよかった。特に彼らの奮闘から沢山の勇気やパワーを貰えたので、「ありがとう」が伝えられたことは本当に嬉しかったです。

また、いつの日か応援出来る日が来ることを願いつつ…ありがとうございました。こんなことを思いつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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