フォネティックコードはめちゃくちゃ大事ですというお話
お父さんです。
このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。
今回の記事について
今回の記事は、フォネティックコードについて書きたいと思います。イギリスで生活をする上で、非常にストレスな電話でのコミュニケーション。言いたい事を伝えるために、フォネティックコードは必須です。皆さんの参考になれば嬉しいです。
今回の記事では、フォネティックコード (phonetic code)について書きたいと思います。そもそもフォネティックコードって何だっけ?という所から書きたいと思いますが、Wikipediaによると、
「欧文通話表の中でも北大西洋条約機構(NATO)が定めた通話表である。無線通話などにおいて重要な文字・数字の組み合わせを正確に伝達するため、NATOによってラテン文字の通話規則を定めた。単に「フォネティックコード」とも呼ばれ、通話表として便利なため、NATOと関連がない組織でも使われている。この場合、一部の符号の規則が異なる場合もある。」
です。元々軍関係の通信の際に間違いの無いように定めたもののようですが、普段の生活の中でめちゃくちゃ使われてます。
具体的にどういう事かを例を出して書きますと、例えばイギリスで生活をしていると、どうしても電話をしないといけない事が出てきます。インターネットが繋がらなくなったとか、クレジットカードが突然が使えないとか、住所変更とか、ヒーターの調子が悪いとか、病院に行く時の予約とか色々です。最近はオンラインで完結できる事もかなり増えてきましたが、電話の方が早いとか、電話しろと書いてあることが時々あります。
この電話というのが非常にクセ者でして、英語が得意ではない私のような人間にとっては非常にハードル高い。もう電話をする前から緊張します。なぜかというと、当たり前ですが音声だけでコミュニケーションをしないといけないので、正確に聞き取れないとそもそも何を聞かれているか分からないし、答えようがないです。
結果的に「sorry, can you say once again? (ごめんもう一回言って)」とか、何度も同じことを繰り返し質問したり、質問の意図が分かって無くてトンチンカンな答えを言ってしまったりという事が頻発します。また質問を理解でき、且つ言いたい事を言おうと思っても、発音が悪すぎて全然伝わらないとかという事があります。で、電話が終わった時にはどっぷりと疲れているという事の繰り返し。。。マジで本当に悪夢です。
例えば覚えている苦い思い出の一つが、インターネット開通工事の時のできごと。工事予定日の予定時間になっても全然家に業者さんが来る気配がなくインターネットのConfirmationでも特に予定がアップデートされているわけでも無かったので「どうなってるのか電話してみよう」と電話した時のこと。まず15分くらい、電話がつながるのにたっぷり待たされた後の一連の会話が以下のような感じです。
先方:"Hello, how can I help you?" (どんなご用件ですか?)
私 :"今日インターネット開通工事なんですけど、まだ来ないんですけど"
先方:"What is your confirmation number(予約確認番号教えて)"
私 :"NW492DM3です”。
が、まずここで大変です。最初のNWの”N”を伝えるのに、たぶん2分
くらいかかったと思います。普通に私のつたない英語だとNなのかM
なのかが全然伝わらない。こういう時にフォネティックコードが頭に
入ってれば、"N for November"と言えば、速攻で相手も理解できるの
だと思いますが、当時そんな事を知らない私はひたすら”エヌ、いやエ
ムじゃない!”と一生懸命に電話の相手に対して大きな声で伝えてまし
た。全然伝わりませんでしたが。。。更に悲劇なのが次です。
先方:"What is your name?(名前は?)"
私 :"〇〇○○だけど(相手に一ミリも馴染みのない日本語の名前)"
先方:"・・・。Can you spell it? (スペル言って)?" 明らかに伝わってない。
私 :これまた、私の名前はアルファベットで合計14文字もあるので、1文
字ずつ相手と確認しながら言うのが時間かかる。もう苦痛です。。
こういう時に、フォネティックコードが頭に入ってれば簡単に伝える事ができます。イギリスでは、いわゆる英語をネイティブで話す人達ばかりではないので、電話の相手も間違いの無いように辛抱強く待ってくれます。そもそも電話の相手の英語も訛ってます。したがって、大事なのはゆっくりでも良いので確実に言いたい事を伝える事です。そのための便利なツールがこのフォネティックコードです。もう一度下記の図を見てもらうと、本当によくできていて、間違いようのない言い回しで、日本人にも発音しやすい単語が並べてあります。私はこのフォネティックコードを知って以来、印刷して常に我が家の冷蔵庫に貼ってました。で、何か電話で解決する必要がある時に、冷蔵庫の前まで行って一生懸命電話をしていたという感じです。
という事で、
「フォネティックコードはイギリスで生活するのに不可欠!」
という記事でした。今回も長々と書いてしまいましたが、読んでいただきありがとうございます。皆さんの参考になれば嬉しいです。
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